「肩こりがひどくて眠れない」
「肩こりの痛みをどうにかしてとにかく眠りたい」
肩こりがひどくてなかなか寝付けない夜は、我慢していても寝付けないし、かといって布団から出るのも億劫で…何かいい対処方法はないか、お探しなのではないでしょうか。
肩こりの痛みで眠れない夜が今日初めてなのであれば、いますぐできる肩こり対処法で、ひとまずは眠りにつきましょう。
対処法 | 所要時間 | ベッドの中で完結 |
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仰向けで寝る | 〜1分 | ◯ |
ツボを押す | 〜5分 | ◯ |
ストレッチをする | 〜10分 | ◯ |
肩周りを温める | 〜5分 | × |
鎮痛剤を使う | 〜5分 | × |
しかし、もし慢性的な肩こりの痛みに悩まされているようであれば、夜寝る前や日中にも、肩こりを解消するための習慣を取り入れたり、長期的な目線で根本改善を検討する必要があります。
なぜなら、肩こりの痛みの原因は、肩だけにあるとは限らないからです。
そこでこの記事では、いますぐできる肩こりの対処法や、肩こり解消のために取り入れたい習慣をお伝えしながら、根本改善についても詳しく説明していきます。
本記事のポイント |
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・いますぐできる肩こり対処法が分かる |
この記事を読むことで、ひどい肩こりを緩和させる方法がわかり、毎日の眠りが格段とよくなるでしょう。
まずは、いますぐその場でできる肩こり対処法を試して、朝までゆっくりお休みください。
そして明日の朝、肩こりを寄せ付けない生活習慣や、根本改善についても、ぜひ読み進めてください。
目次
1. 肩こりで眠れない夜にいますぐできる対処法
肩こりの痛みがひどいだけでなく、そのために眠れないのはとてもつらいですよね。
明日の仕事や生活にも影響が出てしまうのではないかと、どんどん不安な気持ちが募ってきているのではないでしょうか。
「眠れない」と思ったまま横になっていても、肩こりの痛みは取れません。
いますぐに肩こりの痛みを和らげて眠りにつくことができるよう、まずは以下の5つの方法を試してみましょう。
いますぐできる肩こり対処法 |
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1. 仰向けで寝る 2. ツボを押す 3. ストレッチをする 4. 肩周りを温める 5. 鎮痛剤を使う |
どれもすぐにできるものばかりですので、「本当にこんなことで楽になるの?」と思われるかもしれませんが、まずは騙されたと思って試してみてください。
スッと体の緊張がほぐれていく感覚が感じられたら、今夜はもうスマホの明かりを消して、そのまま眠ってくださいね。
1-1. 仰向けで寝る
仰向け寝は肩や首への負担を軽減し、全身の力を抜きやすい寝姿勢のため、肩こりを和らげる最適な寝方と言えます。
仰向けに寝ることで肩周辺の筋肉がリラックスし、血流が良くなるため、自然と筋肉のこりがほぐれやすくなるのです。
一方、横向き寝だと、肩に体重が乗って負担がかかりやすくなってしまいます。
背中のような広い面で体重を受け止められないため、肩や腰などの出っ張った部分に負担が集中してしまうからです。
体の重みで肩が圧迫されて周辺の血流が悪くなったり、巻き肩になったりするために、より肩こりの痛みが助長されてしまいます。
肩こりを和らげる仰向け寝には、以下のようなポイントがあります。
肩こり緩和のための仰向け寝のポイント |
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・あごを突き出さない、引きすぎない ・手を体の横に置く ・手のひらを上(天井)に向ける ・膝を軽く曲げて足の裏をベッドにつける |
