
「首がポキポキ鳴ってしまうけど、これってあんまり良くない状況?なんで鳴るのだろう」
「首がポキポキ鳴るのが気になる…できればやめたいけど、どうしたらいいのかな?なんとかできないか知りたい」
凝っていたり、ふとしたときに傾けたりしたら首がポキポキ鳴ってしまい、原因や繰り返し鳴っても大丈夫なのか気になっている方は多いでしょう。
首がポキポキ鳴る正体は「関節内の気泡が弾ける音」です。
自然と鳴ってしまう程度であれば、心配する必要はないでしょう。
ただし執拗に鳴らすことはおすすめできず、場合によっては脳卒中のリスクもあるので危険です。
さらに意識せずとも頻繁に首がポキポキ鳴るようであれば、身体が歪み、全身症状への危険信号を発している可能性もあります。
そこで本記事では、首のポキポキ音について以下の内容をお伝えします。
“本記事を読んでわかること”
- 首のポキポキ音の正体がわかる
- 首をポキポキ鳴らさないための対処法がわかる
- 意識せずとも首がポキポキ鳴っているときどのような危険があるのかわかる
ぜひ本記事をお読みになり、首のポキポキ音について理解を深めましょう。
目次
1. 首がポキポキ鳴る正体は「関節内の気泡が弾ける音」
動かしたときに首がポキポキ鳴る正体は、「関節内の気泡が弾ける音」でクラッキングといいます。
首の骨は複数連なって構成され、潤滑油の役割をもつ関節液でつながっています。
首を動かせば内圧に変化が起こって関節液の中に気泡が発生し、弾けることでポキポキ音が鳴るという仕組みがクラッキングです。
首がポキポキ鳴っても病気ではありませんが、痛みがあれば炎症が起きている可能性を否定できず、受診を考えなければならないので知っておきましょう。
とはいえ問題ないのは自然と首がポキポキ鳴ってしまう場合であり、執拗に鳴らすことはおすすめできません。
なかには気持ち良さから、つい首をポキポキ鳴らすのがくせになっている方もいるのではないでしょうか。
首をポキポキ鳴らすことは、神経を傷つけてしまうリスクがあるのでやめてください。
次の章からは首をポキポキ鳴らすことっで起こりうるリスクについて解説しますので、一緒に見ていきましょう。
2. 首をポキポキ鳴らすことはやめよう!起こりうるリスク
首がポキポキ鳴るのは「関節内の気泡が弾ける音」ですが、故意に鳴らし続けることはおすすめしません。
なぜなら首には多くの神経が密集しているからです。
ポキポキ鳴らして首の神経を痛めてしまえば、椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)や頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)といった病気を引き起こすリスクがあります。
- 椎骨動脈解離:首から脳に血液を送る椎骨動脈において、動脈の壁が裂けて血流が中に入り込んでしまう
- 頚椎症性脊髄症:頚椎が変形して脊髄を圧迫する
椎骨動脈解離や頚椎症性脊髄症になると、以下のような症状に悩むこととなり、日常生活に支障をきたします。
椎骨動脈解離 | 頚椎症性脊髄症 |
---|---|
|
|
普段なら何も苦労することなくできていた日常動作ができなくなるだけでなく、くも膜下出血や脳梗塞になってしまえば命の危険さえあるのです。
実際に首の痛みからポキポキと伸ばそうとしたとき、椎骨動脈解離から脳卒中を引き起こした米国の事例がニュースCNNによる記事「「首ポキ」で脳卒中、左半身まひで入院 米男性」にて紹介されています。
オクラホマ州ガスリーに住む男性が首をポキポキしたときに血管が切断されてしまい、半身麻痺や物が二重に見える複視といった症状から、リハビリ生活を余儀なくされたのです。
日本においても椎骨動脈解離は40~50代に多く、わずかなものも含めれば、一般成人の約10%に椎骨動脈解離があるとの推測もされています。
(出典:時事メディカル「首鳴らす癖、要注意 =中年に多い椎骨動脈解離」)
首をポキポキ鳴らしたことで病気につながるケースは決して人ごとではなく、多くの人に起こりうることだといえるので、故意に鳴らすことはやめましょう。
3. 首をポキポキ鳴らさないためにできる対処法
首を鳴らしたくなるときは、首や肩が凝っているケースが一般的です。
そこで首をポキポキ鳴らさないためにできる、こりの解消につながる対処法を以下3つ解説します。
- ストレッチをする
- 首や身体全体を温める
- 正しい姿勢を意識する
順番に解説します。
3-1. ストレッチをする
以下のようなストレッチを試して、こりを解消してみましょう。
- 肩甲骨を動かすストレッチ
- 首を左右に倒すストレッチ
順番に解説します。
3-1-1.肩甲骨を動かすストレッチ
肩甲骨を動かすストレッチをすると首や肩周辺の筋肉がほぐれ、血流が良くなりコリの改善を期待できます。
コリを感じなければ首をポキポキ鳴らす行為の予防につながるので、以下の流れで1日2~3回程度肩甲骨を動かしてみましょう。
- 脇の下を反対の手でつかんで肩甲骨を後ろに10回倒す
- 手を肩に当て、肩甲骨を前後に10回回す
【1】
【2】
また首をポキポキ鳴らしたくなったときにもこのストレッチは効果的ですので、ぜひ試してみてください。
3-1-2.首を左右に倒すストレッチ
