こめかみが痛い=頭痛!他の原因との違いと緩和法

「昨日からこめかみの痛みが続いている。今まであまり痛くなったことがないから、何が原因なのかわからない」

「今のところ生活に支障はないけど、このまま痛みが続いたら…?大きな病気が隠れていたらどうしよう」

病院に行くほどではないけれど、こめかみがズキズキしたりギュッと締め付けられたりして痛い…。そんな状態が続くと、自分の体で何が起きているんだろう?と心配になりますよね。

結論、こめかみが痛くなる原因は大きく分けて「頭痛」と「頭痛以外の病気」の2つが考えられます。痛みを感じる場所や体の症状から、どちらに当てはまりそうかチェックしてみましょう。

※今まで経験したことないような激しい痛み、手足のしびれ、言葉のもつれなどを伴う場合は迷わず病院へいきましょう。

「頭痛以外の病気」については、一見すると、こめかみの痛みとは無関係のように思うかもしれません。ただ、実は症状によって血管や神経が刺激を受け、痛みを感じることもあるのです。

こめかみの痛みを和らげるには、それぞれの原因に合った病院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

ただし、「病院を受診したけど原因がわからなかった」「定期的にこめかみが痛くなる…」という方は、本当の原因が違う場所に隠れているのかもしれません。

こめかみの痛みを和らげ、再発を防ぐためには、痛みを引き起こす根本的な原因を突き止め、解消することが大切です。

そこで今回の記事では、こめかみが痛い原因や今すぐできる対処法を解説し、根本原因を突き止める解決策として「整体院」をおすすめする理由を紹介します。

本記事を読んでわかること
・こめかみが痛くなる原因と具体的な症状・こめかみの痛みを今すぐ和らげる頭痛タイプ別の方法・こめかみの痛みを予防するセルフケア・こめかみの痛みの根本改善には整体がおすすめな理由・こめかみの痛みの根本原因にアプローチしてくれる整体院

この記事で、こめかみが痛くなる本当の原因を理解し、適切に対処して快適な生活を取り戻しましょう。

目次

1.  こめかみが痛いときの主な原因は「頭痛」

冒頭でお伝えしたとおり、こめかみが痛くなる主な原因は「頭痛」です。多くの人が感じる頭痛のタイプは、以下の3種類に分けられます。

基本的に頭痛は、何らかの原因によって頭部にある血管や神経が刺激を受けたり、肩や首周りの筋肉が緊張したりして生じるものです。

こめかみが痛くなるのは、頭痛の症状によって、こめかみ周辺の神経や筋肉に影響を与えていることが原因だと考えられます。

・脈を打つようにズキズキ痛む人は「1-1. 片頭痛」をチェック
・締め付けられたように痛む人は「1-2. 緊張型頭痛」をチェック
・目をえぐられるように痛む人は「1-3. 群発頭痛」をチェック

まずは自分に当てはまる症状から「これだ!」と思う原因を探っていきましょう。

こんな症状があったらすぐ病院へ

  • 今まで経験したことないような激しい痛み
  • 手足のしびれ
  • ろれつが回らず会話ができない

    これらの症状がある場合は、くも膜下出血や脳梗塞、脳腫瘍など重大な病気が潜んでいる可能性も考えられます。命に関わる危険性があるため、迷わず病院に行きましょう。

1-1. 片頭痛|片方または両方のこめかみが「ズキズキ」

片頭痛は、片方または両方のこめかみが脈を打つようにズキズキと痛む頭痛です。

こめかみの痛みに加えて、下記の症状がある方は片頭痛になっているかもしれません。

片頭痛の特徴
  • 片方のこめかみや目の奥が突然ズキンとする
  • 強い痛みが何時間も続いている
  • 吐き気、ひどい場合は嘔吐もある
  • 光、音、においに対して敏感になっている
  • 歩いたり階段を上がったりするだけでも痛みが悪化する

また、下記の閃輝暗点が現れた直後にこめかみが痛くなる方も、片頭痛の可能性があると考えて良いでしょう。

片頭痛によるこめかみの痛みを和らげる方法については「3. 【頭痛のタイプ別】こめかみの痛みを今すぐ和らげる方法」で詳しく解説します。

1-2. 緊張型頭痛|両方のこめかみが「ギュッと締め付けられた感じ」

緊張型頭痛は、両方のこめかみがギュッと締め付けられたような痛みを感じる頭痛です。こめかみだけでなく、後頭部から首筋を中心に頭全体が鈍く痛むこともあります。

表現は人それぞれですが「小さな帽子を無理やりかぶっている」「ベルトで締め付けられている」など、圧迫された痛みを感じる人が多い傾向です。

下記の症状から、緊張型頭痛に当てはまるかチェックしてみましょう。

緊張型頭痛の特徴
  • 生活に支障はないものの痛みが長引いている
  • 頭痛に加えて肩こりや首筋の痛みも感じる
  • 前兆は特に見られず気づいたら痛みを感じていた

緊張型頭痛によるこめかみの痛みの原因は「猫背のまま何時間もパソコンを使っていた…」という生活習慣や「職場が合わなくて常にストレスを感じている」といったストレスが挙げられます。