膝を軽く曲げることで、背骨のカーブが自然な位置に整うため、腰が痛くて仰向け寝が苦手な方は、膝の下にクッションなどを置いて寝るのもおすすめです。
正しい仰向け寝の姿勢を取ったまま、ゆっくりと手のひらを下(床)の方に向けたり上(天井)の方に向けたりを繰り返すだけでも、胸筋や肩甲骨周りの筋肉の緊張が少しずつほぐれるので、合わせてやってみてください。
1-2. ツボを押す
ツボ押しは体の緊張をほぐし、血流を促進する効果があります。
肩こりを和らげるツボを押すことで痛みが緩和されるとともに、肩周りの緊張がほぐれることで、交感神経のバランスが整って眠りにつきやすくなります。
仰向けになったままで押すことのできる、肩こりを和らげるツボは以下の6箇所です。
※ツボの位置には個人差があるため、図は目安にしてください。
それぞれのツボの位置と押し方は以下の通りです。
◾️風池(ふうち)
耳の後ろにある骨を首の方に沿って下りていくと、最初にあるくぼみです。
仰向けになったまま、頭全体を手で覆うように両手を添えて、親指で押します。
◾️天柱(てんちゅう)
風池からそのまま首の中心方向に親指をずらし、首の後ろの筋肉の両サイドに突き当たるくぼみです。
仰向けになったまま、親指を当てて頭の重みで押します。
◾️肩中兪(けんちゅうゆ)
首を起こした時に出る骨に薬指をあて、人差し指がくるところです。
仰向けになったまま、首の前から反対側の手を回し、人差し指または中指で押します。
◾️肩井(けんせい)
肩に自然に手を置いたときに中指が当たる辺りです。
肩に対して垂直方向に、少し痛みを感じる程度に力を入れて押します。
◾️中府(ちゅうふ)
鎖骨を反対側の手で外方向になぞっていくと突き当たる、肩関節との間に開いている大きなくぼみの辺りです。
仰向けになったまま、鎖骨から指一本分下の部分を垂直に押します。
◾️合谷(ごうこく)
手の甲側の、親指と人差し指の骨が交わる部分にあるツボです。
反対側の手で、人差し指の骨の方に向かって押します。
ツボを押す際は、ぐいぐいと押さず、以下のようにゆっくりと行うのがポイントですよ。
肩こり緩和のためのツボ押しのポイント |
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・息を止めない ・気持ち良いと感じる程度から、少し痛いと感じる程度の強さで押す ・3秒かけてだんだんと押す力を入れていく ・3〜4秒押し続ける ・3秒かけてだんだんと押す力を緩めていく ・一箇所あたり2〜3回 |
押してみてしこりを感じるところや気持ち良いと感じるところ、また逆に痛みがひびく感じのするところがツボにあたります。
呼吸を止めずに、リラックスしながらやってみてくださいね。
1-3. ストレッチをする
仰向けになったままできるストレッチで、肩甲骨周りの筋肉をほぐして、肩こりの痛みを緩めていきましょう。
以下のポイントを踏まえつつ、これから紹介する仰向けのままできるストレッチを実践してみてください。
肩こり緩和のためのストレッチのポイント |
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・息を止めない ・反動をつけない ・ゆっくりと気持ち良く感じる範囲で行う ・炎症や怪我が原因の場合は行わない |
腰に負担がかかる場合があるため、どのストレッチも軽く膝を曲げた状態で行います。
それぞれ気持ち良いと思う範囲で、20秒ほど行ってください。
◾️おねがいポーズのストレッチ
「原因はわからないけどとにかく痛い」という、肩こり全般に効果のあるストレッチです。
① 顔の前で両手を合わせ、「おねがい」のポーズをする
② 両方の手と肘をつけたまま、息を吐きながら頭の方にゆっくり動かす
③ 息を吸いながら顔の前にゆっくり戻す
大きく動かすほど効果がありますが、筋肉に緊張や痛みを感じる場合は、痛くなる手前で止めてください。
◾️二の腕伸び伸びストレッチ
肩甲骨を固めてしまっている広背筋をほぐすストレッチです。
① 片方の腕を頭の上に持ってくる
