「腰が痛いけど、忙しいし我慢してしまっている…やっぱり病院に行くべき?」
「このまま放っておいて自然に治るのが一番いいけど、悪化したらどうしよう」
「このくらいで病院に行くのは大げさなんじゃ…」
腰に異変を感じた時、真っ先に頭をよぎる「病院」の2文字。
それでもいざ「行こう!」という段階になると、上のような迷いを感じてなかなか行動に移せない方は多いのではないでしょうか。
「腰痛で病院に行くべきか?行かなくても良いのか?」
迷うあなたに用意された選択肢は、次の3つです。
①病院に行く
②病院に行かずに様子見する
③病院以外の施設(整体など)に行く
どれがあなたにとってベストな選択なのか、まずは簡単10秒診断でチェックしてみましょう。
おそらく、多くの方が「病院よりも整体に行くべき」という診断結果が出たのではないでしょうか。
実は、ほとんどの腰痛は病院に行っても原因がわからないため、あなたの腰痛は今すぐ病院に行かなくても良いケースである可能性が高いです。
本記事では、腰痛で病院に行くべきかを迷っている方に向けて、
1.腰痛で病院に行くべきケース
2.腰痛で1ヶ月は様子見してもいいケース
3.腰痛で整体に行くべきケース
を徹底的に解説します。
最後まで読めば、あなたが病院に行くべきかどうか、明確な根拠を元に判断できるようになります。
この記事を読み終えた後、すぐに適切な医療機関やその他の施設に予約を入れられるようになることでしょう。
目次
1.腰痛で病院に行くべきケース
まずは、腰痛で病院に行くべきケースについてお話しします。
腰痛で病院に行くべき3つのケース
ケース①腰痛のきっかけがケガである(転倒・交通事故など)
→速やかに「整形外科」に行くべき
ケース②我慢できないほど痛みが強く、一時的にでもいいから和らげたい
→「整形外科」に行くべき
ケース③腰痛以外にも発熱・腹痛・血尿などの症状がある
→速やかに「症状に合わせた診療科(内科・泌尿器科など)」に行くべき
これらのケースに1つでも当てはまる腰痛は、病院でなければできない対処が必要です。
具体的にどういうことなのか、順番に1つずつ見ていきましょう。
1-1.腰痛のきっかけがケガである
腰痛のきっかけがケガである場合は、骨折の疑いがあるため、今すぐ病院(整形外科)に行くべきです。
腰痛の原因が事故や転倒による腰の骨折であった場合、その痛みは放っておいても自然治癒することは
ありません。
むしろ日常生活の動作によってどんどん痛みが悪化してしまう危険があるため、
・固いものに腰を強くぶつけた
・転んだ拍子に腰を打った・尻もちをついた
・車や自転車の追突事故で腰にダメージを負った
など腰に外側からダメージを受けた覚えがある場合は、速やかに整形外科を受診してレントゲン検査をしてもらいましょう。
【腰を骨折していた場合、整形外科ではどんな治療をしてもらえるの?】
レントゲン検査の結果骨折が確認された場合は、コルセットで腰を固定し、折れた骨が修復するのを待ちます。
痛みが酷い場合は、鎮痛剤が処方されるケースもあります。
手術が必要な重症の場合を除いて、「整形外科でなければ受けられない治療」というものはありません。
しかし、骨折を発見するためのレントゲン検査は医療機関でなければ受けられないため、はじめの受診先としては整形外科が妥当であると言えるでしょう。
1-2.我慢できないほど痛みが強く、一時的にでもいいから和らげたい
「我慢できないほど痛みが強く、一時的にでもいいから和らげたい」というのも、腰痛で病院に行くべきケースです。
腰の痛みを今すぐに和らげたいのなら、
・ブロック注射を打つ
・鎮痛剤(処方薬)を飲む
といった即効性のある手段に頼るしかありません。
どちらも医療機関でなければ受けられない治療であるため、「今すぐこの痛みをどうにかしたい」という場合は病院に行く必要があります。
ブロック注射と鎮痛剤には、それぞれ違った特性やメリット・デメリットがあり、どちらか一方が優れているとは一概には言えません。
両者の違いを比較した下の表を見て、より自分に向いていると思える方を選ぶと良いでしょう。
我慢できない腰痛の応急処置 | ||
---|---|---|
ブロック注射 | 鎮痛剤 | |
