眠れないほどの頭痛|原因別の対処法7つと共通する対処法3つを紹介

「このところ、頭痛がひどくて眠れない」
「寝不足なのにも関わらず、頭痛でさらに眠れない」

眠れないほどの頭痛、すぐに解消してぐっすり眠りたいですよね。

眠れないほどの頭痛をいますぐ解消するためには、頭痛の原因に合わせた適切な対処をすることが必要です。

まずは以下のチェック項目からあなたの頭痛に当てはまるものを選び、眠れなくさせている頭痛の種類を特定しましょう。

チェック項目
緊張型頭痛
片頭痛
痛み方ギューっと締め付けられるような鈍い痛みズキズキ・ドクドクと脈打つような痛み
痛む場所後頭部または左右両側前頭部片側または左右両側
痛みの続く時間30分から数日間4時間〜3日間
痛む頻度基本的に毎日年に数回〜週に数回と頻度は人それぞれ
視界異常の前兆なしギザギザした光が見えた、または視界が見えにくかった
動くことで痛みが変化するかあまり変わらない悪化する
光や音・匂いに敏感かあまり関係ないわずらわしく感じる
吐き気の有無特になし、または軽いあり(ひどい場合は嘔吐する)
肩こり・首こりの自覚あり特になし
ストレッチやマッサージで楽になるか楽になるあまり変わらない、または悪化する
温めるor冷やすことで楽になるか温めると楽になる冷やすと楽になる

スマホを見ていられないほどの、のたうち回る痛みや手足の痺れがないのであれば、頭痛はこのふたつのうちのどちらかであると言えます。

どちらの頭痛であっても、まずは以下の共通する必須の対処法で痛みを和らげましょう。

頭痛で眠れない時の必須の対処法

・痛み止めを飲む
・水を飲む
・深呼吸をしてリラックスする

そして、頭痛の種類に合わせたそれぞれの対処法を行い、「痛みのタネ」を早くなくしていきます。

緊張型頭痛の対処法片頭痛の対処法

・マッサージをする
・血流を良くするツボを押す
・ストレッチをする
・首や肩を温める

・暗く静かな環境を作る
・血流と神経を鎮めるツボを押す
・こめかみや首を冷やす

頭痛の種類によって対処法が真逆とも言えるため、必ず前述のチェック項目で、あなたを眠れなくさせる頭痛がどちらなのかを確かめてください。

この記事では、眠れないほどの頭痛の種類別に、対処法と予防策をわかりやすく解説していきます。

読むことで、自分の頭痛のタイプを知り、正しく対処することで、早く・安心して眠れるようになるでしょう。
ぜひ、読み進めてください。

眠れないほどの頭痛と合わせて以下のような症状がある場合には、重篤な病気の可能性があるため、すぐに専門医の診察を受けてください。

目次

1. 眠れない頭痛は必須の対処+頭痛別対処の”ダブル対策”で緩和しよう

眠れないほどの頭痛を和らげるには、「共通する必須の対処」と「頭痛の種類に応じた対処」を組み合わせることが効果的です。

どのタイプの頭痛であっても、まずはあなたを眠れなくさせている痛みを抑えることが大切です。

その上で、頭痛の種類に応じた適切な対策を取ることで、より早く痛みの原因症状を緩和させ、心身ともにリラックスした状態で眠ることができるようになるのです。

冒頭でもお伝えしましたが、頭痛の種類によって、その対処法は真逆になります。

緊張型頭痛は、主に血管や筋肉の収縮によって血行不良になることで起こります。
一方、片頭痛は血管が拡張して血流が増え、神経を刺激することで起こるのです。

「必須の対処」で痛みを緩和しつつ、血管の収縮や拡張そのものへのアプローチをすることで、より効果的に眠れない頭痛を改善し、早く眠ることができるようになります。

2. 【共通】眠れないほどの頭痛の対処法

頭痛の種類に関わらず、あなたを眠れなくさせている頭痛をすぐに緩和する対処法は、以下の3つです。

痛み止めを飲む
・水を飲む
深呼吸をしてリラックスする

どれもすぐに実行できるものばかりですが、効果と具体的なやり方を解説していきましょう。

2-1. 痛み止めを飲む

頭痛がひどくて眠れないときは、痛み止めを飲むのが最も即効性のある対策です。

痛み止めは、神経の痛み信号をブロックし、痛みを強める物質の発生を抑えることで、短時間で痛みを和らげてくれるものです。
我慢せずに痛み止めを飲み、心身の緊張状態を緩ませることが、安眠への第一歩です。