② 反対側の手で肘をつかむ
③ 呼吸を止めずに20秒間引っ張る
腰や背中が床から離れないように意識して行ってください。
◾️肩甲骨寄せストレッチ
肩こりの人に多い、猫背や巻き肩を改善するストレッチです。
① 仰向けの状態で、ひざを軽く曲げる
② 腕を曲げて天井に向かって「小さく前へ倣え」の姿勢になる
③ 肘を体の脇につけたまま、手を外側に大きく開いてキープする
手を無理に床につけようとせず、胸が開いているのを意識して行います。
◾️腕ねじりストレッチ
肩を付け根から動かし、肩甲骨周りをほぐすストレッチです。
① 両腕を横に大きく広げる
② 右手のひらを上(天井)に、左手のひらを下(床)に向ける
③ 左右の手のひらの向きを変える
ゆっくりと、手のひらが肩の付け根や胸の延長であることをイメージしながら動かしてください。
◾️ごろごろストレッチ
肩甲骨を固めてしまっている広背筋を大きく動かすストレッチです。
① ひざを胸に引き寄せて両手でかかえる。
② 顔を天井に向けたまま、体全体でゆっくり左側に転がる。
③ 同様に、右側にも転がる。
気持ち良いと感じる回数だけ、何度でも行います。
反動をつけず、ゆっくりと行うのがポイントですよ。
1-4. 肩周りを温める
肩周辺を温めると血行が良くなり、肩こりの痛みが緩和されます。
首の付け根から肩甲骨あたりにかけて、以下のような方法で温めます。
・湯たんぽ
・カイロ
・蒸しタオル
・温湿布
ベッドから抜け出す必要はありますが、肩や腕を動かすこともつらい状況では、とても簡単で即効性もある便利な方法です。
ただし、筋肉や筋膜が炎症を起こしている場合には、温めるのは逆効果になってしまいます。
日中に筋肉を痛めるような出来事があった場合には、冷やすことで痛みが治まりますので、決して温めないようにしましょう。
1-5. 鎮痛剤を使う
肩こりの痛みをいますぐなくしてすぐに眠りたい場合には、痛み止めの薬や鎮痛成分を配合した湿布薬・塗り薬などを使いましょう。
痛みを伝える神経や患部に直接作用するので、比較的早く肩こりの痛みが軽減されます。
ただし、鎮痛剤を使えば肩こりの痛みは一時的に和らぎますが、効果が切れると痛みはぶり返します。
肩こりには必ず原因があり、原因を解消しない限り痛みはずっと続くため、生活習慣の見直しや根本原因へのアプローチを検討してみてください。
いますぐできる肩こり対処法で痛みが和らいだら、今日のところはぐっすり眠り、また明日の朝になったら肩こりを解消する生活習慣について見ていきましょう。
2. 肩こりで眠れない!を解消する7つの習慣
肩こりは、姿勢や血行の循環不良など、日々の悪い生活習慣によって蓄積されていくものです。
生活習慣に少し工夫を加えることで、症状の緩和が期待できます。
肩こりの痛みを緩和する習慣は、7つあります。
・夜寝る前に取り入れたい習慣2つ
・日中に取り入れたい習慣5つ
それぞれ生活の中に取り入れて、眠れない夜を繰り返さないようにしましょう。
2-1. 夜寝る前に取り入れたい習慣
夜は一日の疲れを癒し、心と体をリラックスさせることで、肩こりの痛みを和らげることができます。
以下に挙げる習慣で、肩周りの筋肉の緊張をほぐしましょう。
肩こり緩和のため夜寝る前に取り入れたい習慣 |
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・体を温める ・アロマでリラックスする |
それぞれ具体的なやり方を見ていきましょう。
①体を温める
体を温めると血行が良くなり、肩こりを緩和させることができます。
なぜなら、体が冷えて血管が収縮すると血液の通り道が狭くなり、痛みを感じる物質が流れず肩周囲に溜まることで、痛みを感じさせるからです。
そのため、体を温めて血液の通りを良くすることが、肩こりの緩和に有効なのです。
夜寝る前に体を温める方法としては、以下がおすすめです。
◾️半身浴をする
38〜40℃程度のお湯に20分ほど浸かることで、血流が促進され、肩や首の筋肉の緊張が和らぎます。