どんなもの? | 腰の神経の近くに注射で麻酔薬を注入する | 痛み止めの作用がある処方薬を服用する ※急性期(痛みの出始め)にはロキソニン・ボルタレンなどの飲み薬が処方されるのが一般的 |
こんな人におすすめ | とにかく楽になりたい人 | 注射が苦手な人 |
効き目の強さ | ◎ 強い | △ 市販薬よりは強い |
効き始める までの時間 | △ 数時間以内 | ◯ 15~30分 |
効き目の 持続時間 | ◯ 数時間~数ヶ月 (個人差が大きい) | △ 4~6時間 |
費用の目安 | ※ △ 2,000~3,000円 | ◯ 500円前後 |
メリット | ・局部麻酔なので鎮痛効果が強い ・繰り返し打つことでそのまま痛みが緩和されるケースもある | 手軽に利用できる |
デメリット | 注射の種類によっては打つ際にひどい痛みを感じることがある | 副作用が起こる可能性がある (胃の不快感や眠気など) |
治療が受けられる 機関 | 麻酔科 ペインクリニック ※上の2つが併設されている整形外科もある | 整形外科 |
※初診料・診察料・検査費用は含まれません。注射や薬の種類によっては相場から価格が大きく外れることもあります。
何としても痛みをすぐに和らげたい場合はブロック注射が打てる医療機関へ、注射に抵抗がある場合は整形外科で鎮痛剤を処方してもらうと良いでしょう。
【ブロック注射や鎮痛剤はあくまでも一時的な対処法として捉えておくべき】
ブロック注射や鎮痛剤は、基本的に腰痛を完治させるというよりも、応急処置としての役割が大きい対処法です。
したがって一時的に痛みが治まっても、麻酔や薬の効き目が切れると痛みが再発するケースがほとんどです。
これらの対処法はあくまで一時的なものとして捉え、再発する場合は「骨格矯正」や「手術」といった根本改善を検討しましょう。
1-3.腰痛以外にも発熱・腹痛・血尿などの症状がある
腰痛以外にも発熱・腹痛・血尿などの症状がある場合は、内臓疾患などのサインである可能性があるため、できるだけ早く病院に行くべきです。
以下の一覧表から当てはまる症状をチェックし、症状に合った診療科を受診しましょう。
注意したい腰痛以外の症状一覧表 | ||
---|---|---|
腰痛以外の症状 | 疑いのある病気 | 受診すべき医療機関 |
・腹痛 ・血便 ・嘔吐 | 十二指腸潰瘍 胆石 胆嚢(たんのう)炎 膵臓炎 大腸がん | 消化器科 |
・排尿障害 ・血尿 | 尿路結石・膀胱炎 | 泌尿器科 |
・おりものの増加 ・不正出血 | 子宮がん 子宮内膜症 | 婦人科 |
・締め付けるような背中・腰の痛み ・下腹部の激痛 | 心筋梗塞 解離性腹部大動脈瘤 | 循環器科 |
・発熱 | 細菌感染症 | 内科 |
【腰痛から重大疾病が見つかるケースはごくわずか。心配のしすぎにも注意を】
腰痛以外の症状がある場合は、できるだけ早く病院に行くことをおすすめしますが、腰痛から重大疾病が見つかる確率はわずか2%程度です。
「もしかしたら何か重い病気なのかも…」とあまり深刻になりすぎず、安心を買いに行くつもりで診察してもらいましょう。
2.腰痛で1ヶ月は様子見してもいいケース
腰痛で1ヶ月は様子見してもいいケースは、一言で言えば
「痛みが軽い・かつ腰痛が発生して間もない」
です。
なぜこのようなケースでは腰痛を様子見してもいいのか、次の順にお話しします。
・軽い腰痛は1ヶ月以内に自然治癒する可能性がある
・腰痛を様子見する際の注意点は「1ヶ月のリミットを守ること」
2-1.軽い腰痛は1ヶ月以内に自然治癒する可能性がある
「痛みが軽い・かつ腰痛が発生して間もない腰痛」を様子見してもいい理由は、自然治癒する可能性があるからです。
一般的な腰痛は発症から1ヶ月程度で80〜90%が自然治癒し、1ヶ月を超えても痛みが引かず「慢性腰痛」となる可能性は5%程度だと言われています。
参考:東邦大学「東邦大学メディカルレポート-さまざまな腰痛とその治療について~ 痛みが慢性化する前に適切な治療を 〜」
腰痛悪化のリスクを考えると、できれば早いうちに整体などで早期の検査・ケアをしてもらうのがベターですが、
「忙しくてどうしても病院や整体に行く時間がない」