市販の痛み止め(アセトアミノフェンやイブプロフェン)は、飲んでから30分〜1時間程度で効果が現れ、おおよそ4~6時間効果が持続します。

なお、痛み止めの飲み過ぎで効かなくなってしまうことを心配する方もいるかもしれませんが、以下のことを守れば、市販の痛み止めで耐性(身体が特定の薬に対する抵抗力を持ち、薬効が効きにくくなること)ができることはまずありません。

・用法・用量を守る
・月に10日以上の長期的な服用をしない

痛み止めは、痛みを感じた初期の段階で飲むのが最も効果的です。

適切に使用し、痛みを我慢することなく早めに痛み止めを飲むことで、眠れない夜を防ぐことができます。

なお、薬を飲む際の水は白湯や常温の水にし、寝ようとしている体を冷たい水で起こさないようにしましょう。

2-2. 水を飲む

水を飲むことで、脱水による頭痛を改善し、体をリラックスさせて眠りにつきやすくなります。

体内の水分が不足すると、血流が悪くなり、緊張型頭痛が引き起こされることがあります。
また一方で、血流が悪くなると、血流を促そうとして血管が拡張し、片頭痛が引き起こされることもあるのです。

特に、寝る前は水分不足になりやすく、頭痛が悪化しやすい時間帯です。
適度な水分補給をすることで、血流を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます。

具体的には、コップ一杯(200ml)の常温の水または白湯をゆっくり飲みましょう。
冷たい水は胃腸を刺激し、休もうとしている体を目覚めさせてしまうため、常温の水か白湯がおすすめです。

水を飲むだけで頭痛の軽減にもつながるため、寝る前に一杯の水を飲む習慣をつけるとよいでしょう。

2-3. 深呼吸をしてリラックスする

深呼吸をすることで、痛みで興奮状態になってしまった交感神経を鎮めることができます。

痛みがあると、痛みに神経が集中し、痛みを堪えようとするために心身が緊張してさらに頭痛が悪化する…という悪循環に入ってしまいます。
そこで呼吸に集中することで、自律神経を整えて自然と痛みや不安を和らげるのです。

具体的には、ゆっくりと数を数えながら以下のように深呼吸をします。

1. 4秒かけて鼻から息を吸う
2. 7秒間息を止める
3. 8秒かけて口からゆっくりと息を吐く  

複数回繰り返すことで、副交感神経が優位になり、リラックスして眠りやすくなります。

深呼吸はいつでもどこでもできるため、日中でも頭痛を感じたらすぐに試してみましょう。

次章からは、頭痛の種類に分けて対処法を解説していきます。
眠れないほどの頭痛が「偏頭痛」の場合は、4. 偏頭痛で眠れない時の対処法 からみてくださいね。

3. 緊張型頭痛で眠れない時の対処法

緊張型頭痛で眠れない時の対処法は、「血流を促す」ことが大切です。

緊張型頭痛は、血管や筋肉が緊張することで血流が悪くなり、脳内に酸素が供給されにくくなって起こります。
そのため、悪くなっている血流を良くすることが、緊張型頭痛の対処法になるのです。

どの方法も血流を良くする効果があるので、取り入れやすいものからまずは試してみてください。

・マッサージをする
・血流を良くするツボを押す
・ストレッチをする
・首や肩を温める

それぞれ具体的に、そのやり方を見ていきましょう。

3-1. マッサージをする

マッサージで筋肉の緊張をほぐすことで、緊張型頭痛を和らげることができます。
横になったまま行える以下の3箇所のマッサージで、強張っていた筋肉をほぐします。

こめかみのマッサージ

指の関節部分を使うと刺激が強すぎて神経を痛めてしまうため、指の腹を使って行ってください。
できるだけ頭皮を大きく動かすことを意識します。

咬筋(こうきん)のマッサージ

押して痛みを感じる時ほど、緊張している証拠です。
ぐりぐりと力を入れず、優しく筋肉を動かしてほぐします。

首の後ろのマッサージ

主要な神経や血管の通っている場所なので、力まかせに押すとかえって痛めてしまいます。
やさしく筋肉全体を揺り動かしてください。

3-2. 血流を良くするツボを押す

ツボ押しで血流を良くすることで、緊張型頭痛を和らげることができます。

ツボの位置は体格によって異なるだけでなく、同じ人でも気候や体調によって位置がほんの少し移動することがあります。

そのため、おおまかな目安となる位置を知っておき、以下のようなポイントを探して押すことが大切です。

・痛いけれど気持ちがいいところ
・こりやしこりのあるところ
・冷えを感じるところ

ぐりぐりと力まかせに押さず、以下に気をつけながら2~3回押すようにしてください。

大きく息を吐きながらゆっくりとツボに力を入れ
息を吸うのとともにまたゆっくりと指の力を抜いていく

力を入れすぎないように、息を吐いた(=リラックスした)状態で押すのがコツです。

緊張型頭痛を和らげるふたつのツボをご紹介します。

合谷(ごうこく)

