
「なんとなく腰に違和感があるんだけど、これってぎっくり腰の予兆なの?」
「ぎっくり腰のような痛みを一瞬だけ感じたけど、大丈夫かな?」
腰に一瞬だけ鋭い痛みが生じたり、なんとなく腰に違和感があるなどの症状を感じると、もしかしたらぎっくり腰になるのではないか?と悩んでしまう方も多いでしょう。
先にお伝えすると、ぎっくり腰の予兆として挙げられるのは次のような症状です。
予兆一覧 | |
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【超危険!】すでに軽度のぎっくり腰を発症しているレベル |
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きっかけがあればぎっくり腰を発症してしまう状態 |
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上記に挙げたように、予兆の中には「すでに軽度のぎっくり腰を発症しているレベル」と言えるほど危険なものもあり、そのままにしておくと悪化して動けないほどの重度のぎっくり腰になってしまう可能性もあります。
歩けないほどの痛みとなれば、仕事に行くことはもちろん、トイレに行く、お風呂に入る、着替えをするといった日常生活を送ることも難しくなってしまうのです。
そこでこの記事では、ぎっくり腰の予兆と、そのような予兆を感じた時、ぎっくり腰を悪化させないためにどうしたらいいのかを詳しく紹介します。
【この記事を読めばわかること】
- ぎっくり腰の予兆について詳しく知ることで、自分がぎっくり腰を発症する可能性がどれくらい高いかを判断することができる
- ぎっくり腰の予兆を感じた時、これ以上腰に負担がかかるのを防ぎ、立てない・歩けないほどぎっくり腰を悪化させてしまうことを防ぐことができる
この記事を読み、ぎっくり腰の予兆がどのようなものかを理解することで、自分がこの後ぎっくり腰を発症する可能性が高いのか、どれくらい注意しなくてはならないのかを判断することができるようになります。
そして、腰に負担がかかっている原因がわかり、それを改善するための方法についてしっかりと理解し実践できることで、立てない・歩けないほどのぎっくり腰になることを防ぐことができるのです。
ぜひ最後までお読みください。
目次
1.重度のぎっくり腰を発症する可能性のある超危険な予兆
ぎっくり腰の予兆となる症状をみていきましょう。
まずはすでに軽いぎっくり腰を発症していると言っても良いレベルの危険度の高い予兆を紹介します。
【危険度の高いぎっくり腰の予兆】
- 歩くと少し腰に痛みを感じる
- 腰を反らせる、または前かがみになるなど特定の動作を行うと腰に痛みを感じる
- 椅子から立ち上がろうとすると腰に一瞬痛みを感じる
- 咳やくしゃみをすると腰が痛い
- 重い物を持ち上げると腰が痛い
- 腰をひねると痛い
- 腰を動かさず、安静にしていれば痛みを感じないが動くと痛い
上記のような痛みを伴う予兆が見られるということは、腰にはすでに限界に近い大きな負担がかかっており、少し動いた時に痛みという自覚症状が起きているということです。
ちょっとした動きで痛みが出ることを考えると、軽度のぎっくり腰を発症していると言っても過言ではないでしょう。
「軽度のぎっくり腰レベル」と聞いて大袈裟に感じていらっしゃるかもしれませんが、そもそもぎっくり腰は、腰の筋肉やすじに大きな負担がかかり、損傷や炎症を起こすことで発症します。
痛みがあるということは、すでに損傷や炎症を起こしかけている証なのです。
こういったことから、上に挙げた症状を感じてい方は、適切な対処を行わなければ重度のぎっくり腰を発症してしまい、歩くことや立ち上がることすらできなくなる可能性があります。