半身浴はリラックス効果が高く、心身ともにリフレッシュできるため、肩こりの改善や快眠にも効果的です。
◾️体を温めるお茶を飲む
寝る前に生姜湯やハーブティー、ほうじ茶など、体を温めるお茶を飲むことで血行が良くなり、肩こりが緩和されます。
カフェインレスのお茶を選べば、寝付きを妨げられることもありません。
②アロマでリラックスする
肩こりが原因で眠れなさそうな夜には、アロマを取り入れるのがおすすめです。
ラベンダーやカモミールなどリラックス効果のあるアロマオイルを使うことで、交感神経のバランスが整い、筋肉の緊張が緩和されます。
そもそも夜の肩こりは、交感神経のバランスが乱れて、寝る時間になっても筋肉が緊張状態から解放されないことによって起こるのです。
心身ともにリラックス状態になることで、肩こりの不快感が和らぎます。
寝室にアロマディフューザーを置いたり、枕にアロマスプレーを軽く吹き付けたり、自分のとって心地よい空間を作りましょう。
好きな香りに包まれることで、心も体もほぐれ、眠りに入りやすくなります。
2-2. 日中に取り入れたい習慣
身体の使い方や生活リズムを整えることで、肩こりの予防や緩和効果が期待できます。
日中の過ごし方に、ほんの少し肩こりの緩和を意識した習慣を取り入れましょう。
肩こり緩和のため日中に取り入れたい習慣 |
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・朝起きたら日光を浴びる ・脂質・糖質・塩分の摂取を控える ・夕方に有酸素運動をする ・腹式呼吸を意識する ・正しい姿勢を意識する |
それぞれ具体的なやり方を見ていきましょう。
③朝起きたら日光を浴びる
朝起きたら15分ほど日光を浴びることで、自律神経が整い、肩こりの緩和ができます。
朝に日光を浴びると体内時計がリセットされるだけでなく、セロトニンという神経伝達物質が体内で形成されることで、交感神経のバランスを整えてくれるのです。
セロトニンの主な作用には、ほかに以下のものがあります。
・痛みの伝達を抑制する
・脳を覚醒させる
・身体の活動性を高める
・食欲をコントロールする
・姿勢制御の筋肉に作用し姿勢をサポートする
直射日光の場合は15分程度、窓越しの場合はカーテンを開けて30分ほど意識的に日光を浴びることで、自律神経を整え、肩こりの不快感を緩和することができます。
④脂質・糖質・塩分の摂取を控える
肩こりの緩和には、日頃から脂質や糖質・塩分の摂取を控えめにすることが大切です。
なぜなら、脂質や糖質・塩分を摂りすぎると体内の水分バランスが崩れ、むくみや血行不良を引き起こすからです。
血行不良になると、全身に酸素や栄養を行き渡らせる働きが弱まり、代謝の低下を引き起こします。
老廃物が血管に溜まりやすくなることで、肩こりを悪化させてしまうのです。
以下の場合には、日頃から脂質や糖質・塩分を摂りすぎている可能性があります。
・時間がないからと、片手で食べられるもので食事を済ませがち
・野菜不足を補おうと、野菜ジュースをよく飲んでいる
・味付けの濃いものが好き
食生活は日頃からバランスを心がけることが大切ではありますが、もしも日中に上記のような食事を続けてしまったら、夜には水分を多く取ったり、食事の味付けを控えめにしたりして、調整するようにしましょう。
⑤夕方に有酸素運動をする
夕方にウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動をすることで、肩こりの緩和と良質な睡眠を手に入れることができます。
有酸素運動をすると、全身の血流が促進されて肩周りの筋肉がほぐれます。
また、体温がもっとも高くなる夕方に小一時間ほど運動を行うことで、深部体温が就寝時間に向けて自然と下がるため、スムーズに眠りにつきやすくなるのです。
夕方にウォーキングや軽めのジョギングをしたり、一駅前で電車を降りて歩いて帰るなど、30分から1時間程度の有酸素運動を取り入れると、肩こりが和らぐとともに、夜の寝つきが格段に良くなるでしょう。