人差し指と親指で挟んで両方から押すよりも、親指で手の甲側だけ押すようにしてください。

風池(ふうち)


探したままの手の形で人差し指で押すか、両手で頭を抱えるようにして親指で押します。

3-3. ストレッチをする

仰向けのままでできるストレッチと、座った体勢で行う2つのストレッチで、筋肉の緊張を緩めます。
どのストレッチもゆっくりと行うことがポイントです。

僧帽筋(そうぼうきん)を緩めるストレッチ

横になったままの体勢で行うことができます。
パタンパタンと顔を倒さず、ゆっくり行うことが筋肉を緩めるコツです。

首全体の筋肉を緩めるストレッチ

体を起こし、座った姿勢で行います。
簡単な動きですが、とにかくゆっくりと時間をかけて行うのがポイントです。

頚椎(けいつい)の筋肉を緩めるストレッチ


頚椎の筋肉間にすき間ができて緊張が改善します。
実施後、首の動きがよくなったことを実感できるストレッチです。

ご紹介したストレッチは、日中でも行うことができます。

長時間のデスクワーク、裁縫や料理などの家事で同じ姿勢が続いた際には、まずはこうしたゆっくりとした動きのストレッチで筋肉を緩めてから、伸びをしたり負荷をかけたりするストレッチを行うようにしてください。

3-4. 首や肩を温める

首や肩を温めることで、血流を良くして緊張型頭痛を緩和することができます。
蒸しタオルや湯たんぽなどを使い、図の赤い部分を温めることで血流が良くなります。

緊張型頭痛の際に温める場所

また、就寝前にぬるめのお湯(夏:38度前後、冬:40度前後)にゆっくりと浸かることも、全身の血流を促進するため、緊張型頭痛の予防につながります。

4. 片頭痛で眠れない時の対処法

片頭痛で眠れない時の対処法は、「血流と神経を鎮める」ことが大切です。

片頭痛は、血管が拡張して脳内の血流が増え、神経を刺激することで起こります。
そのため、拡張している血管を収縮させ、神経を鎮めることが片頭痛の対処法になるのです。

具体的には、以下の通りです。

・暗く静かな環境を作る
・血流と神経を鎮めるツボを押す
・こめかみや首を冷やす

片頭痛の場合は、とにかく刺激を与えないことが大切ですが、もし少しでも動けるようであれば、冷蔵庫までなんとか頑張って歩き、保冷剤などを活用してください。

4-1. 暗く静かな環境を作る

片頭痛で眠れないときは、できるだけ暗く静かな環境を作ることが大切です。

片頭痛は、光や音、匂いなどの刺激に敏感になります。
わずかな光や音でも神経に障り症状が悪化しやすいため、眠りにくくなるのです。

たとえば、間接照明を含めて部屋の明かりをすべて消したり、アイマスクや耳栓をつけるなどの工夫をすると、片頭痛を悪化させる刺激が軽減され、眠りにつきやすくなります。

この記事を読み終わったら、スマホも消して静かに横になることをおすすめします。

片頭痛の悪化を防ぎ、眠りやすい状態を作るため、暗く静かな環境を整えましょう。

4-2. 血流と神経を鎮めるツボを押す

ツボ押しで血流を良くすることで、緊張型頭痛を和らげることができます。

3-2. 血流を良くするツボを押すでもお伝えしたように、ツボの位置は、個人によって異なるだけでなく、同じ人でも気候や体調によって位置がほんの少し移動することがあるものです。

そのため、おおまかな目安となる位置を知っておき、以下のようなポイントを探して押すようにしてください。

・痛いけれど気持ちがいいところ
・こりやしこりのあるところ
・冷えを感じるところ

また、押す際にはぐりぐりと力まかせに押さず、以下に気をつけながら2~3回やさしく押すようにします。

大きく息を吐きながらゆっくりとツボに力を入れ
息を吸うのとともにまたゆっくりと力を抜いていく

力を入れすぎないように、息を吐いた(=リラックスした)状態で押すのがコツです。

片頭痛を和らげるふたつのツボをご紹介します。

百会(ひゃくえ)