この後紹介するぎっくり腰を重症化させないための対処法を実践し、腰への負担を軽減して、ぎっくり腰が重症化することを防ぎましょう。
2.きっかけがあればいずれ発症につながるぎっくり腰の予兆
次に紹介するのは、「すでに軽度のぎっくり腰を発症しているレベル」とまではいきませんが、ある程度腰に負担がかかっており、重い物を持つなどのきっかけがあればぎっくり腰を発症してしまう可能性がある予兆です。
【きっかけがあればぎっくり腰を発症してしまう予兆】
- 椅子に長時間座り続けていると腰が痛くなる
- 朝起きた時、なんとなく腰に違和感がある
- 体を動かした時、腰に違和感を感じる
- 階段の上り下りをすると腰に違和感を感じる
- 仰向けで寝続けていると腰が痛くなる
上記のように、はっきりと腰が痛いとまではいかないものの、なんとなく違和感やぼんやりとした痛みを感じるような場合は、腰に負担がかかっている状態です。
具体的には、悪い姿勢や同じ姿勢を続ける事で、こり固まっている状態になっています。
血流も悪く、筋肉の柔軟性が失われているため、無理に腰の筋肉を引き延ばそうとすると、筋肉に傷が付いたり、炎症が起きやすい(=ぎっくり腰の発症)でしょう。
例えば急に腰を動かす、重い物を持ち上げる、腰をひねるなど、ちょっと無理をすると、負担が限界を迎えてしまい、ぎっくり腰を発症する可能性が高いです。
無理な動作をしないように気をつけて過ごしていれば、しばらくは発症を避けられるかもしれませんが、今の状態を放置していれば、いずれ「軽度のぎっくり腰レベル」の予兆が出かねません。
ぎっくり腰を発症させる可能性を少しでも下げるためには、やはり腰を負担を減らすための対処が必要です。
3.ぎっくり腰の予兆ではなく他の病気の可能性がある症状
ぎっくり腰の予兆だと思っていても、実は他の病気の症状である場合は注意が必要です。
腰に痛みや違和感を感じる病気はいくつかあり、ぎっくり腰の予兆だと思ってそのままにしておくと、病気が悪化してしまうことがあるのです。
そのようなぎっくり腰の予兆と勘違いしやすい症状として、以下のようなものがあります。
【ぎっくり腰の予兆ではない症状】
- 腰の違和感や痛みだけでなく、足にしびれを感じることがある
- どんな姿勢をとっても楽にならない/強くならない腰の痛みがある
- 腰から足に力が入りにくい感じがする
- 腰の軽い痛みが2週間以上続いている
こうした症状は、ぎっくり腰の予兆ではない可能性が高く、例えば次のような病気がある場合に見られる症状です。
【ぎっくり腰の予兆と間違いやすい病気】
病名 | どんな病気か |
---|---|
椎間板ヘルニア | 骨と骨の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫する |
腰部脊柱管狭窄症 | 腰椎の中の神経が通っている管が狭くなり、神経を圧迫する |
圧迫骨折 | 背骨がつぶれて変形してしまう |
変形性腰椎症 | 椎間板や椎体が棘のようなものができたり、変形してしまう |
いずれも整形外科での治療が必要な病気です。
ぎっくり腰の予兆ではない症状に少しでも心当たりがあるなら、早めに整形外科を受診しましょう。
整形外科を受診すれば、レントゲンなどの画像での診断で先ほど紹介した病気であるかが診断できます。
4.ぎっくり腰の予兆を感じた時にやるべき対処法
ここからはぎっくり腰の予兆を感じた時にやるべき対処法をご紹介していきます。
ぎっくり腰の予兆を感じた時は、すでに腰に多くの負担がかかっており、軽度のぎっくり腰になっているか、もしくはきっかけ次第でぎっくり腰になってしまうような状態です。