首を左右に倒すストレッチは斜角筋(しゃかくきん)を伸ばす効果があり、肩こりや首のコリを解消できます。
スマートフォンで動画を見たり、デスクワークが中心だったり、同じ姿勢を続ける時間が長いと筋肉の緊張から血流が悪化してコリが生じます。
斜角筋を延ばせば首や肩のコリを改善して、首をポキポキ鳴らしたいと感じる頻度を減らせるだけでなく、顔のむくみも解消しやすくなるので、多くのメリットがあります。
また斜角筋の間には大きな神経や血管があり、固くなってしまえばしびれや腕のだるさなどが出ることもあるので延ばすことは非常に重要です。
以下の方法で毎日5回を目安にストレッチをして、斜角筋を延ばしてみてください。
“首を左右に倒すストレッチ”
- イスに座って背筋を伸ばし、姿勢を正す
- 右手を左の鎖骨の上に置く
- 顔を右に倒して10秒キープする
- 反対側も同様におこなう
【首を左右に倒すストレッチのイメージ】
3-2. 首や身体全体を温める
首が凝っているときは、首や身体全体を温めると詰まりを解消しやすくなり、首をポキポキする必要性が薄まります。
身体が冷えた状態は筋肉が収縮した状態となり、血流が悪化します。
結果的に血流に多くの酸素や栄養を乗せられず、筋肉が固くなってコリが生まれるのです。
首や身体全体を温めるには、以下のような方法があります。
“首や身体を温める方法”
- 蒸しタオルを20分程度首や肩周辺に当てる
- 使い捨てカイロなどを使って衣服の上から温める
- 40度くらいのお湯で15-20分ゆっくり入浴する
- 「3-1. ストレッチをする」を参考にストレッチをする
蒸しタオルは水で濡らしたタオルを固く絞り、500Wで1分くらい電子レンジを使って温めれば簡単に作れます。
手軽にできるにもかかわらず、蒸しタオルのほどよい重さでリラックス効果も得られるのでおすすめです。
また入浴では全身を温められるので、首以外のコリの解消も期待できるでしょう。
どの方法も簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
3-3. 正しい姿勢を意識する
姿勢が悪いと筋肉の緊張を引き起こし、結果的に血行不良につながり首のコリの原因となります。
とくに普段デスクワークや動画をスマートフォンで見るといった、同じ姿勢をし続けることの多い方は注意が必要です。
以下は、立ったときとイスに座ったときの正しい姿勢です。
普段の姿勢でつい頭が前に出てしまったり、背中が丸まってしまったりするようであれば注意が必要です。
立ったときは耳や肩、骨盤が一直線になるようにして、意識的に頭を後ろにもってくるようにすると首や肩付近の筋肉の負担を減らせます。
また座ってデスクワークやスマートフォンを触るときはディスプレイと目線が合うようにし、前傾姿勢にならないようにしてください。
必要に応じてスタンドを使うことも、目線の高さを調整できるのでおすすめです。
姿勢が悪ければ常に筋肉を緊張させるのでコリにつながり、首をポキポキさせたくなる頻度が増えてしまいます。
日常生活で正しい姿勢で過ごす時間を増やせるよう、気をつけてみてください。
4. 意識していなくても首がポキポキ鳴る状態は体の危険信号
ここまで、鳴らす頻度が減るよう首をポキポキ鳴らさないための対処法をお伝えしました。どの対処法も無理なくできる方法かと思います。
しかし紹介した対処法をおこなっても、意識しないときに首がしょっちゅうポキポキ鳴ってしまうようであれば、骨格の歪みから身体が危険信号を発しているのかもしれません。
たとえば以下のような骨格の歪みがあれば、身体から危険信号が出ている状態といえます。
“骨格の歪みは知らず知らずのうちに身体が耐えきれなくなってしまう”
- 体の重心がおかしい(左右どちらかに傾いている)
- 重度のストレートネック
- 巻き肩
今は首残りを感じる程度ですんでいるかもしれませんが、骨格の歪みは全身症状へつながっていきます。
首は背骨とつながっていますし、背骨は骨盤へつながっています。
身体のどこかの箇所の骨格が歪みをかばいながら踏ん張っていると、いずれ耐えきれなくなります。
すると次の箇所の骨格が踏ん張り始めて耐えきれなくなり…結果的に全身症状として痛みやしびれなどが起きて悩まされることとなるでしょう。
そのため、首がポキポキ鳴るという身体の危険信号から目をそらさず、早期の段階で身体の歪みを改善していく必要があります。
5. JITANBODYなら首のポキポキ音の改善を図れる
ここまでで、首がポキポキ鳴ってしまうときに身体の歪みをできるだけ早く改善しなければならないと理解できたものの、何をしたらいいのかわからないという方は多いと思います。
首がポキポキ鳴ってしまうときは、迷わず整体院JITANBODYへご来院ください。
JITANBODYには以下の技術や強みがあるので、あなたの首のポキポキ音の改善を図れます。
- 首のポキポキ音につながる根本原因を見つけてアプローチする
- 施術するのは国家資格をもったスタッフだけなので技術がある
- 施術はソフトなのでバキバキしない安心感がある
一緒に見ていきましょう。
5-1. 首のポキポキ音につながる根本原因を見つけてアプローチする