自律神経のバランスの乱れからくる頭痛だけでなく、不眠にも効果のあるツボです。

足臨泣(あしりんきゅう)

寝覚めの悪さを良くする効果もあるので、少しくらい睡眠時間が短くても、明日の朝は安心です。

4-3. こめかみや首を冷やす

片頭痛がひどくて眠れないときは、こめかみや首を冷やすことで痛みを和らげます。

片頭痛は血管が拡張することで神経を圧迫して痛みを引き起こしているため、冷やすことで血管を収縮させ、痛みを軽減できます。

冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んだものを、以下の場所に当てます。

偏頭痛の際に冷やす場所

 

血流が落ち着くことで、痛みがやわらぎます。
冷やす時間は10分程度を目安にし、冷やし過ぎによる筋肉の緊張を防いでください。  

5. 頭痛で眠れない夜を繰り返さないための予防策

ここまで頭痛で眠れない時の対処法をお伝えしてきましたが、頭痛で眠れない夜を繰り返さないため、頭痛の原因を知り、日常生活の中で予防策をお伝えします。

頭痛は、生活習慣や環境によって引き起こされることも多いものです。

お伝えしてきた通り、緊張型頭痛は血管の収縮により、片頭痛は血管の拡張によって起こります。
そして血管の収縮も拡張も、個人差はあれどそれを引き起こす何かしらの原因があるため、それぞれに応じた予防策を講じることで、症状の発生を抑えることができるのです。

緊張型頭痛を引き起こす原因(一例)片頭痛を引き起こす原因(一例)

・長時間のデスクワーク、立ち仕事
・日常的なスマホの利用
・食生活の乱れ
・不規則な生活リズム

  • 天気の変化
  • 寝不足または寝過ぎ
  • カフェイン

緊張型頭痛と偏頭痛、それぞれの再発予防策を見ていきましょう。

緊張型頭痛の再発予防策
片頭痛の再発予防策

5-1. 緊張型頭痛の再発予防策

緊張型頭痛を繰り返さないためには、日常的に肩や首の筋肉をほぐし、血流を良くすることが何より大切です。

緊張型頭痛は、長時間にわたる同じ姿勢やストレスによる筋肉の緊張が原因で起こります。

特に、デスクワークや家事、スマホの利用など、長時間頭を下に向けた姿勢は、首や肩をこりやすくさせ、血流が悪化するため、疲れを感じたらすぐに筋肉をほぐしておくことが予防につながります。

具体的に、以下のことを行うようにしましょう。

緊張型頭痛の予防策

  • ストレッチを習慣化する
    首や肩の筋肉を緩めたり、肩甲骨を動かしたりするストレッチを疲れを感じるたびに行う
  • 定期的に姿勢を変える
    長時間にわたる作業の際は、こまめに立ち上がったり歩いたりする
  • 入浴する
    全身の血流を良くして筋肉の緊張を和らげる

緊張型頭痛は病気ではなく、筋肉の緊張による症状なので、生活習慣の見直しで大幅に改善することができます。

5-2. 片頭痛の再発予防策

片頭痛の再発を防ぐためには、片頭痛を引き起こす要因を見つけ出し、生活習慣を整えてできるだけ要因を避けることが大切です。

片頭痛には、血管の拡張や神経の過敏反応が関係しています。
これは個人によって異なる特定の刺激が引き金となって発生することが多いため、自分にとっての要因を把握し、できるだけ避けることで予防につながります。

片頭痛の要因の一例

  • 天気の変化
  • 寝不足または寝過ぎ
  • カフェイン
  • ストレス
  • 空腹
  • 特定の食品(チョコレートやチーズ、ワインなど)

片頭痛の治療では、まず頭痛日記をつけることを求められることが多いです。

頭痛日記をつけることで、片頭痛を引き起こす自分にとっての要因を把握することができます。

要因を把握した上で、以下のような予防策を行います。

片頭痛の予防策

  • 生活リズムを整える
    寝不足や寝過ぎが片頭痛を引き起こすことがあるため、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつける
  • ストレスを管理する
    適度な運動やリラックスのできる時間を確保する
  • 食事に気をつける
    空腹を避け、バランスの取れた食事を摂る