無理な姿勢を続けると、筋肉が緊張して血行不良になり、疲労物質がたまったり炎症が進行したりすることで、頭部やこめかみの痛みが発生するのです。

ストレスを感じている場合も、神経や筋肉の緊張が脳に影響を及ぼし、痛みを調節する働きに不具合が生じて頭痛を起こすことがあります。

緊張型頭痛によるこめかみの痛みを和らげるには、筋肉をほぐして血行を促進するアプローチが有効です。

詳しい方法については「3. 【頭痛のタイプ別】こめかみの痛みを今すぐ和らげる方法」で解説します。

1-3. 群発頭痛|片側のこめかみや目の奥が激しく痛む

群発頭痛は、片側のこめかみや目の奥が激しく痛む頭痛で、痛みの強さは「目をえぐられるような」「ヤリで突き刺されたような」と表現されるほどです。

こめかみに強い痛みを感じるほか、下記のような症状が出ている方は、群発頭痛の可能性があります。

群発頭痛の特徴
  • 突発的に痛みが生じる(夜中や明け方に発症することが多い)
  • 痛みは数分以内でピークに達し、15分〜3時間ほど痛みが持続する
  • あまりの痛さでじっとしていられず、歩き回ったり頭を壁に打ち付けたりする

一度発症すると、数週〜数ヶ月間にわたって定期的に痛みが生じ、毎回同じ側だけに痛みが生じるといわれています。

また、発症したときは痛みが生じた側の顔面や目、鼻に以下の症状が現れるのも特徴です。

顔面・額や顔面に汗をかく
・涙、充血
・まぶたのむくみ
・まぶたが垂れ下がって見えにくくなる(眼瞼下垂)
・鼻水、鼻づまり

群発頭痛が起こる原因は解明されておらず、発症のメカニズムも明らかになっていませんが、以下の要因で痛みが誘発されていると考えられています。

群発頭痛を誘発する要因
・喫煙
・飲酒
・不規則な睡眠
・気圧の変化

群発頭痛は耐えがたい痛みを伴うため、市販の鎮痛薬では対処が難しい可能性が高いです。こめかみの痛みがすぐに治まったとしても「群発頭痛かもしれない」と感じたら、早めに病院を受診して適切な治療を受けましょう。

2. こめかみの痛みを引き起こす「頭痛以外」の原因

こめかみが痛くなるのは頭痛だけでなく、体の中で起きているさまざまな病気が原因となっている場合もあります。

こめかみの痛みを引き起こす原因として考えられる病気は、以下の6種類です。

副鼻腔炎(蓄膿症):顔を下に向けると痛みが悪化する人はチェック
インフルエンザやコロナ:全身倦怠感や発熱などもある人はチェック
顎関節症:あごを動かすと痛みが生じる人はチェック
歯痛:虫歯や歯周病の可能性がある人はチェック
三叉(さんさ)神経痛:電撃のような痛みを感じる人はチェック
帯状発疹:発疹やピリピリとした痛みがある人はチェック

3つの頭痛タイプに症状が当てはまらない方、こめかみの痛み以外にも体の不調を感じている方は、こちらも確認しておきましょう。

頭痛以外の病気が原因なら早めの受診がおすすめ

これらの病気が原因の場合、市販薬や自力の対処法で痛みを緩和できても、再発したり違う症状が出たりする可能性があります。

できるだけ早く痛みを和らげ、再発を防ぐには「そこまで痛くないから大丈夫」と我慢せず、病院を受診して適切な治療を受けることが大切です。

2-1. 副鼻腔炎(蓄膿症)|顔を下に向けると痛みが悪化する

副鼻腔炎(蓄膿症)とは、鼻の奥にある副鼻腔が細菌やアレルギーによって炎症を起こし、そこに膿がたまる病気です。

副鼻腔は鼻の周囲に8個あり、膿がたまる場所によって、こめかみの痛みを引き起こす場合があります。顔を下に向けると膿の圧力が強くなり、周辺の神経を刺激して痛みが悪化するのも特徴です。

副鼻腔炎になると、こめかみの痛み以外に以下のような症状が見られる場合があります。

副鼻腔炎の症状
・鼻づまり
・鼻水(どろっとしている)
・鼻水がのどに流れる(後鼻漏)
・咳、たん
・発熱
・顔面の痛み
・頭が重く感じる
・味覚障害

副鼻腔炎が疑われる場合は、耳鼻咽喉科への受診がおすすめです。

2-2. インフルエンザやコロナ|初期症状や副鼻腔炎の併発で生じる

インフルエンザやコロナの症状によっては、こめかみの痛みを強く感じる場合もあります。初期症状として痛みが生じたり、他の症状がすべて治まっているのに頭痛だけ残ったりするなど、人によってさまざまです。

こめかみが痛くなる原因としては、ウイルスに対する体の防御反応や、インフルエンザやコロナと一緒に副鼻腔炎を発症することなどが考えられます。

こめかみの痛みに加え、以下の症状が見られる場合は一度熱を測り、受診の有無をかかりつけ医や近くの内科に電話して相談しましょう。

インフルエンザやコロナで見られる初期症状
・発熱
・全身倦怠感
・関節痛、筋肉痛
・食欲不振
・息苦しさ

最近インフルエンザやコロナにかかっており、そこから頭痛が長引いている方は「2-1. 副鼻腔炎(蓄膿症)」で症状をチェックし、耳鼻咽喉科に行くか判断するのがおすすめです。

2-3. 顎関節症|あごを動かすと筋肉に痛みが生じる

顎関節症は、あごの関節やモノを噛むときに使う筋肉(咀嚼筋)に異常が起こる病気です。

口を動かしたときに違和感がある方は、次の症状がないかチェックしてみましょう。

顎関節症の症状
・口を開けるとあごが痛い
・口を大きく開けられない
・食べ物を噛んだり人と話したりすると、あごが疲れる
・あごを動かすときに「カクカク」「ゴリゴリ」のような音が鳴る
・肩こり、首の痛み
・耳の痛み、耳鳴り