「とりあえず仕事や日常生活に支障はないからこのまましばらく様子を見たい」
といった事情があれば、1ヶ月をリミットに様子見してみても良いでしょう。
【自宅でできる腰痛セルフケア】
病院に行かず腰痛の様子見をする場合は、次のようなセルフケアを実践してみるのもおすすめです。
・太もも・お尻・ふくらはぎのストレッチ
→張りが取れて姿勢が改善し、腰痛が和らぐ可能性がある
・寝具の買い替え
→体圧分散に優れている敷布団やマットレスを使うことにより、腰への負担が軽減できる可能性がある
腰そのものへの過度なストレッチやマッサージは、筋肉が炎症を起こしかえって痛みが悪化してしまうことがあるため、注意が必要です。
まずは周囲の筋肉をほぐし、腰に負担がかからない生活を心がけましょう。
2-2.腰痛を様子見する際の注意点は「1ヶ月のリミットを守ること」
腰痛を様子見する際の注意点は「1ヶ月のリミットを守ること」です。
1ヶ月のリミットを過ぎても痛みが引かない場合は、慢性腰痛である可能性が高く、それ以上様子見をしても自然治癒は期待できません。
そのままズルズル放置してしまうと、自然治癒どころか症状が悪化してしまうリスクもあります。
「そのうち予定が空いたら病院に行こう」と思っていたはずが、悪化して歩けなくなってしまい、「救急車を呼ばなければ病院にも行けない…」といった事態に陥るのは避けたいですよね。
腰痛悪化のリスクを防ぐために、様子見のタイムリミットは1ヶ月に設定し、
「この日までに痛みが引かなかったら病院か整体に行く!」
と今のうちに決めて、リマインダー機能のあるスケジュールアプリ等に入れておくと良いでしょう。
3.腰痛で整体に行くべきケース
ここからは「病院」「様子見」に次ぐ最後の選択肢、整体に行くべきケースについてお話しします。
腰痛で病院よりも整体に行くべきケースの例としては、次のようなものが挙げられます。
腰痛で整体に行くべきケース(一例)
・腰痛が1ヶ月以上続いている
・痛みはひどくないがこれ以上悪化するのが不安
・緊急ではないが痛みが辛くてなんとかしたい
・腰痛が再発しないようしっかり治したい
・以前腰痛で病院に行ったことがあるが改善されなかった
上の例を見て、「当てはまるような当てはまらないような…」と迷う人もいるのではないでしょうか。
ここまでお話ししてきたことをまとめると、
「1.腰痛で病院行くべきケース」
「2.腰痛で1ヶ月は様子見してもいいケース」
に当てはまらないケースの腰痛、つまりほとんどの腰痛が整体に行くべきということになります。
なぜほとんどの腰痛が病院よりも整体に行くべきなのか、実際に整体に行くとどうなるのか、詳しく見ていきましょう。
3-1.病院では原因がわからない腰痛も、整体なら改善できる可能性がある
ほとんどのケースの腰痛が病院よりも整体に行くべき理由はただひとつ、
「病院では原因がわからない腰痛も、整体なら改善できる可能性があるから」
です。
実は、病院では腰痛の85%が原因不明と診断されてしまい、MRIやレントゲンといった検査で原因がわかる腰痛はわずか15%と言われています。
参考:厚生労働省「腰痛対策」
つまり、あなたが病院で腰痛を訴えても「原因がわからない」と言われて湿布や薬をもらうだけ…といった結果に終わる可能性が非常に高いです。
整体ではレントゲンやMRIを使った検査はできませんが、全身の歪みや可動域をチェックして痛みの根本原因を発見するのは整体の得意分野です。
例えば、腰痛の見えない原因として考えられるのが「歩き方」や「立ち方」ですが、こういった腰痛の場合整体では次のような検査と施術が受けられます。
腰痛の隠れた原因と整体での検査・施術 | ||
---|---|---|
腰痛の原因 | 歩き方 | 立ち方 |
腰が痛くなるメカニズム | ・がに股 といった癖があるまま歩くことで、骨盤が歪み、腰の筋肉に負担がかかって痛みが出る | ・左右どちらかに体重が乗っている といった姿勢で立ち続けることで、骨盤や腰椎に負担がかかって痛みが出る |
整体での検査 | ・歩き方の癖をチェック ・股関節の可動域チェック | ・立った姿勢・座った姿勢での背骨の歪みチェック ・背中の可動域チェック |