片頭痛の再発を防ぐには、まずは自分の片頭痛の要因を知り、それを避ける生活習慣を身につけることが大切です。

6. 眠れないほどの頭痛が「緊張型頭痛」の場合は日常での身体の使い方から改善すべき

緊張型頭痛で眠れない夜を繰り返している人は、日常生活での体の使い方から見直す必要があります。

なぜなら、緊張型頭痛の大きな原因の一つは、日常の姿勢や動作のクセなどからくる、筋肉の緊張や血流の悪化によるものからです

日常の姿勢や動作のクセには、以下のようなものが挙げられます。

長時間のデスクワーク
長時間のスマホの使用
長時間の料理やアイロンがけ、掃除
・脚を組む
・片方の肩にばかりカバンをかける
・片方の足に重心をかけて立つ など

デスクワークの際に、猫背や前かがみの姿勢が続いて首や肩の筋肉がこわばるのは、お分かりになることでしょう。
しかし足や腰といった下半身の重心が偏ることでも、全身のバランスを取るために首や肩の筋肉がこわばり、頭痛を引き起こしやすくなるのです。

首や肩の筋肉に過度な負担がかかると、頭部につながる主要な血管が収縮して血流が滞り、やがて緊張型頭痛を引き起こします。

緊張型頭痛を改善するには、日常生活の中での姿勢や体の使い方を意識し、適切なケアを取り入れることが重要です。

正しい体の使い方を習慣化することで、眠れないほどの頭痛から解放され、快適な毎日を取り戻せるでしょう。

7. 眠れないほどの緊張型頭痛は整体で改善できる可能性がある

眠れないほどの緊張型頭痛は、整体で根本改善できる可能性があります。  

なぜなら、整体では筋肉の緊張を引き起こす体の歪みを見つけ、根本から整えることで、自律神経のバランスを改善し、頭痛を軽減できるからです。

一方、病院では、痛みのある箇所によって細かく対応する科が分かれ、その科の診断に則って原因を探します。
レントゲンに写らないものであれば特定できないことが多いのも、病院での診察の限界と言えるでしょう。

病院整体
診察担当の科によって局所的に原因箇所を診る体全体のバランスや生活習慣、既往歴などを総合的に見る
治療・外科手術で原因を取り除く
・痛み止めで痛みをなくす
・骨格や関節の歪みを治す
・血流やリンパなどの循環を促す

治療においても、薬によって痛みを抑える対症療法が中心となるため、根本的な原因にアプローチするのは難しいことがあります。 

たとえば、病院では頭痛の原因を検査し、必要に応じて痛み止めや筋弛緩剤などを処方して、痛みを感じさせなくする治療をします。
しかし、これらは一時的な対処にすぎず、体の歪みや筋肉の緊張そのものを改善するものではありません。

一方、整体では、首や肩の筋肉の緊張が全身のどこから引き起こされているものなのかを探り、骨格の歪みを本来の位置に整えることで、血流の改善や自律神経の調整を行い、頭痛そのものが起こりにくい体づくりを目指します。

緊張型頭痛で眠れない状態が続いているのであれば、病院での治療だけでなく、整体で体のバランスを整えることで、より効果的な改善が期待できるでしょう。

8. 頭痛を緩和して安眠を取り戻せる整体師の見つけ方

頭痛を緩和して安眠を取り戻したいなら、全身のバランスをしっかりと見て、頭痛の根本原因を探し出すことのできる整体師にかかることが重要です。

そのためには、整体師を選ぶべき以下の3つの重要なポイントがあります。

眠れないほどの頭痛を根本改善できる整体選びのポイント
知識と実績を持つ国家資格所有者であること
既往歴や生活習慣など丁寧なカウンセリングをしてくれること
短時間・少ない回数で精度の高い施術をしてくれること

それぞれの項目について、その理由とどんなところを確認すればいいのかについて、詳しく見ていきましょう。

8-1. 知識と実績がある国家資格所有者であること

眠れないほどの頭痛に悩んでいるなら、国家資格を持つ整体師がいる整体院を選ぶことをおすすめします。

実は、整体院を開業したり勤務したりするのに、特別な資格は必要ありません。
そのため、無資格の整体師でも施術ができます。

しかし、専門知識や技術が不足している整体師に施術を受けると、かえって筋肉のこりが悪化し、頭痛をひどくしてしまう可能性もあるのです。

国家資格を持つ整体師は、解剖学や生理学、運動学などの知識を国によって認められており、頭痛の根本原因を正しく見極めて施術を行うことができます。

整体に関する代表的な国家資格には、以下のものがあります。

整体に関する国家資格

  • 柔道整復師
    捻挫・打撲・骨折・脱臼などの外傷に、手術ではない方法(手技や包帯固定など)でアプローチしたり、リハビリを行ったりする
  • 理学療法士
    ケガや病気で身体に障害がある人・障害の発生が予想される人に対し、動作の回復や維持、障害悪化の予防を目的にした施術(運動療法・物理療法など)を施す
  • 鍼灸師(しんきゅうし)
    鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて、身体の自然治癒力を高めたり、身体の不調を緩和したりする
  • あん摩マッサージ指圧師
    患部を押したり揉んだりすることで、身体の不調を緩和する施術を行う
  • 作業療法士
    日常生活に必要な動作を改善するためのサポートを行う