顎関節は耳やこめかみの近くに位置しているため、あごを使いすぎることでこめかみ部分の筋肉も損傷し、痛みが生じると考えられています。

歯ぎしりの頻度が多かったり、常に歯を食いしばったりしている場合も、あごの筋肉が緊張して炎症を起こし、こめかみまで痛みが広がることがあります。

上記のチェックリストで「こめかみが痛いのは顎関節症が原因かもしれない」と思った方は、歯科医院や口腔外科への受診を検討しましょう。

2-4. 歯痛|歯の痛みが三叉神経を通ってこめかみに伝わる

虫歯や歯周病によって歯に痛みを感じると、三叉(さんさ)神経を通ってこめかみに伝わる場合があります。

また、歯痛をカバーするために他の歯を使った結果、噛み合わせのバランスが悪くなって肩や首の筋肉が緊張し、痛みの信号を送って頭痛が現れるケースも考えられます。

他の病気で当てはまる症状がなく、歯の痛みを感じている方は一度歯科医院に相談してみましょう。

三叉神経痛で歯痛を発症する場合もある

三叉神経痛は虫歯や歯周病による歯痛と間違えられやすい病気の一つです。歯科医院を受診して「異常なし」と言われた場合は「2-5. 三叉(さんさ)神経痛」で当てはまる症状はないか、一度チェックしてみてください。

2-5. 三叉(さんさ)神経痛|神経が刺激されると電撃のような痛みを感じる

三叉(さんさ)神経痛は、こめかみを含む顔全体に張り巡らされている「三叉神経」が血管による圧迫で刺激され、顔面の痛みが生じる病気です。

三叉神経痛になると、顔の表面に電撃が走るような、あるいは刺すような激しい痛みを感じます。三叉神経痛の特徴的な症状は、以下のとおりです。

三叉神経痛の症状
・痛みの持続時間は1〜30秒
・片側の顔面で突発的に痛む
・1日に数回発症することもある
・食事や会話、歯磨きや化粧などの動作で誘発される
・触ると決まって痛みが発生するトリガーポイント(発痛点)がある

こめかみ付近で電撃のような痛みを感じる場合は、三叉神経痛が発症しているかもしれません。三叉神経痛の疑いがある場合は脳神経外科を受診し、適切な治療を受けましょう。

2-6. 帯状発疹|こめかみ付近に発疹が現れるとピリピリ痛む

帯状発疹とは、子どもの頃に発症した水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して発疹が出る病気です。

帯状発疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が神経に沿って帯状に現れ、皮膚にピリピリとした痛みを感じるのが特徴です。他にも以下のような症状が見られます。

帯状発疹の症状
・発疹が出る2〜3日前から、皮膚の柔らかい部位にチクチクとした違和感がある
・顔だけでなく胸やお腹、背中にも発症する
・衣服が触れると不快感が強く、痛みも誘発される
・神経が刺激されることで、眠れなくなるほど強い痛みが伴う場合もある

今はこめかみが痛む以外の症状がないものの、子どもの頃に水ぼうそうになったことがあり、数日後に発疹が出るようであれば、皮膚科に行って診察を受けるようにしましょう。

3. 【頭痛のタイプ別】こめかみの痛みを今すぐ和らげる方法

こめかみが痛くなる原因が「片頭痛」や「緊張型頭痛」かもしれない、と思った方は、今から紹介する方法を試してみましょう。一時的にではありますが、すぐに痛みを和らげる効果が期待できます。

上記からもわかるように、片頭痛と緊張型頭痛は同じ「頭痛」でも、対処法がまったく異なるのです。

そのため「自分では緊張型頭痛だと思って体を温めたけど、実は片頭痛で症状が悪化してしまった」なんてことが起こる可能性もあります。

間違ったアプローチで痛みを悪化させないよう、改めて片頭痛と緊張型頭痛どちらの症状に当てはまるかチェックし、対処法を試してみてください。

それでは、詳しく解説していきます。

3-1. 片頭痛は冷やして、緊張型頭痛は温める

片頭痛や緊張型頭痛が生じるのは、それぞれ「血管の拡張」と「血流の悪化」が原因だと考えられています。

そのため、今すぐ痛みを和らげるには、血管の働きを元の状態に戻すアプローチが必要です。

片頭痛保冷剤や冷却シートなどで患部を冷やす
緊張型頭痛蒸しタオルや湯船で体を温める

すぐにできる方法から試してみてください。

3-1-1. 片頭痛の冷やし方

片頭痛の痛みを和らげるには、ズキズキと脈打つ部分やおでこを冷やし、拡がった血管が収縮しやすくなる状態をつくりましょう。

【片頭痛】こめかみの痛みを和らげる対処法|患部を冷やす
1. 保冷剤をタオルで包んで患部に当てる
2. 氷枕をタオルで包んで頭の下に敷く
3. 冷却シートをおでこに乗せる
4. タオルを水で濡らしてよく絞り、おでこや患部に当てる