⑥腹式呼吸を意識する
腹式呼吸を取り入れることで、肩こりを和らげることができます。
呼吸が浅いと、肩や首に余計な力が入り、筋肉が緊張してしまいます。
深くゆっくりと息を吸い込む腹式呼吸をすることで、体全体がリラックスし、肩の力が自然に抜けていいくのです。
仕事や家事の合間に、以下の要領で気がついた時にいつでも腹式呼吸をして、筋肉の緊張をほぐします。
・5秒かけて鼻からゆっくりと息を吸い込む
・吸い込んだ息でお腹をしっかり膨らませて5秒間息を止める
・口からゆっくり10秒かけて息を吐く
これを1分ほど繰り返すことで、肩や首の緊張が和らぎ、気持ちも落ち着いてくるのを感じるでしょう。
⑦正しい姿勢を意識する
デスクワークやスマホ使用時に正しい姿勢を意識することで、肩や首への負担を減らし、肩こりを防ぐことができます。
猫背や前傾姿勢では肩や首の筋肉に必要以上に負担をかけてしまうため、肩こりの原因になるのです。
その一方、正しい姿勢を意識するだけで、筋肉の負担を軽減することができ、肩こりの予防や緩和に繋がります。
特に、長時間座っている際は正しい姿勢を保つために、以下のポイントを意識しましょう。
① 座骨を座面に当てる
② 足裏を床にしっかりつける
③ 膝が直角になるよう座面の高さを調整する
④ 椅子に深く腰掛ける
⑤ 顎を引き、首を前に突き出さない
背筋を自然に伸ばし、頭が首の真上に乗っている状態を保ちます。
慣れないうちはすぐに崩れてしまうかもしれませんが、この姿勢は本来、体全体のバランスが自然に整っている状態なので、体のどこにも負担のない、楽な姿勢と言えます。
可能であればスタンドデスクを利用したり、椅子の代わりにバランスボールを使うと、正しい姿勢がとりやすく、肩や首への負担が減ります。
3. 何を試しても眠れない肩こりは、根本原因がほかにある可能性が大!
肩こりの原因は、肩や首周辺にあるとは限りません。
何を試しても肩こりが改善せず、眠れない状態が続く場合、根本原因がほかにある可能性が高いでしょう。
たとえば、足首や腰といった体の別の部位に問題がある場合や、自律神経の乱れが肩こりに影響していることもあるのです。
そもそも、自律神経の乱れ自体が、体の歪みから引き起こされているケースも少なくありません。
眠れないほどつらい肩こりは、体の歪みをなくしてバランスを整えることで、根本から改善され、解放される可能性があります。
4. 肩こりで眠れないなら根本改善が得意な整体に行くのがおすすめ
体の歪みを整えるのは、まさに「整体」の仕事です。
病院で痛み止めをもらったり赤外線を当てたりといった対処療法では、痛みや不調の一時的な緩和はできても、歪みそのものを改善することはできません。
体の歪みを整えて肩こりを根本改善したいなら、根本原因を突き止めて、歪みに直接アプローチすることのできる整体がおすすめです。
ただし、眠れないほどの肩こりを引き起こす根本原因の特定は非常に難しいものなので、本当の原因を見抜ける整体師と出会えるかどうかが、非常に重要と言えます。
なぜなら、ひと口に「整体」と言っても、気を整えたりリラクゼーションが目的だったりと、その種類や施術内容は幅広く、中には資格どころか体の構造についての知識がまったくなくても施術のできるものがあるからです。
整体院や整体師の選び方を間違えると、肩こりの根本原因にいつまで経ってもアプローチできないだけでなく、症状を悪化させてしまう危険性もあるため、必ず根本改善が得意な整体を選ぶ必要があります。
関連記事:整体の種類は3パターン!各整体のコースや効果、費用を徹底解説
5. 肩こりの根本改善が目指せるおすすめ整体院の選び方
整体院や整体師を正しく選ぶため、押さえておきたい選び方のポイントをご紹介します。
肩こりが改善できる整体選びのポイント |
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・有資格者がいる ・体全体のバランスを診てくれる ・短時間で精度の高い施術をしてくれる |