整体院の看板や院内には、国家資格を証明する「厚生労働大臣免許保有証」が掲示されていることが多いため、来院前にHPやスタッフ紹介ページで事前に確認すると良いでしょう。

上記の国家資格を持つ整体師は、解剖学や生理学、運動学など、体についての一定の知識を国によって認められた専門家と言えます。

頭痛など、具体的に解消したい問題がある場合には、最低限これらの国家資格を保有している整体師にお願いするのが安心です。

国家資格の有無については、来院や予約前にHPなどで確認できるほか、整体院の看板や院内には国家資格を証明する「厚生労働大臣免許保有証」が掲示されていることが多いため、来院時にも確認することができます。

また、整体師に直接「国家資格を持っていますか?」と聞いてみてもかまいません。

あなた自身の体を預けるのですから、不安な場合には事前に確認し、信頼できる整体師を選びましょう。

8-2. 既往歴や生活習慣など丁寧なカウンセリングをしてくれるかどうか

眠れないほどの緊張型頭痛を本気で改善したいなら、既往歴や生活習慣を含めて丁寧にカウンセリングしてくれる整体師を選ぶことが大切です。

なぜなら、頭痛を引き起こす骨格の歪みは人によって異なり、過去のケガや日常の姿勢・習慣、自律神経の乱れなどが関係していることが多いからです。

たとえば、事故やスポーツなどで損傷した箇所がある場合、その機能を補うために周辺筋肉が緊張を起こし、バランスが崩れることで骨格そのものが歪んでしまうケースがあります。

また、女性の場合に多いのが、出産で広がった骨盤が、悪い姿勢や習慣によって正しい位置に戻らず、歪んだ状態で固定されてしまっているケースです。

このような経験がある場合、ヒアリングで原因を正しく把握しないまま、痛みのある箇所だけに対症療法的な施術を受けても、すぐにぶり返してしまい、お金と時間の無駄になってしまいます。