整体での施術 | ・ふくらはぎや前ももの筋肉をほぐす →歩き方の癖が軽減され腰痛も緩和する | ・背骨・骨盤を調整 →骨格の歪みがなくなり腰痛も緩和する |
※施術の方法や効果は個人差があります
このように、病院では原因の特定・治療ができない腰痛も、整体でなら緩和できる可能性があることから、ほとんどの腰痛は整体に行くべきだと言えるでしょう。
3-2.この腰痛、病院と整体に行くのではどう違う?ケース別に比較
ここまで「ほとんどの腰痛が整体に行くべき」とお伝えしてきましたが、腰痛で病院に行った場合と整体に行った場合とでは、検査と治療(施術)にどのような違いが出るのでしょうか。
・鈍い腰痛が1ヶ月以上続いているケース
・湿布・痛み止めが効かないひどい腰痛に苦しんでいるケース
の2つのケース別に紹介します。
ケース1.鈍い腰痛が1ヶ月以上続いているAさんの場合
【状況】
2~3ヶ月前からデスクワークで座り姿勢が続くと腰が痛くなるようになってきた。痛みはひどくないが毎日憂鬱。応急処置よりも1回しっかり治して、再発しない腰痛改善を望んでいる。
病院に行くとどうなる? | |
---|---|
検査 | レントゲン・MRIを撮って原因を探るが、骨や神経に異常は見られなかった |
治療 | 湿布と鎮痛剤を処方され「これでしばらく様子を見て」と言われる →薬が効いているうちは痛くないが、すぐに痛みがぶり返す |
整体に行くとどうなる? | |
検査 | 日常生活に原因が隠れていないかカウンセリング・身体の可動域や歪みを検査 →普段の座り姿勢に腰痛の原因があることがわかった |
施術 | 背骨・骨盤を調整して反り腰を改善 →初回の施術から腰痛が和らぐのを感じ、2ヶ月通ったところで痛みを感じなくなった |
この場合、Aさんにとっては病院よりも整体に行った方が、本人の望む結果を得られていることがわかります。
ケース2.湿布・痛み止めが効かないひどい腰痛に苦しむBさんの場合
【状況】
ある日突然、屈んだ拍子に腰に激痛が走り、歩くのもやっとな状態になってしまった。市販の湿布や痛み止めを使ってみたが痛みが一向に引かない。数日後にどうしても外せない仕事があり、一刻も早い痛みの緩和を望んでいる。
病院に行くとどうなる? | |
---|---|
検査 | レントゲン・MRIを撮って原因を探るが、骨や神経に異常は見られなかった 医師は「ぎっくり腰」と診断 |
治療 | 湿布や鎮痛剤が効かないことを伝え、ブロック注射を打ってもらう →数時間で痛みが消え、翌日から無事仕事に行けるようになった |
整体に行くとどうなる? | |
検査 | 日常生活に原因が隠れていないかカウンセリング・身体の可動域や歪みを検査 →運動不足による腰の筋力の衰えと歩き方の癖によって、腰への負担が積み重なったことが痛みの原因だとわかった |
施術 | ・足首の関節を調整して歩き方の癖を改善 →初回の施術では効果を実感できなかったが、2ヶ月の通院とセルフケアで痛みを感じなくなった |
この場合、Bさんの「数日後の仕事の日までに痛みを解消したい」という望みを叶えるには、まずは病院に行くことが正しい選択であったと言えます。
しかしその後のことを考えると、ひどい痛みが落ち着いたタイミングで整体に行き、痛みを根本から改善した方が良いでしょう。
このように、一部の例外を除いた多くの腰痛は、病院よりむしろ整体に行った方が良いケースがほとんどです。
・ケガによる腰痛
・病気による腰痛
・応急処置だけしてほしい
・発症したばかりの軽い腰痛
のいずれかに当てはまるものがなかったら、まずは整体院に行くことをおすすめします。
4.腰痛の本当の原因を突き止められるのは一部の整体院のみ!良い整体院を見分けるポイント
これまで、「整体なら病院ではわからない腰痛の原因がわかる」とお伝えしてきましたが、注意しておかなかなければならないのが、
「腰痛の本当の原因を突き止められるのは一部の整体院のみ」
という、整体業界の実情です。
整体院は、特定の資格を取得しなくても開業・施術できてしまうことから、技術や知識にばらつきが出やすい傾向にあります。
国家資格を取得している凄腕の整体師もいれば、民間資格だけ取って独学で特に勉強もしていない整体師もおり、整体院や整体師ごとの「当たり外れ」が大きいのです。