そのままなにもしないでいれば、腰への負担がどんどん大きくなっていき、下に落ちた物を拾う、椅子から立ち上がるといった日常動作をきっかけにして、激痛で動けないくらいの重度のぎっくり腰を発症することもあるのです。
そうならないためにも、次に紹介する対処法を行い、腰への負担を軽減することが大切です。
どれも無理なく取り入れられるものばかりですから、なるべくすべて行うことをおすすめします。
【ぎっくり腰の予兆を感じた時にやるべき対処法】
- ストレッチをする
- お風呂で温めて血行を促進する
- 正しい姿勢を心がける
- ふくらはぎをほぐす
- ストレスを溜めすぎない
それぞれ詳しくみていきましょう。
4-1.ストレッチをする
ぎっくり腰の予兆を感じたら、腰への負担を軽くするためにストレッチをするのがおすすめです。
ぎっくり腰の原因のひとつに、筋肉が固くなり動かしにくい状態になってしまうことが挙げられます。
ストレッチで筋肉をほぐすことで、ぎっくり腰の原因を解消し、本格的な発症を防ぐことができるのです。
次に紹介するストレッチは、ぎっくり腰に大きな関係があるお尻の筋肉を始め、腰回りや背中の筋肉など様々な筋肉を伸ばすことができます。
朝起きた時やお風呂上りなどに行う用にするとよいでしょう。
【ぎっくり腰の予兆を感じた時にやるとよいストレッチ】
①体育すわりをする
②両手を後ろにつき、左足を右足の膝に乗せ、15秒間キープする
③腰を右にねじり、左の足の裏を床につけた姿勢を15秒間キープする
④足を替え、反対側も同様に行う
⑤四つ這いになり、両手を膝の間隔に広げて床につく
⑥左ひじを曲げ、右手を前に伸ばした状態で腰を伸ばした姿勢を15秒間キープする
⑦右ひじを曲げ、左手を前に伸ばした状態で15秒キープする
出典:TikTok
簡単にできるストレッチですが、毎日継続することで筋肉の柔軟性を取り戻し、ぎっくり腰の予兆を感じるほどの腰への負担を軽減することに役立ちます。
毎日こまめに行うようにしましょう。
4-2.お風呂で温めて血行を促進する
ぎっくり腰の予兆を感じた時にやるべき対処法の2つめは、お風呂でしっかりと全身を温めて血行を促進するということです。
ぎっくり腰の原因として腰に負担のかかる不自然な姿勢を続けることで、筋肉が固まってしまうことがあります。
固まってしまった筋肉をやわらかくすることに効果的なのが、温めて血行を促進することです。
普段一人暮らしなどでシャワーだけで済ませているという人も、バスタブに全身浸かり温めることで、血行を促進し筋肉をやわらかくするようにしましょう。
入浴には次のような効果が期待できます。
【入浴の作用】
作用 | どんなものか |
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温熱作用 | 温かいお湯につかることで血管が広がり、血液の流れが良くなる |
静水圧作用 | お湯の水圧が全身にかかることで血液やリンパの流れが良くなる |
浮力作用 | 重力がお湯の中で軽くなり関節や筋肉への負担が軽くなることで、体の緊張がやわらぐ |
筋肉をほぐし、血行促進を目的とするのなら、お風呂の温度は40度前後、肩までしっかりと10分~15分程度浸かって体を温めることがおすすめです。
血行を促進し、筋肉をやわらかくほぐすことでぎっくり腰の悪化を防ぎましょう。
4-3.正しい姿勢を心がける
ぎっくり腰の予兆を感じたら、正しい姿勢を心がける事も重要です。
猫背や反り腰といった歪んだ姿勢は筋肉をあまり使わないため楽に感じる方もいますが、実は腰に負担が集中してしまっている状態です。
姿勢が悪いことで骨格が歪み、その状態で筋肉が固まっていくことで、どんどんと腰への負担が大きくなっていき、限界を迎えるとぎっくり腰になってしまいます。