JITANBODYは、首のポキポキ音につながる根本原因を見つけてアプローチします。
整形外科に行ったとき、MRIやレントゲンを撮って異常がなければ痛み止めを服用して様子を見る、というケースが一般的です。
しかしJITANBODYではカウンセリングと検査を丁寧におこない、根本原因を見つけて改善を図ることができます。
当院のカウンセリングと検査への流れとしては、初回の来院時にお客さま自身で以下のような内容をカルテに簡単に記入していただきます。
- いつから痛いのか
- どんなことをしてきたのか
- 既往歴
- 手術歴
- 服用しているお薬など
そのうえで施術室へ入っていただき、現在不安に思っていることやこれまでどのようなことを試し、改善を図ってきたのかをお聞きしながら詳しく話を伺います。
もちろんお話ししたくないことを無理に聞き出すようなことはいたしませんので、ご安心ください。
次に検査をして、身体の状態を詳しく見ていきます。
筋肉や関節の状態や歩いたときにどのようなバランスになっているかなどを見て、総合的に首のポキポキ音につながっている根本原因を見つけます。
首のポキポキ音が気になるからといって、首や肩が原因で、身体の不調につながっているとは限りません。
実は身体のそのほかの場所が原因となり、首のポキポキ音につながっているケースも多いのです。
JITANBODYなら細かなカウンセリングと検査で、整形外科でもわからなかった根本原因を見つけられるため、適切な対処ができます。
5-2. 施術するのは国家資格をもったスタッフだけなので技術がある
JITANBODYで施術する整体師は、国家資格をもったスタッフだけなので首のポキポキ音を改善させる技術があります。
整体師には決まった資格がなく、無資格で整体院を開いているケースは多いです。
もちろん無資格でも整体師として名乗れるので、いけないことではありません。
しかしJITANBODYで施術する整体師は、以下いずれかの国家資格をもっています。
“JITANBODYで施術するスタッフは無資格者との知識の差が圧倒的に大きい”
- 理学療法士:病気やケガなどで運動機能が低下した人へ、リハビリテーションをおこなう
- 作業療法士:身体や精神に障害を抱える人へ洗濯・料理・字を書くなどの日常生活ができるよう回復のリハビリテーションをおこなう
- 柔道整復師:骨折や脱臼・打撲などの外傷に対し、正常な位置へ戻す、固定といった手技で自然治癒能力を最大限に発揮させる
- 鍼灸師:「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を使ってツボや筋肉を刺激して、人の自然治癒能力や身体を守る機能を高める
これらの国家資格を取得するには専門学校で3~4年学び、実習へ行き経験を積まなければなりません。
在学中に解剖学を学んでいることから、身体のつくりも隅々まで熟知しています。
そして専門学校を卒業しても、最終的に国家試験に合格しなければ国家資格を得られないため、無資格の整体師とは知識の差が歴然です。
だからこそ、JITANBODYなら安心して施術を受けられるのです。
JITANBODYならどの施術者でも国家資格をもっており、確かな技術で機微のポキポキ音を改善させます。
5-3. 施術はソフトなのでバキバキしない安心感がある
JITANBODYの施術はバキバキしないソフトなもので、安心感があります。
整体にはバキバキするタイプがあり、「あとで痛みが出てきそう」「音が怖い」などと苦手に感じる方も多いでしょう。
バキバキ音は関節内の気泡が弾ける音なので大きな心配はいりませんが、骨粗しょう症や関節リウマチなどの診断を受けている方は症状の悪化を招く可能性があり、バキバキする整体はおすすめできません。
また妊娠中の方も負荷がかかるので、避けたほうが望ましいでしょう。
一方JITANBODYではそのようなバキバキ音のする整体ではなく、つま先を上げるような簡単な動きをしながらポキポキ音の改善を図っていきます。
お子様~高齢の方は世代を問わず、妊娠中の方でもJITANBODYの施術は受けられるので、安心してご来院いただけます。
ぜひ一緒に、あなたの体の歪みを根本から正していきましょう!
6. まとめ
本記事では首のポキポキ音について正体やリスク、鳴らさないための対処法について解説しました。
最後に要点をまとめていきます。
◎首がポキポキ鳴る正体は「関節内の気泡が弾ける音」です。
◎ポキポキ鳴らして首の神経を痛めてしまえば、椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)や頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)といった病気を引き起こすリスクがあります。
◎首をポキポキ鳴らさないためにできる、こりの解消につながる対処法は以下3つです。
- ストレッチをする
- 首や身体全体を温める
- 正しい姿勢を意識する
◎意識していなくても首がポキポキ鳴る状態は、体の危険信号なので注意しましょう
本記事をお読みになり、あなたが首のポキポキ音に対する理解を深められたら幸いです。
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