ただし、冷やし過ぎによって痛みが増す可能性もあるため、その場合は中止したり冷やす場所を変えたりしながら様子を見るようにしてください。

3-1-1. 緊張型頭痛の温め方

緊張型頭痛の痛みを和らげるには、体を温める方法が効果的です。温めることで緊張していた筋肉がほぐれ、血流が改善して痛みが緩和されます。

【緊張型頭痛】こめかみの痛みを和らげる対処法|体を温める
1. 蒸しタオルを首や肩に当てる
・綿100%のタオルを水で濡らし、水滴が落ちない程度まで絞る
・絞ったタオルをラップで包む
・タオルを電子レンジに入れ、500Wで30秒〜1分程度温める
・一度タオルを広げて温度を確認し、肩や首に当てる(5〜10分程度)
※眼精疲労を感じている方は、目の周りを温めるのも効果的です。
2. 湯船にゆっくり浸かる
・38〜40度程度のぬるま湯に肩まで浸かる(10〜15分程度)
・入浴前後は十分な水分補給をする

体を温める行為は血行促進による症状の緩和だけでなく、精神的なリラックス効果も期待できます。

3-2. 片頭痛は体を安静にして、緊張型頭痛は筋肉を動かす

片頭痛や緊張型頭痛によるこめかみの痛みを緩和させるには、それぞれ次の対処法も効果的です。

片頭痛暗く静かな場所で体を安静にする
緊張型頭痛ストレッチやマッサージで筋肉を動かす

ポイントを押さえて、少しでも早く痛みを和らげましょう。

3-2-1. 片頭痛の人が体を安静にする方法

片頭痛によるこめかみの痛みを感じたときは、できるだけ体を動かさず安静にして過ごしましょう。

血管の拡張によって痛みが生じる片頭痛は、体を動かすことで症状が悪化するともいわれているからです。

片頭痛になると、光・音・においに対して敏感になる場合があるため、早く痛みを和らげるには、これらの刺激を避けるのもポイントです。

【片頭痛】体を安静にするときのポイント
・カーテンを閉めて部屋を暗くする
・周囲の音が聞こえにくい静かな場所を選ぶ
・香りが強かったり痛みを誘発したりするにおいを避ける

また、コーヒーなどに含まれるカフェインには、血管を収縮させて痛みを和らげる効果があるといわれています。

あくまで効果は一時的なものに過ぎませんが、片頭痛によるこめかみの痛みを感じたときは、吐き気がなければコーヒー1〜2杯を目安にカフェインを摂取する方法も試してみてください。

3-2-2. 緊張型頭痛の人が筋肉を動かす方法

片頭痛とは逆に、緊張型頭痛が原因でこめかみが痛くなる場合は、ストレッチやマッサージで筋肉を動かし、血流を促進するのが効果的です。

ここでは、緊張型頭痛でこめかみが痛くなる人におすすめのストレッチ法を紹介します。「今すぐ痛みを和らげたい!」という方は、3種類のストレッチを1回ずつ試すだけでも、血行促進や症状の緩和が期待できますよ。

【緊張型頭痛】こめかみの痛みを和らげるストレッチ
※ゆっくりとした動きで、呼吸を止めないようにしましょう。
1. 首のストレッチ左手で右側の頭部を持ち、左斜め前に頭部を倒します。
肩は水平を保ち、一緒に倒れないようにしましょう。
深呼吸しながら15秒〜30秒キープ。
息を吐くときに力を緩めていきます。反対側も同様に行います。2〜3回ずつ繰り返し行いましょう。次に両手のひらを合わせ、親指を顎の下において、軽く押すようにして首を後ろに倒します。
深呼吸しながら15〜30秒キープ。息を吐くときに力を緩めていきます。次に頭の後ろで手を組み、軽く押すようにして首をゆっくり前に倒します。深呼吸しながら15〜30秒キープ。息を吐きながら力を緩めます。それぞれ2〜3回ずつ行います。
2. 肩甲骨のストレッチ背もたれのない椅子に座るか、肩幅に足を開いて立ちます。
体の後ろ、背中側で両手の指を組みます。
後ろで手を組んだ状態で、ひじを伸ばします。このとき、腰が反らないよう少しお腹に力を入れます。
ひじを伸ばした状態のまま、手をゆっくり上に持ち上げます。
肩と首は上がらないように、力を抜いた状態で上げられるとこまで上げます。
ひじを伸ばした状態で、上げ下げする動きを30回程度繰り返します。
3. 背中のストレッチ足を肩幅に開きます。
胸の前で両手を組み、手のひらが外側になるよう手を返します。
そのまま手のひらを天井に向けて伸ばします。
そのまま体をゆっくり右に倒し、呼吸を止めずに30秒キープします。
無理に体を倒そうとせず、気持ちいいと感じる程度で止めましょう。
反対側も同様に行います。
それぞれ2〜3回ずつ同じ動きを繰り返します。

これらのストレッチは痛みが生じたときだけでなく、日常生活の中に取り入れることで再発を防ぐ効果も期待できます。

次に、痛みを和らげるマッサージ法です。こめかみから耳の上に広がる「側頭筋」をほぐすことで、緊張型頭痛による痛みの緩和が期待できます。

【緊張型頭痛】こめかみの痛みを和らげるマッサージ
※「気持ちいい」「少し痛いかな?」と感じる強さを目安にしましょう。
手を「グー」の形にし、薬指と小指の第二関節を耳の上に押し当てます。
そのまま10秒程度、こぶしを上下に細かく動かします。
次に手の位置を2〜3cm上げ、こめかみの横辺りで10秒程度、こぶしを上下に動かします。
さらに手の位置を2〜3cm上げ、同じように10秒程度マッサージします。