それぞれの項目について、どんなところを確認すればいいのか、詳しく見ていきましょう。
5-1. 有資格者がいる整体院かどうか
肩こりの根本改善がしたいなら、有資格者がいる整体院を選ぶことが大切です。
なぜなら、整体院を開業したり勤務したりすること自体は、特別な資格がなくてもできるからです。
資格がないということは、専門知識や技術を十分に持っていない可能性もあるため、症状を悪化させてしまうリスクがあります。
ここで言う「資格」とは、下記のような国家資格を指しています。
整体に関する国家資格
- 柔道整復師
捻挫・打撲・骨折・脱臼などの外傷に、手術ではない方法(手技や包帯固定など)でアプローチしたり、リハビリを行ったりする - 理学療法士
ケガや病気で身体に障害がある人・障害の発生が予想される人に対し、動作の回復や維持、障害悪化の予防を目的にした施術(運動療法・物理療法など)を施す - 鍼灸師
鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて、身体の自然治癒力を高めたり、身体の不調を緩和したりする - あん摩マッサージ指圧師
患部を押したり揉んだりすることで、身体の不調を緩和する施術を行う - 作業療法士
日常生活に必要な動作を改善するためのサポートを行う
これらは日本で認められている国家資格で、民間の資格は入っていません。
カイロプラクティックなど、国によっては医師免許が必要だったりWHO(世界保健機構)で代替医療として認められたりしているものもありますが、団体や協会が複数あったり認定基準が国や団体によって異なるため、日本国内では民間資格の扱いになります。
国家資格を持つ整体師であれば、体についての一定の知識や技術があることを国が認めていることの証明になるため、安心して施術を受けることができるでしょう。
5-2. 体全体のバランスを診てくれる整体院かどうか
肩こりの根本改善を目指すなら、体全体のバランスを診てくれる整体院を選ぶことが重要です。
前述もしましたが、肩こりの原因は肩そのものに限らず、体の別の部位の問題や自律神経の乱れから来ていることも多いからです。
そのため、生活習慣や仕事の内容、過去のスポーツ歴などの問診にしっかり時間をかけ、症状が現れている部位以外の歪みも含めて診断できる整体院を選ぶ必要があります。
整体院によっては「肩こり特化」や「頭痛特化」を掲げているところもありますが、根本改善を目指すのであれば、痛みの部分だけではなく、できるだけ体全体を診ることのできる整体院を選ぶのがおすすめです。
体全体のバランスを診て歪みを見つけ出し、根本原因にアプローチしてくれる整体院では、ぶり返しのない根本改善が期待できます。
触診による丁寧な診断とカウンセリングにしっかりと時間を割いてくれる整体院を選びましょう。
5-3. 短時間で精度の高い施術をしてくれる整体院かどうか
短時間で精度の高い施術をしてくれる整体院であれば、根本改善の期待度が上がります。
実は整体の施術効果は、施術時間に比例するものではありません。
むしろ短い施術時間のほうが体への負担が少ないだけでなく、症状の緩和も早いことが実証されています。
なぜなら、施術が長時間に渡ると、その時間中ずっと体に圧がかけられてしまうため、症状の緩和どころかかえって体を疲れさせてしまうからです。
根本改善が目的の整体は、リラクゼーション目的ではないため、そもそもいたずらに時間をかけて体を触るものではありません。
短時間で的確に痛みの根本原因にアプローチしてもらう方が体の負担も小さく済み、施術の効果も高まります。
参考記事:整体の施術時間は20分~1時間!実は「短いほど良いワケ」
6. 眠れないほどつらい肩こりはJITAN BODYにお任せください
画像出典:JITAN BODY整体院 葛西
JITAN BODYは東京都を中心に全国に70店舗以上を展開している整体院です。