しかし、しっかりとしたカウンセリングを行い、過去のケガや生活習慣を考慮した施術を受けることで、根本改善が期待できます。

また、触診の際にも、痛みがある部位だけでなく、全身のバランスや歪みまで診てくれる整体師でなければ、眠れないほどの頭痛の根本改善は難しいでしょう。

あなたの体全体のバランスを把握し、根本原因にアプローチしてくれる整体院なら、頭痛を繰り返さない体を目指せます。

表面的な対処ではなく、頭痛の根本原因にアプローチする整体院を選びましょう。

8-3. 短時間で精度の高い施術をしてくれる整体院かどうか

眠れないほどの緊張型頭痛を根本から改善したいなら、短時間で精度の高い施術を行う整体院を選ぶことが重要です。

整体の施術は「長時間受ければ効果が高い」と思われがちですが、実はそうではありません。

施術時間が短いほど体への負担が減り症状の緩和も早いことが、これまで我々が扱った1万件以上の症例から実証されています。

整体の施術が長時間に及ぶと、体に圧がかかり続けるため、筋肉の緊張が増し、かえって症状を悪化させることがあります。

特に緊張型頭痛は、筋肉の硬直が原因で血流が悪化し、自律神経が乱れることで引き起こされるため、過度な刺激は逆効果になることもあるのです。

また、人間の体には本来「自然治癒力」が備わっていますが、長時間の施術によって体が過剰に刺激を受けると、この自然治癒力が十分に働きにくくなることが分かっています。

そのため、できるだけ短い時間に適切な施術が行われる整体こそが理想的と言えるのです。

整体の本来の目的は、リラクゼーションではなく、頭痛の根本原因にアプローチすること。

いたずらに長時間施術を受けるよりも、短時間で適切な部位に働きかけるほうが、体への負担が少なく、施術の効果も高まりやすくなります。

眠れないほどの緊張型頭痛を本気で改善したいなら、短時間で的確に施術を行う整体院を選ぶことが重要です。

施術時間の長さではなく、どれだけ正確に根本原因へアプローチできるかが、頭痛改善のカギと言えるでしょう。

参考記事:整体の施術時間は20分~1時間!実は「短いほど良いワケ」

9. 頭痛で眠りを邪魔されたくないならJITAN BODYにお任せください

眠れないほどの緊張型頭痛に悩まされているなら、私たち「JITAN BODY」にお任せください。

JITAN BODYは、全国に70院以上を展開する整体院で、頭痛をはじめとした自律神経の乱れによる不調を根本から改善することを得意としています。

長年、つらい頭痛に苦しんできた方々が、「最後の駆け込み寺」として当院を訪れ、改善へと導かれています。

頭痛から解放されて安眠を手に入れたいあなたに、JITAN BODYをおすすめできる4つの理由があります。

JITAN BODYで、眠れないほどの頭痛の根本改善が目指せる4つの理由

・院長、スタッフともすべて有資格者のみで運営
・手厚い初回カウンセリングや検査で根本原因を突き止める
・約1万人の緩和事例から導き出した「20分」の施術時間
・万全のアフターケアで徹底的な再発予防

それぞれ詳しく見ていきましょう。

9-1. 全国の施術スタッフ全員が国家資格を保有

JITAN BODYは、院長をはじめ、すべての施術者が国家資格を持つ専門家集団です。

整体に関する国家資格

  • 柔道整復師
    捻挫・打撲・骨折・脱臼などの外傷に、手術ではない方法(手技や包帯固定など)でアプローチしたり、リハビリを行ったりする
  • 理学療法士
    ケガや病気で身体に障害がある人・障害の発生が予想される人に対し、動作の回復や維持、障害悪化の予防を目的にした施術(運動療法・物理療法など)を施す
  • 鍼灸師(しんきゅうし)
    鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて、身体の自然治癒力を高めたり、身体の不調を緩和したりする
  • あん摩マッサージ指圧師
    患部を押したり揉んだりすることで、身体の不調を緩和する施術を行う
  • 作業療法士
    日常生活に必要な動作を改善するためのサポート

さまざまな国家資格を持ったスタッフが施術を行うため、幅広い症状に満遍なく対応できるのが強みです。

各分野のエキスパートが知識と技術を結集し、あなたの体に合わせたオーダーメイド施術を提供します。

だからこそ、根本改善が可能なのです。

「何を試しても良くならなかった」と悩んでいた方々が、JITAN BODYの施術を受けて驚くほどの改善を実感しています。

・頭痛がひどく、寝付けない
・痛み止めが効かなくなってきた
・頭痛以外にも、慢性的な体調不良がある
・仕事柄、頭痛は仕方がないと諦めている
・また今夜も頭痛で眠れないのではないかと不安になる

そんな方こそ、諦めずにJITAN BODYにご相談ください。

眠れないほどの頭痛を根本から改善し、ぐっすり眠れる日々を取り戻しましょう。

9-2. 丁寧な初回カウンセリングや検査で根本原因を突き止める

JITAN BODYでは、根本原因を突き止めるための初回カウンセリングや検査を、じっくりと時間をかけて行います。

なぜなら、「頭痛」とひとことで言っても、その痛みの種類や原因は人によって異なるからです。

・姿勢の歪みからくる筋肉の緊張
・ストレスによる自律神経の乱れ
・過去のケガなどが影響しているケース

このように、痛みの原因はさまざまです。
適切な施術を行うためには、まずは体の状態を正確に把握することが何より重要です。

だからこそ、JITAN BODYでは徹底的に原因を探ります。

初回カウンセリングでは、あなたの既往歴や生活習慣、体のクセまで細かく確認します。
さらに、触診や検査を通じて、痛みの本当の原因を突き止めるのです。

これにより、あなたに最適な施術プランを作成し、その場しのぎではなく、根本から頭痛を改善するアプローチが可能になります。

実際に、JITAN BODYでどのようなカウンセリングをするのか見ていきましょう。

【JITANBODYのカウンセリング】

つらい症状を引き起こした根本原因を突き止め、適切な治療法を見つけるために、4つのステップで根本原因を突き止めていきます。

STEP1:問診票に記入

まずは問診票に答えていただきます。
こちらはJITAN BODYで実際に使用している問診票です。

  

STEP2:カウンセリング

お客様の話しやすい雰囲気を心がけながら、下記のような内容を伺い、カウンセリングしていきます。(※話せる範囲でお話いただきます)

・毎日の生活リズム
・どのようなお仕事をされているか
・食事に乱れはないか
・運動量はどれくらいか
・どのような動作に痛みを感じるか
・過去に大病やケガをしているか

STEP3:全身を撮影して歪みを撮影

撮影した画像を見ながら、体のどの部分にどんな歪みが起きているかの現状を一緒に確認します。

 