正しい姿勢を心がけることは、腰への負担を軽くするためにとても重要なポイントなのです。
4-3-1.正しい立ち姿勢
正しい立ち姿勢のポイントは、立ち上がった時に耳の後ろ、肩、腰、膝、くるぶしがほぼ一直線になった状態です。
壁に背中を向けた状態で立ち、後頭部、肩、背中、お尻、かかとを壁につけた状態にすると、正しい姿勢を確かめることができます。
反り腰、猫背といった歪んだ姿勢は腰に負担をかけ、ぎっくり腰を引き起こしたり、悪化させる原因となりますから、まずは正しい立ち姿勢を身に付けましょう。
4-3-2.正しい座り姿勢
デスクワークが多い方は、立つ時だけではなく座る時も正しい姿勢を心がけることが大切です。
正しい座り方のポイントは、骨盤をまっすぐに立て、股関節の角度は90度から100度くらいにすることです。
骨盤が前や後ろに倒れてしまっていると、腰に負担がかかってしまい、ぎっくり腰を悪化させる、または引き起こす原因となってしまいます。
正しい座り姿勢を心がけて、デスクワーク中も腰への負担を減らすようにしましょう。
4-4.ふくらはぎをほぐす
ふくらはぎをほぐすことも、ぎっくり腰の予兆を感じた時におすすめの対策です。
ふくらはぎは、腰の筋肉と繋がっており、ふくらはぎの筋肉が固くなってしまうと歩くときに腰の筋肉が無理に引き延ばされてしまうことで、腰に負担がかかります。
また、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれており、血流促進に大きな役割を果たしています。ふくらはぎの筋肉が固いと、全身の血流が悪くなり、腰の筋肉にも血液が流れにくくなることで、腰の筋肉が固くなる原因になるのです。
特にデスクワークや立ち仕事など同じ姿勢を続けることが多く、歩くことが少ない方はふくらはぎの筋肉が固くなりがちです。
ふくらはぎをほぐすことで、腰の筋肉への負担を軽くするとともに、血流を促進して腰の筋肉がこり固まるのを防ぎましょう。
【ふくらはぎをほぐす方法】
- 椅子に座った状態で片方の膝にふくらはぎの裏を当てて、乗せた方の脚を動かす
- 仰向けに寝た状態で片方の膝の上にふくらはぎの裏を当てて、乗せた方の脚を動かす
上記の方法なら、デスクワーク中や寝る前のベッドの上でなど気軽に行うことができますから、こまめにやってみてください。
4-5.ストレスを溜めすぎない
ぎっくり腰の予兆を感じたら、悪化させないためにもストレス解消を心がけましょう。
ぎっくり腰と言うと、重い物を持ち上げることや、歪んだ骨格や固まった筋肉といった身体的なことが原因だと考えがちですが、実はストレスはぎっくり腰に大きな影響を与えることがわかってきています。
厚生労働省が出している情報でも、ストレスを与えた状態で重い物を持ち上げた場合、姿勢が崩れて腰への負担が増大し、ぎっくり腰が発症しやすくなるという結果が出ているのです。
仕事が終わったら、ゆっくりお風呂に入る、好きな音楽を聴く、といった自分なりのストレス解消法を取り入れることが、ぎっくり腰の予防にも役立ちます。
時間がないときは、正しい姿勢で目を閉じ、深呼吸するだけでも効果があるとされていますから、まずはゆっくりと呼吸することを行ってみましょう。
5.ぎっくり腰の予兆を感じたらやってはいけないこと
ぎっくり腰の予兆を感じたら、腰への負担をこれ以上重くしないためにやってはいけないことがあります。
次にあげるようなことは腰への負担を重くし、ぎっくり腰の悪化や発症に繋がりますから避けましょう。
【ぎっくり腰の予兆を感じたらやってはいけないこと】
- 重い物を無理な姿勢で持ち上げる
- 自己流の腰へのマッサージ
- 安静にし過ぎる
- 腰痛ベルトや腰痛コルセットを日常的に使う