痛みのないソフトな整体で【痛みの本当の原因】にアプローチするため、眠れないほどつらい肩こりの根本改善が目指せます。
JITAN BODYで、眠れないほどつらい肩こりの根本改善が目指せる3つの理由 |
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・院長、スタッフともすべて有資格者のみで運営 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
6-1. 院長・スタッフともに全て有資格者のみで運営
JITAN BODYは、院長以下すべてのスタッフが有資格者のみで施術・運営しています。
JITAN BODYの院長およびスタッフが持つ国家資格 |
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・柔道整復師 ・あん摩マッサージ指圧師 ・はり師/きゅう師 ・理学療法士 |
さまざまな国家資格を持ったスタッフが施術を行うため、幅広い症状に満遍なく対応できるのが強みです。
一人ひとり異なる骨格や痛みの度合いに合わせたオーダーメイド施術で、症状の再発防止を目指します。
「何をやっても良くならなかった」というお悩みの深い方ほど、JITAN BODYの施術の効果に驚くでしょう。
ぜひ一度、JITAN BODYのスタッフにご相談ください。
6-2. 手厚い初回カウンセリングや検査で根本原因を突き止める
JITAN BODYでは、根本原因を突き止めるための初回カウンセリングや検査を、じっくりと時間をかけて行います。
なぜなら、ひと口に肩こりと言っても、その痛み方や根本原因は人によって異なるため、体の状態を正確に把握する必要があるからです。
【JITANBODYのカウンセリング】
辛い症状を引き起こした根本原因を突き止め、適切な治療法を見つけるために、主に4つのステップで根本原因を突き止めていきます。
①問診票に記入いただきます。
こちらは、実際にJITAN BODYで使用している問診票です。
②問診票に記載いただいた内容を元に、下記のようなことをお客様の話しやすい雰囲気を心がけてお聞きします。
(※話せる範囲でお話いただきます)
・毎日の生活リズム
・どのようなお仕事をされているか
・食事に乱れはないか
・運動量はどれくらいか
・どのような動作に痛みを感じるか
・過去に大病やケガをされているか
③次に全身を撮影し、歪みを確認します。
④①②③を元に直接体に触れながら、症状を確認していきます。
実際には、整体師が触れるだけでなく、お客様にも体を動かしていただき、可動域や硬さなどを確認していきます。
施術の方向性は、ご相談の上、一緒に考えて決定します。
してほしくないこと、触ってほしくない箇所などもしっかりと確認し、極力ストレスのかからない施術を心がけているのでご安心ください。
カウンセリングや検査で根本原因がわかったら、痛くないソフトな施術で的確にアプローチして、体を整えていきます。
6-3. 約1万人の緩和事例から導き出した「20分」の施術時間
JITAN BODYの施術時間はポイントを押さえた精度の高い施術のため、入店〜会計まで1回約20分で完了します。(※初回カウンセリング時間は別)
短時間で行う精度の高い的確な施術こそが、体に負担をかけず高い効果が得られることが分かっているのです。
これは、実際に1万件以上の症例に対応し、根本改善をした実績から割り出された根拠ある数字です。
そのため、JITAN BODYでは全店舗で1回約15分程度の短時間の施術を行っています。
短時間かつ完全予約制のため、これまで肩こりを意識しながらもなかなか整体に通う時間の取れなかった方も、JITAN BODYでなら根本改善を目指すことができます。
6-4. 万全のアフターケアで徹底的な再発予防
JITAN BODYでは、施術後に、ご自分でできるセルフメンテナンス法をお伝えしています。
なぜなら、ご自分でアフターケアをしていただくことで、再発予防効果を高められるからです。