「今すぐ痛みを和らげたい!」という方は、こちらのマッサージも試してみてください。

4. こめかみの痛みを予防するセルフケア

こめかみの痛みを一時的に和らげるだけでは、すぐに同じ症状が再発し、また同じ方法で対処する…というループの繰り返しになってしまいます。

そこで頭痛のタイプ別に、こめかみの痛みを予防するセルフケアを紹介します。

片頭痛・生活習慣の改善
緊張型頭痛・姿勢の改善
共通・ストレス解消
・適度な運動

片頭痛や緊張型頭痛で同じこめかみの痛みを繰り返さないよう、気軽にできるものから生活の中に取り入れてみましょう。

4-1. 【片頭痛】生活習慣の改善

片頭痛の原因は、完全に解明されているわけではありません。ただ、以下のような生活習慣によって頭部の血管が拡張しやすくなり、こめかみの痛みを引き起こすと考えられています。

片頭痛の引き金となる要素
・喫煙、飲酒
・睡眠不足、寝過ぎ
・不規則な睡眠時間による体内時計のズレ
・空腹(低下した血糖値を補うホルモン分泌で血管が拡張する)
・チーズ、ワイン、チョコレート、カフェインなどの摂取

片頭痛によるこめかみの痛みを予防するには、今の生活習慣を見直し、少しずつ改善して症状が出てくるリスクを抑えるようにしましょう。

ここでは、自分でコントロールしやすい以下の2つについてセルフケアの方法を解説します。

・睡眠リズム
・食事の栄養バランス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

4-1-1. 睡眠リズム

片頭痛の場合、睡眠時間が長すぎても短すぎても痛みを誘発すると考えられています。睡眠時間や就寝・起床時間が不規則なために、体内時計が乱れることも片頭痛を引き起こす原因の一つです。

そのため、こめかみの痛みを予防するには以下の方法で毎日の睡眠リズムを整え、規則正しい生活を送るようにしましょう。

睡眠リズムを整える方法
・毎日の寝る時間、起きる時間は2時間以上ズレないようにする
・睡眠時間は7〜8時間をキープする
・日中眠くなったときは30分〜1時間以内で仮眠を取る
・睡眠時間が足りなくても休日にできるだけ寝溜めしないようにする
・就寝の1〜2時間前にはスマホやパソコンの使用を控える
→どうしても難しい場合は10分前からでもOK!

特に昼夜逆転の生活を送っている場合、最初は早起きするのが大変に感じるかもしれません。無理のない範囲で就寝・起床時間を調整しながら、徐々に睡眠リズムを整えましょう。

4-1-2. 食事の栄養バランス

片頭痛によるこめかみの痛みを予防するには、食事の栄養バランスに配慮することも有効だといわれています。

以下の食品は、片頭痛を誘発する物質を含んでいると考えられるものです。

片頭痛を引き起こしやすい食品
・赤ワイン
・チーズ
・チョコレート
・ソーセージ
・ナッツ類
・柑橘類
・コーヒーなどのカフェイン
・サラミやベーコンなど硝酸塩が含まれる食品
・グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)が含まれる食品

これらを食べたり飲んだりした後に痛みが生じる場合は、一度摂取するのを控え、脳神経内科や頭痛外来などで医師に相談すると良いでしょう。

片頭痛による、こめかみの痛みに効果的だといわれる栄養素を含む食品は、以下のとおりです。

マグネシウム・玄米
・豆腐
・納豆
・海藻類
・ごま
・アボカド
・バナナ
ビタミンB2・牛乳
・卵
・カツオ
・レバー
・ほうれん草
コエンザイムQ10・イワシ
・サバ
・ブロッコリー

とはいえ、忙しい生活を送る中で「栄養素をバランスよく食事に取り入れるなんて無理!」と感じる方も多いと思われます。

食事に配慮するのが難しい方は、1日1個いずれかの食品を摂取したり、サプリメントで栄養素を補ったりして、片頭痛によるこめかみの痛みを予防しましょう。

「痛みの再発は絶対に避けたい」という方は、少し手間がかかってしまいますが、上記の栄養素を継続的に摂取することが大切です。

4-2. 【緊張型頭痛】姿勢の改善

1章でもお伝えしたとおり、緊張型頭痛は以下のような身体的ストレスが原因となって、後頭部や首筋、こめかみの痛みを引き起こしています。

緊張型頭痛を引き起こす身体的ストレス
・猫背や反り腰などの間違った姿勢
・長時間のパソコン使用
・同じ姿勢で何時間も過ごす
・うつむいた姿勢でスマホを見続ける

姿勢が歪むことで首や肩周りの負担が大きくなり、筋肉の緊張や血流障害によって神経が刺激された結果、こめかみに痛みが生じるのです。

そのため、こめかみの痛みを予防するには日頃から正しい姿勢を意識し、体に負担をかけないよう注意して過ごす必要があります。

まずは以下の方法で自分の姿勢をチェックし、歪んでいる部分がないか確かめてみましょう。

壁を使った姿勢チェック
壁を背にして立ち、かかと、お尻、肩、頭、ふくらはぎを順番につけます。
腰の後ろに手のひらを入れます。手のひら1枚分くらいのすき間があると理想です。
どこか1箇所でも壁につかない場所があると、姿勢が悪い可能性があります。