STEP4:触診

STEP1~3を元に、直接体に触れながら症状を確認します。
整体師が触れるだけでなく、お客様にも体を動かしていただき、可動域や硬さ、動きづらさを感じる部分などをひとつひとつ確認していきます。

 

このほか、施術の方向性についても、お客様と一緒に考えて決定していきます。

カウンセリングでは、「してほしくないこと」「触ってほしくない箇所」まで細かく確認します。

頭痛眠れなくなるほどつらい状態のあなたの体に、さらに負担をかけることのないよう、身体的にも精神的にもストレスのかからない施術を徹底しているからです。

また、この段階で施術の計画を立て、不安なく通える環境を整えていきます。

・どのくらいの頻度で通えばいいのか?
・どの程度の期間で改善が期待できるのか?

通院に関する疑問があれば、ぜひ施術まえに徹底的にご相談ください。
頭痛改善のためには、無理なく継続できる施術プランが重要になるからです。

お客様の通院可能なペースに合わせ、一緒に計画を立てることで、眠れない頭痛の根本改善を目指していきます。

9-3. 体に負担をかけることのない的確な短時間の施術

JITAN BODYの施術は、1回約15分と短時間で完了。
入店から会計まで約20分なので、忙しい方でも無理なく通うことができます。

整体の施術時間は長ければ良いというものではありません。
JITAN BODYの施術は、1万件以上の症例をもとに導き出された最適な時間で行われます。

・的確な施術で、体に余計な負担をかけない
・短時間で自然治癒力を引き出し、根本改善を目指す

ダラダラと長時間施術するのではなく、精度の高い施術を短時間で的確に行う。
それこそが、JITAN BODYが選ばれる理由です。

また、JITAN BODYは完全予約制のため、待ち時間なくスムーズに施術を受けることができます。

・通勤や通学の途中で
・大事な会議や出張の前に
・子どもの送迎の合間に

「時間がないから通えない」ではなく、「スキマ時間で通うことのできる」整体院。

だからこそ、忙しい日常の中でも、あなたを眠れなくさせる頭痛から解放させることができるのです。

9-4. 万全のアフターケアで徹底的な再発予防

JITAN BODYでは、施術の効果を最大限に高め、再発を防ぐためのセルフメンテナンス法を、毎回の施術後にお伝えしています。

なぜなら、施術で体の歪みや緊張を整えても、長い日常生活の中で元の状態に戻ってしまうことがあるからです。

そこで、自宅や職場で簡単にできるストレッチや体操をご提供し、日常生活で繰り返し実践していただくことで、頭痛を引き起こす根本原因に継続的にアプローチしていきます。

・短時間でできる簡単なストレッチ
・職場の休憩時間でも気軽に実践可能
・あなたの頭痛の原因に合わせたオーダーメイドのケア方法

通うたび効果が感じられ、体が変わっていくのが実感できるからこそ、ほとんどのお客様がJITAN BODYのセルフメンテナンス法を続けてくださいます。

施術と同様、ひとりひとりのその時の体の状態に合わせて行うから、通うたびに異なる最適なセルフメンテナンス方法を、その都度お伝えします。

また、施術後に違和感や疑問があれば、いつでも相談できる専用LINEサポートもご用意しています。
通院中の不安もしっかり解消しながら、あなたの頭痛改善をサポートします。

「もうこの頭痛と一生付き合うしかない…」

そんな風に諦めてしまう前に、ぜひ一度私たちJITAN BODYにご相談ください。

10. まとめ

今回は、眠れないほどの頭痛の対処法についてご紹介してきました。

眠れないほどの頭痛は、まずは以下の対処で痛みを緩和します。

【共通】眠れないほどの頭痛の対処法

  • 痛み止めを飲む
  • 水を飲む
  • 深呼吸をしてリラックスする

次に、頭痛の種類に合わせた以下の対処法で、痛みの発生源にアプローチします。

緊張型頭痛で眠れない時の対処法

  • マッサージをする
  • 血流を良くするツボを押す
  • ストレッチをする
  • 首や肩を温める

片頭痛で眠れない時の対処法

  • 暗く静かな環境を作る
  • 血流と神経を鎮めるツボを押す
  • こめかみや首を冷やす

痛み止めを飲んでも、適切な対処をしても頭痛で眠れない夜が続くなら、その頭痛は体のどこかの歪みからきているのかもしれません。

特に、慢性化した緊張型頭痛は、全身のバランスを診ることのできる整体師でなければ、根本改善することはできません。

この記事が、あなたを眠れない夜から解放させ、安眠を取り戻すお手伝いができることを願います。

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