- うつぶせで寝る
それぞれ詳しくみていきましょう。
5-1.重い物を無理な姿勢で持ち上げる
ぎっくり腰の予兆を感じたら、重い物を持ち上げることはなるべく避けた方がよいでしょう。
特に腰を丸めた姿勢で床にある重い物を持ち上げると、腰への負担が限界を迎え、ぎっくり腰を発症するリスクが高まります。
特に「1.ぎっくり腰の予兆【軽度のぎっくり腰】」で紹介した症状にあてはまる場合は、すでに軽度のぎっくり腰を発症していますから、重い物を持ち上げるのは避けてください。
仕事などでどうしても持ち上げる必要がある場合は、次に紹介する膝を使って持ち上げる方法をとります。
【腰に負担をかけず重い物を持ち上げる方法】
①持ち上げる物の近くに立ち、足を肩幅より少し広めに広げる
②胸を張り、背中はまっすぐな状態でお尻を後ろにつきだすようにして膝を曲げてしゃがむ
③物を身体にくっつけた状態で持ち上げる
重い物を置くときも同様に、胸を張り、背中はまっすぐな状態で膝を曲げて、体ごと物を下におろします。
腰を曲げて物を持ち上げる、置くといった動作は腰へ負担がかかってぎっくり腰悪化や発症のきっかけになりますから、絶対にやめておきましょう。
また、重い物を持ち上げた状態で腰をひねると大きな負担がかかります。
重い物を持った時は身体はまっすぐな状態をキープするようにしましょう。
5-2.自己流の腰へのマッサージ
ぎっくり腰の予兆を感じると、筋肉をほぐして痛みを緩和しようと家族などに腰のマッサージをお願いする方もいらっしゃいます。
しかし、ぎっくり腰になりかけているような状態で無理やり強い力でマッサージしてしまうと、筋肉の炎症を強め、痛みを強くしてしまうこともあります。
整体などのプロが行う揉みほぐしや施術は、筋肉の状態を見極めながら行いますから安心ですが、自己流での腰へのマッサージはかえって悪化させてしまうことがあるためやめておきましょう。
5-3.安静にし過ぎる
ぎっくり腰の予兆を感じた時、腰への負担を軽減するために安静にしようと考える方もいらっしゃいますが、安静にし過ぎることはかえってぎっくり腰の悪化を招きます。
最近の研究では、ぎっくり腰になった時、過度の安静はかえって回復を妨げるということがわかってきています。
安静にするのではなく、普段通りの生活を心がけることがぎっくり腰の悪化を防ぎ、発症を抑えることにも役立ちますから、なるべくきちんと動くようにしましょう。
5-4.腰痛ベルトや腰痛コルセットを日常的に使う
腰への負担を軽くするために、市販の腰痛ベルトや腰痛コルセットを使う方もいますが、日常的に毎日使うことはおすすめできません。
腰痛ベルトや腰痛コルセットは腰を支えることで安定させ、痛みを出にくくしてくれる効果が期待できます。
しかし、毎日のように使ってしまうと、腰を支えるための腹筋や背筋を使わなくなってしまい、コルセットやベルトなしでは腰を支えられなくなってしまうのです。
腰痛ベルトや腰痛コルセットは、痛みが強くて我慢できない時だけ、長くても3日程度までの使用に抑え、普段は正しい姿勢を自分の筋力で支えるようにしましょう。
5-5.うつぶせで寝る
ぎっくり腰の予兆を感じた時は特に、うつぶせで寝ることはやめましょう。
うつ伏せで寝ると、どうしても腰が反りやすく、負担が集中しやすくなってしまいます。
重力で腰部分が沈み込み、腰が反ることで腰椎へ大きな負担をかけてしまうのです。
仰向け、または横向きが腰への負担がかかりにくい寝方です。
うつ伏せはやめ、寝返りで仰向けと横向きを交互に行うことで腰への負担を軽減しましょう。
6.予兆に対処しても腰に負担をかけている根本原因を解消しないといつかはぎっくり腰になる
ぎっくり腰の予兆を感じた時、先ほどまで紹介した対処法をしっかりと行うことがとても大切です。