このとき、壁につかない場所によって以下のような問題が潜んでいると考えられます。

頭がつかない場合猫背、ストレートネック
肩がつかない場合猫背、巻き肩
おしりがつかない場合反り腰
ふくらはぎがつかない場合骨盤の歪み

※ストレートネック:本来カーブのある首の骨がまっすぐ固定されている状態

このチェックで「自分の姿勢は歪んでいるかも…」と感じた方は、日常生活で以下のような立ち方・座り方を意識し、正しい姿勢をキープしましょう。

こめかみの痛みを予防する正しい姿勢
1. 立ち方※横から見たとき「くるぶし・骨盤・肩・耳」が一直線になっているのが良い姿勢です。
・肩幅より少し狭い感覚で足を広げる
・かかと、親指の付け根、小指の付け根に均等に体重をかける
・つま先をまっすぐ前に向ける・肩の真上に耳を持ってくる

正しい姿勢をキープするコツは、お腹やおしりに力を入れることです。
最初は鏡でチェックしたり、壁に背中をつけたりしながら正しい姿勢に慣れましょう。

2. 座り方
※座るときは「骨盤・肩・耳」が一直線になっているのが良い姿勢です。
・足の裏全体を地面につける
・腰、ひざの角度が90度になるよう意識する
・背もたれには寄りかからない

「背中を伸ばす」のではなく「骨盤を立てる」ことを意識すると、良い姿勢の感覚をつかみやすくなります。

長年のクセがついている方は、正しい姿勢を意識しても、いつの間にか猫背や反り腰など元の状態に戻ってしまうこともあるでしょう。

まずは「1日1分」と時間を決めて正しい姿勢をキープし、徐々に時間を伸ばしながら習慣化することで自然と体の負担が減り、緊張型頭痛を引き起こすリスクも軽減できます。

4-3. 【共通】ストレス解消と適度な運動

片頭痛と緊張型頭痛の両方に効果的だといわれる予防法は、以下の2つです。

・ストレス解消
・適度な運動

頭痛やこめかみの痛みが生じる原因として、慢性的なストレスや運動不足が思い当たる方は、これから紹介する方法を取り入れ、日々の生活を快適に過ごしましょう。

4-3-1. ストレス解消

片頭痛・緊張型頭痛によるこめかみの痛みは、精神的なストレスがたまることで引き起こされる場合があります。

仮に頭痛とは関係なかったとしても、ストレスでイライラしたり気持ちが落ち込んだりするのは、できる限り避けたいですよね。

日々のストレスを解消するには、以下の方法から自分に合ったものを取り入れてみましょう。

生活習慣・生活リズムを整える
・適度に運動する
・ゆっくりお風呂に浸かる
・しっかりと睡眠をとる
趣味や人との関わり・絵画や料理など創作活動に取り組む
・映画、ドラマ鑑賞をする
・読書をする
・好きなものを食べる
・部屋の模様替えで気分転換する
・心を許せる家族、友人と過ごす
ストレス原因の解消・思ったことを紙に書き出して心の中を整理する
・家族や友人、相談窓口に悩みを話す

ストレスの原因となっている問題が深刻な場合、自分の力だけで解決することにこだわる必要はありません。

なかなかストレスが解消できず苦しい状態が続いている方は、上記の方法を取り入れるだけでなく、身近な人に悩みを打ち明けたり、相談窓口を利用したりすることも検討してみてください。

「どこに相談したら良いのかわからない」という方は、以下のサイトを参考にすると、自分の悩みにピッタリの相談窓口を見つけられるかもしれません。

相談窓口案内|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

4-3-2. 適度な運動

片頭痛や緊張型頭痛の予防には、適度な運動も効果的です。

片頭痛の場合、痛みが生じているときに体を動かすと症状が悪化してしまいますが、日常生活に取り入れることで症状の緩和が期待されます。

「毎日忙しくて、なかなか運動できない…」という方は、以下の方法で日々の活動量を増やしてみましょう。

難易度【低】・椅子に座ったまま膝を上げ下げする・歯磨きをしながら足踏みをする・テレビを見ながらストレッチをする
難易度【中】・椅子に座ったままエア自転車漕ぎをする・窓拭きや風呂掃除などで体を動かす・職場や駅ではなるべく階段を使う
難易度【高】・最寄り駅の1つ手前で降りて歩く

適度な運動はストレス解消にもつながります。難易度が低いものでも、まずは無理なく続けられるものから試してみてください。

5. こめかみの痛みを起こさないためには病院を受診して原因を特定しよう

3章や4章で紹介した対処法は、あくまでもこめかみの痛みを一時的に和らげる方法であり、症状を引き起こす本当の原因を解消するものではありません。

これまでの内容からわかるとおり、こめかみの痛みは以下のように、さまざまな原因が複雑に絡み合っていると考えられます。

・姿勢の歪み
・眼精疲労
・こめかみ以外の体調不良
・ストレス
・生活習慣

対処法やセルフケアで痛みを抑えられたとしても、根本的な原因を解消しなければ「再発→対処(予防)→再発→…」というループの繰り返しになってしまうのです。

また、同じこめかみの痛みでも、人によって感じ方は異なるため、本記事で紹介している症状が必ずしも全員に当てはまるとは限りません。自己判断の間違った対処をすることで、痛みや症状を悪化させるリスクもあるでしょう。

こめかみの痛みを早く和らげ、同じ症状を起こさないようにするためには、病院を受診して本当の原因を特定することが大切です。

「どの病院に行ったら良いのかわからない…」という方は、次の表を参考に近くの病院を探してみてください。

片頭痛
緊張型頭痛
群発頭痛
内科、脳神経外科、脳神経内科、頭痛外来
副鼻腔炎耳鼻咽喉科
顎関節症歯科、口腔外科
三叉神経痛脳神経外科
歯痛歯科
帯状発疹皮膚科
インフルエンザや
コロナ
内科、発熱外来、耳鼻咽喉科