お伝えするセルフメンテナンス法は、症例に合わせた簡単にできるストレッチや体操なので、自宅だけではなく職場の休憩時間にも気軽に試していただけるものばかり。
また、帰宅後に体に違和感や痛みが出た場合や、通院や施術に関して不安がある方のため、相談用のLINEも用意しています。
すべてはお客様のお体に直接触れる責任、私たちを頼ってくださったお客様への感謝と誠意です。
私たちJITAN BODYは、あなたを悩ませる痛みや不調が緩和されるその日まで、しっかりと寄り添いサポートいたします。
実際にJITAN BODYで肩こりを根本改善したお客様の声を、一部紹介しましょう。
「前の整骨院では変わらなかったのに・・・」
肩こりがひどく肩が上がらずこのままだと生活に支障があるので何とかしたくて来てみました。
前に行った接骨院では特に変わりませんでした。
受けてる最中はどうかなと思っていましたが終わった後はすぐに肩が上がりびっくりしました。
接骨院などで良くならない場合は良いと思います。
(奈良大二郎様 30代 男性)
※効果には個人差があります
「パソコンのせいで肩が痛かったです」
仕事がデスクワークで肩こりが気になりどこか良い整体はないかと思いこちらの方にお世話になりました。
施術後、肩だけでなく首のこりも軽減され久しぶりに軽いと実感しました。 また、肩こりの仕組み等も説明して頂き、凄くわかりやすかったです。
教えて頂いたストレッチも簡単で本当に仕事が忙しい人でもできると思いました。
ぜひ教えて頂いたストレッチを続けて毎年辛い肩こりとおさらばしていきたいです。
また、次回もよろしくお願い致します。
(A・E様 20代 女性)
※効果には個人差があります
「デスクワークの疲れから肩が痛く仕事に影響がでてました」
日頃のデスクワークの疲れから肩が痛く仕事に影響するほどだったのでこちらの院に来院しました。カウンセリングもとても丁寧にしてくださり今の自分の身体の状態を詳しく教えてくださいました。
施術もほかのところでは受けたことのないもので肩も全然触らなかったので半信半疑だったのですが施術が終わった後は上がりにくかった肩もよく上がるようになり不思議な感覚です。
一度の通院ではよくならないことはよくわかるので今は自分の通えるペースで来院しています。
先生の雰囲気も良く丁寧だったのですがホテルの中にありすこしわかりにくかったので-1.0です。
(Y・A様 20代 女性)
※効果には個人差があります
※店舗によって立地は異なります
出典:JITAN BODY「対応できる症状 肩こり」
まずは、お近くのJITAN BODYにお問合せください。
つらい肩こりを改善して、安心して眠れる夜を取り戻しましょう。
7. まとめ
今回は、肩こりがひどくて眠れないあなたのために、いますぐできる肩こり対処法をお伝えしました。
対処法 | 所要時間 | ベッドの中で完結 |
---|---|---|
仰向けで寝る | 〜1分 | ◯ |
ツボを押す | 〜5分 | ◯ |
ストレッチをする | 〜10分 | ◯ |
肩周りを温める | 〜5分 | × |
鎮痛剤を使う | 〜5分 | × |
ご紹介した方法で肩こりが和らぎ、まずは今晩、あなたが無事に眠れることを祈ります。
しかし、ご紹介した対処法は、即効性はあっても持続性があるわけではありません。
そして、「単なる肩こり」と思ってその場しのぎの対処法だけで放置すると、根本原因がほかにある場合、あなたの健康に重大な影響を及ぼすことがあるのです。
「時間がない」は、あなたの健康を害する言い訳にはなりません。
一回たった15分の施術で、的確にあなたの根本原因にアプローチして、不調のない体の状態を取り戻すお手伝いが可能です。
肩こりで眠れない夜が続いている場合は、ぜひ一度JITAN BODYにご相談ください。
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