ある程度腰への負担は軽減され、危険な状態はひとまず脱することができるでしょう。
しかし、ぎっくり腰になりかけるほど腰に負担がかかっている根本原因を解消しなければ、腰への負担が大きくなり、いつかはぎっくり腰になってしまう可能性があります。
ぎっくり腰の根本原因は、人によって異なりますが、大きく「骨格」と「筋肉」が挙げられます。
姿勢、歩き方、座り方など普段何気なく行っている身体のクセにより、骨格が歪み、歪んだ状態で筋肉が過度に引き延ばされるなどして負担がかかり固くなってしまうのです。
ストレッチや正しい姿勢を心がけることは、普段の身体の使い方のクセ自体にアプローチすることで、ぎっくり腰になるほど負担がかかっている腰をケアします。
しかし、長年の習慣で身についてしまった身体の使い方のクセを、自分だけで完全に改善するのはなかなか大変です。
ぎっくり腰寸前まで行くほど腰へ負担をかけていた体の使い方のクセは、5年、10年といった長い時間続き、負担も蓄積されています。
さらに、こり固まった筋肉をストレッチなどでほぐし、負担を軽くするとはできますが、骨格の歪みまで自分で改善を目指すことは難しいのです。
ぎっくり腰の根本原因は筋肉と骨格の両方にありますから、どちらか片方だけをケアしただけでは、根本原因を完全に解消することはできません。
そのため、気を抜いて対処法をやらなくなれば、また腰への負担が重くなり、いずれぎっくり腰を発症することになってしまうのです。
7.ぎっくり腰の予兆を悪化させず将来的にも発症を予防するには整体が最適
腰に負担がかかっている根本原因を解消し、将来的に自分での対処をやめてもぎっくり腰を発症しないようにしたいなら整体に行くのが最適です。
【ぎっくり腰の根本原因の解消に整体ができること】
- 骨格と筋肉の両方にアプローチすることができる
- ぎっくり腰の根本原因を突き止めてアプローチすることができる
それぞれ詳しくみていきましょう。
7-1.骨格と筋肉の両方にアプローチすることができる
整体の施術はぎっくり腰の根本原因である「骨格」と「筋肉」の両方にアプローチすることができます。
ぎっくり腰の根本原因は何度かご説明したように、骨格と筋肉の両方にあります。
整体は、固くなった筋肉をほぐし、やわらかくしていきます。
そして筋肉がほぐれたところで骨格にアプローチし、歪んでしまった骨格を正しい位置へと導いていくことが期待できます。
固くなった筋肉と、歪んでしまった骨格、両方に同時にアプローチすることで、自分ではなかなかできない腰へ負担がかかっている根本原因からしっかり改善を目指すことができるのです。
骨格と筋肉の両方にアプローチできることが、ぎっくり腰の根本原因からの改善に整体の施術が期待できる理由です。
7-2.ぎっくり腰の根本原因を突き止めてアプローチすることができる
ぎっくり腰の根本原因は骨格と筋肉の両方にありますが、骨格のどの部分、どの筋肉に原因があるかは一人一人異なります。
整体では、実際に体に触れて可動域や筋肉の固さを確かめていくことで、その人それぞれ違う根本原因となる箇所を突き止めて、アプローチすることが可能です。
ぎっくり腰は、レントゲンなどの画像診断では異常が発見できません。
根本原因をしっかりと突き止めるには、多くの人の身体に触れ、経験と知識が豊富な整体師が、その人の身体にしっかりと触れながら、探っていくことが大切なのです。
一人一人違う根本原因を突き止めることで、より効果がでる施術が実現できます。
ぎっくり腰の予兆を感じた時、ぎっくり腰を予防したいと思ったのなら、なるべく早く整体に相談してみることをおすすめします。
8.ぎっくり腰の予兆を感じたらJITANBODYでぎっくり腰を予防しましょう!