本記事の内容をもとに、今感じている症状を詳しく医師に伝えれば原因も特定しやすくなり、素早い症状の改善につなげられるでしょう。

6. こめかみの痛みの元を探るなら”根本原因を特定できる”整体に行こう

前章でもお伝えしたとおり、こめかみが痛くなる本当の原因を特定し、少しでも早く痛みを和らげるには病院を受診するのがおすすめです。

ただ、緊張型頭痛が原因でこめかみが痛む場合は、病院を受診しても「原因不明」とされ、鎮痛剤しか処方されない可能性があります。

緊張型頭痛によるこめかみの痛みは、怪我や病気ではなく、姿勢の歪みによる体への負担、筋肉の緊張によって痛みが引き起こされるケースが多いためです。

姿勢の歪みはセルフチェックで確かめることもできますが、一般の方が全身のバランス状態を正確に見極め、根本的に改善するのは至難の業といえるでしょう。

そこで、緊張型頭痛によるこめかみの痛みを感じている方には、根本原因を特定してくれる整体がおすすめです。

整体は、施術方法や目的によって以下の3種類に分けられます。できるだけ早く痛みを和らげ、再発を防ぎたい方に今回おすすめするのは「①痛みの緩和や根本改善が目的の整体」です。

理由としては、以下の3つが挙げられます。

・一時的な痛みの緩和ではなく根本原因の改善を目指しているから
・体に負担をかけない短時間の施術を受けられるから
・再発防止や将来的な病気の予防も期待できるから

詳しく見ていきましょう。

片頭痛は整体で改善できない場合がある

同じ頭痛でも、原因や症状が人によって大きく異なる片頭痛は、整体に行くことで症状が悪化する可能性があります。片頭痛の疑いがある場合は、まず病院を受診し、整体に行くかどうかも含めて今後の方針を相談しましょう。

6-1. 一時的な痛みの緩和ではなく根本原因の改善を目指しているから

緊張型頭痛の人に整体をおすすめする理由の1つめは、整体を利用することで一時的に痛みを緩和させるのではなく、根本原因へのアプローチで症状の改善を目指せるからです。

突然こめかみが痛くなったとしても、必ずそこに原因があるとは限りません。多くの場合、根本的な原因は筋肉の緊張であったり、骨格の歪みであると考えられています。

たとえば頭痛は、猫背や反り腰によって引き起こされることがあります。姿勢が悪くなると、内臓が本来の位置よりも下がる「内臓下垂」が起こり、痛みを調節する自律神経が乱れてしまうためです。

この場合、頭痛を緩和させるためには頭を揉みほぐすのではなく、体の歪みを治すことで内蔵を正常な位置に戻さなければなりません。

このような考えのもと、整体では全身の状態から痛みの根本原因となる歪みやズレを把握し、手技による施術で骨格・筋肉を調節していくのです。

リラクゼーションでは、表面の筋肉を揉みほぐすことで一時的に痛みは緩和されますが、根本原因はそのままなので再発するケースが多く見られます。

一方、整体は痛みを起こす根本原因を見極め、全身のバランスを整えることで症状の改善が期待できます。

注意!すべての整体が”根本原因の改善”をしてくれるわけではない

整体の施術方法や目的は、整体院によってさまざまです。こめかみが痛む根本的な原因を解消するには、それぞれホームページや口コミをチェックし、以下の特徴がある整体を選ぶようにしましょう。

・原因を特定するためのカウンセリングを丁寧に行ってくれる
・体の仕組みを深く知る国家資格取得者のスタッフが担当してくれる
・少ない施術回数で効果が期待できる

正しい整体院選びで、根本改善や再発防止のさらなる効果が期待されます。

6-2. 体に負担をかけない短時間の施術を受けられるから

こめかみの痛みに整体が有効な2つめの理由は、短時間の施術で体に負担をかけず症状の改善が期待できるからです。

一般的な整体院の料金は7,000〜9,000円と、決して安くはありません。そのため「時間をかけて施術を受けたほうがお得なのでは?」と考える方も多いでしょう。

しかし、実際は長時間の施術を受けると、外的刺激から体を守ろうとする「防御反応」によって筋肉が緊張し、かえって痛みが強くなってしまう可能性があります。

深いリラックス効果を求めるならリラクゼーションマッサージでも良いですが、できるだけ早く痛みや不調を緩和するには、短時間で的確な刺激を与えることが重要です。

体に余計な負担をかけないアプローチで、人が本来持っている自然治癒力が引き出され、素早く痛みを和らげることができます。

効果的な施術時間の目安は”15〜20分”

体に負担をかけない短時間の施術を受けられる整体を選ぶ際は、15〜20分ほどの施術時間を目安にしましょう。

中には2時間以上のコースを用意している整体もありますが、先ほど説明したとおり、長時間の施術は体に負担がかかり、筋肉の緊張や痛みを引き起こしやすくなります。

こめかみが痛くなる根本原因を解消するなら「リラックス感」を強調しているところや、長時間コースを提供しているところではなく、短時間で的確な施術を行ってくれる整体がおすすめです。

6-3. 再発防止や将来的な病気の予防も期待できるから

3つめの理由は、整体で骨格や筋肉の歪みを整えると、自然な形で正しい姿勢をキープできるようになり、再発防止や将来的な病気の予防も期待されるからです。

こめかみが痛くなる原因の一つである「姿勢の歪み」は、他のさまざまな症状や病気を引き起こす場合があります。

姿勢の歪みによって体に大きな負担がかかるのはもちろん、筋肉の緊張によって体内の血流が悪くなり、内臓機能の低下につながると考えられているためです。

しかし、整体で全身のバランスを改善し、血行を促進することで、これらの症状や病気の発生リスクを抑える効果も期待できます。

チェック!再発を徹底的に防ぐ整体を選ぶポイント

痛みの再発防止や、将来的な病気の予防効果が期待できる整体の特徴は、以下のとおりです。

・筋肉を揉みほぐすだけでなく骨格から全身のバランスを整えてくれる
・再発を防ぐセルフケアの方法を教えてくれる
・こめかみの痛みを引き起こす動きのクセや生活習慣を見抜いてくれる

ホームページや口コミも確認しながら、こめかみの痛みを予防してくれる整体を選びましょう。

7. こめかみが痛い根本原因を改善したい方はJITANBODYにご相談ください

ここまで記事をご覧になった方は「根本原因の改善に整体がおすすめなのはわかったけど、結局どこを選べばいいの?」と感じているかもしれません。

こめかみが痛くなる根本原因を改善し、できるだけ早く痛みを和らげたい方は、数多くのお客様の症状緩和を実現してきた豊富な実績を持つ「JITAN BODY」におまかせください。

JITAN BODYは、東京を中心に全国展開している整体院です。約20分という早さで、こめかみが痛くなる根本原因にアプローチし、痛みの緩和や再発防止を目指すことができます。

JITAN BODYでは、以下3つのアプローチで「こめかみが痛い…」と悩むお客様の症状改善を目指します。

こめかみが痛くて悩む方に「JITAN BODY」ができる3つのアプローチ
・丁寧なカウンセリングと検査で痛みの根本原因を徹底分析
・最短20分の施術時間で素早く痛みを緩和・再発を防ぐ充実したアフターケア

1つずつ見ていきましょう。

7-1. 丁寧なカウンセリングと検査で痛みの根本原因を徹底分析

JITAN BODYでは、初回カウンセリングや検査を丁寧に行い、こめかみの痛みを引き起こす根本原因を徹底分析します。

こめかみが痛む本当の原因は、日常で無意識に繰り返している動きのクセや、生活習慣の中に潜んでいることが多くあります。

「どこが、どのように痛むのか」という症状だけでなく、仕事内容や過去のスポーツ経歴などを詳しくお伺いすることで体の状態を正確に把握し、根本原因に対する適切なアプローチができるのです。

問診やカウンセリング以外にも、体の歪みを確認する写真撮影や、筋肉の硬さなどを確認する触診などで全身のバランスをチェックし、施術に反映させています。

このような徹底したカウンセリングの結果、自分の症状に合ったオーダーメイドの施術を受けられるのです。

7-2. 最短20分の施術時間で素早く痛みを緩和

JITAN BODYでは、こめかみが痛くなる根本原因へ的確にアプローチするため、入店から会計まで1回約20分という早さで施術を完了できます。

※初回は丁寧にカウンセリングを行うため30分〜40分のお時間をいただきます

JITAN BODYで行っているのは「操体法」と呼ばれる施術です。たとえばこめかみが痛む場合、こめかみを直接触るのではなく、他の部位を動かしたり、足から刺激を与えたりすることで痛みを和らげます。

<操体法を取り入れた施術の様子>

施術前のカウンセリングで根本原因を見極めているからこそ、約20分という短時間でも効果を得やすくなるのです。

完全予約制の当院なら、入店後に待たされる心配もありません。お仕事が忙しい方や、小さなお子様連れの方でも気軽にお立ち寄りいただけます。

体に負担をかけず、効率的に痛みの緩和を実現します。

7-3. 再発を防ぐ充実したアフターケア

JITAN BODYの整体では、施術後の充実したアフターケアも用意しております。

お客様一人ひとりの症状に合ったセルフケアの方法をお伝えし、自宅に帰ってからも取り組んでいただくことで、痛みの再発をしっかりと防ぎます。

セルフケアの内容は、一人でも実践できるストレッチや体操など簡単なものです。こめかみの痛みにアプローチする予防法も豊富に取り揃えています。

仮にやり方がわからなくなっても、LINEですぐに相談できるのでご安心ください。

このようにJITAN BODYでは、お客様の抱える痛み・不調を緩和し、快適な生活を取り戻せるよう、しっかりと寄り添い、サポートさせていただきます。

こめかみの痛みにお悩みの方は、ぜひ一度JITAN BODYにお問い合わせください。

8. まとめ

こめかみが痛くなるのは、頭痛やそれ以外の病気が原因として考えられます。

群発頭痛や頭痛以外の病気が原因の場合は、それぞれ該当する病院に行き、適切な治療を受けましょう。

片頭痛や緊張型頭痛が原因で、こめかみの痛みを引き起こしている方には、次の対処法がおすすめです。

片頭痛・保冷剤や冷却シートで患部を冷やす
・暗く静かな場所で安静にする
緊張型頭痛・蒸しタオルや湯船で体を温め血行を促進する
・ストレッチやマッサージで筋肉をほぐす

ただし、これらはあくまでも一時的に痛みを緩和させる方法に過ぎません。本当の意味で、こめかみの痛みを解消するためには、根本原因を改善する必要があります。

本記事を参考に生活習慣や姿勢を改善し、病院や整体院で痛みの根本原因にアプローチすることで、こめかみの痛みを緩和し、快適な生活を取り戻しましょう。

原因不明の痛みや不調を解消するために、この記事が少しでも役立つことを願っています。

コメント