ぎっくり腰の予兆を感じて、「絶対にぎっくり腰になりたくない!長い目で見ても発症しないようにしたい!」とお考えなら、ぜひ私たちJITANBODYにお任せください。
私たちJITANBODYは、筋肉と骨格の両方にしっかりとアプローチし、痛みの根本原因からの改善を目指す整体院です。
その方の身体の状態を見極めたうえで、ベストな施術を行います。
ぎっくり腰や腰痛の施術にも定評があり、たくさんのお客様から喜びの声もいただいています。
8-1.丁寧な検査とカウンセリングでその方の「身体の使い方のクセ」を見極めます
JITANBODYでは、初回のカウンセリングに力を入れており、その方の痛みの状態だけでなく、生活習慣やお仕事など、さまざまなことを丁寧にお伺いします。
なぜなら、ぎっくり腰の予兆を感じるほど腰へ負担がかかっている原因は、その方の毎日の生活にあるからです。
こんなことまで聞かれるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、毎日の生活の中で積み重なった痛みの根本原因を解消するには、その方の生活についてもしっかりお伺いすることが大切なのです。
また、お話をお伺いするだけでなく、実際に体を動かして頂いたり、写真を撮影して画像をチェックしたりと、さまざまな検査も行います。
関節の可動域や姿勢のクセなどを実際の動かし方を見ながらチェックすることで、ぎっくり腰の予兆を感じるほど腰に負担がかかっている原因を探っていきます。
きちんとしたカウンセリングと検査で根本原因を見極めることで、次に行う施術がより的確なものとなり、効果を実感していただけるものとなるのです。
8-2.国家資格取得者による的確な施術で根本原因にしっかりとアプローチします
JITANBODYで施術を行うのは、全員国家資格を取得しているスタッフです。
【JITANBODYの整体師が取得している国家資格の例】
- 理学療法士
- 作業療法士
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- あん摩マッサージ指圧師
整体の施術を行うには、上記のような資格などは必要ありません。
整体院によって知識や技術にばらつきがあるのは、資格の取得が必要ないからというのもひとつの理由です。
しかしJITANBODYでは、施術を行うのは国家資格取得者に限定しています。
なぜなら、その方の痛みの根本原因にしっかりとアプローチするためには、体系を立てて人体について学んだ知識が不可欠であると考えているからです。
国家資格を取得するには、一定の期間人体について学び、試験を受ける必要があります。
確かな知識をベースに、JITANBODY独自の技術を身に着けることで、根本原因にアプローチできる確かな技術を提供できるのです。
8-3.1回20分前後の施術でぎっくり腰の予兆を感じた腰へしっかりとアプローチします
JITANBODYの施術は1回20分前後(初回はヒアリング・検査をしっかり行うため45分前後)と決して長くはありません。
整体の施術と言うと、長くしっかりとマッサージなどを行ってもらう方が効果的でお得!と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、JITANBODYでは長時間の施術はかえって身体に負担をかけてしまうと考えています。
短時間の施術で、ぎっくり腰の予兆を感じるほど負担が集中している根本原因にしっかりとアプローチし、改善を目指すことで、効果を実感していただけるのです。
お仕事が忙しい方でも、仕事帰りなど空いた時間に通いやすいのもJITANBODYの特徴です。
ぎっくり腰の予兆を感じたら、ぜひお気軽にJITANBODYにご相談ください。
9.まとめ
ぎっくり腰の予兆について解説しました。
ぎっくり腰の予兆は、すでに軽度のぎっくり腰を発症している場合と、きっかけがあればぎっくり腰を発症してしまう状態の2つに分けられます。
それぞれの症状は次の通りです。
【ぎっくり腰の初期症状】
- 歩くと少し腰に痛みを感じる
- 腰を反らせる、または前かがみになるなど特定の動作を行うと腰に痛みを感じる
- 椅子から立ち上がろうとすると腰に一瞬痛みを感じる
- 咳やくしゃみをすると腰が痛い
- 重い物を持ち上げると腰が痛い
- 腰をひねると痛い
- 腰を動かさず、安静にしていれば痛みを感じないが動くと痛い
【きっかけがあればぎっくり腰を発症してしまう予兆】
- 椅子に長時間座り続けていると腰が痛くなる
- 朝起きた時、なんとなく腰に違和感がある
- 体を動かした時、腰に違和感を感じる
- 階段の上り下りをすると腰に違和感を感じる
- 仰向けで寝続けていると腰が痛くなる
上記のような症状を感じたら、すでに軽度のぎっくり腰を発症しているか、きっかけ次第でぎっくり腰を発症してしまう状態です。
正しい対処法を行い、ぎっくり腰の予兆を感じるほど負担のかかった腰をケアしましょう。
絶対にぎっくり腰を予防したい、悪化させたくないという方は、整体に相談するのもおすすめです。
この記事を参考に、腰を適切にケアしてぎっくり腰の予兆に対処してください。
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