つまり、腰痛を根本から改善しようと思ったら、数ある整体院のなかから「腰痛の原因を突き止めてくれる良い整体院(整体師)」を選ばなければなりません。
そこで本章では、腰痛の原因を突き止めてくれる良い整体院を見分ける3つのポイントを、以下の順に紹介します。
・スタッフが国家資格を取得しているか
・実際に原因不明の腰痛を緩和させた実績があるか
・初回のカウンセリングや検査に力を入れているか
これらの見分け方を事前に知っておけば、行ってみたい整体院の候補を絞り込むのが非常に楽になるので、ぜひ参考にしてくださいね。
4-1.スタッフが国家資格を取得しているか
腰痛の原因を突き止めてくれる良い整体院を見分けるポイントとして、最も簡単な方法とも言えるのが、スタッフが国家資格を取得しているかどうかです。
整体師の資格をチェック! | |
---|---|
国家資格 | 民間資格 |
・柔道整復師 ・あん摩マッサージ指圧師 ・鍼灸師 ・理学療法士 ・作業療法士 | ・国際ホリスティックセラピー協会認定整体師 ・整体セラピスト ・ゆがみ矯正インストラクター ・ボディケアセラピスト |
レントゲンやMRIには写らない「腰痛の本当の原因」を調べるためには、
・人間の骨や筋肉に関する豊富な知識
・さまざまな人の体を見てきた現場での経験
といったものが必要です。
民間資格よりも難易度の高い国家資格を取得したということは、その整体師が「人間の体について一定レベルの勉強と訓練を積んできた」ことの証明でもあります。
一方で、民間資格のみを所有している整体師が多く在籍している整体院も少なくはありません。
民間資格の取得は比較的簡単であるため、たとえ同じ価格帯の整体院であっても整体師の技術や知識に個人差が出やすいというのが実情です。
経験と知識に基づいた質の高い検査をしてくれる整体師に出会えるよう、整体院のWebサイトやSNSで国家資格を取得しているか確認しましょう。
整体院のスタッフが国家資格取得しているかを確認する方法
・「スタッフ紹介」のページに飛んで、プロフィールの資格欄に国家資格があるかをチェックする
・一部のスタッフだけ有資格者の場合は、指名ができるか問い合わせてみる
・資格について特に何も書かれていない場合は、候補から外すor個別に問い合わせてみる
「国家資格を持っているから技術が高い」
「民間資格しか持っていないから技術が低い」
というわけではありませんが、整体師の技術や知識を計るうえで「国家資格の有無」はひとつの指標になると言えるでしょう。
4-2.実際に原因不明の腰痛を緩和させた実績があるか
腰痛の原因を突き止めてくれる良い整体院を見分けるポイント、2つめは「実際に原因不明の腰痛を緩和させた実績があるか」です。
「検査や施術でどのような結果を出したか」というのは、国家資格の有無と同じく、その整体院の良し悪しを客観的に判断する材料になります。
見分け方としておすすめなのは、整体院の口コミをチェックする方法です。
・整体院の公式Webサイト
・Googleマップ
・全国の整体院が検索できるポータルサイト(エキテン・整体ネット・EPARKなど)
などの口コミ欄を確認し、
「病院でも治らなかった腰痛が緩和した!」
「腰痛の原因がはっきりわかってホッとした」
といった口コミが寄せられている整体院では、腰痛の原因解明の検査をしっかりやっている可能性が高いと言えるでしょう。
以下は、Googleマップを使った口コミの調べ方の一例です。
【Googleマップを使った口コミの調べ方例】
このように「腰痛」や「原因」などでワード検索をかけることで、原因不明の腰痛が緩和した口コミを簡単に探せます。
整体院の公式Webサイトでは「原因不明の腰痛を治します!」と整体師本人が発信している場合もありますが、より信憑性の高い第三者(利用者)の声を参考にすると良いでしょう。
4-3.初回のカウンセリングや検査に力を入れているか
「初回のカウンセリングや検査に力を入れているか」というのも、腰痛の原因を突き止めてくれる良い整体院の見分けるポイントです。
腰痛の本当の原因を突き止めるためには、整体そのものの技術よりも、
・来院者から痛みの原因のヒントを聞き出す力
・知識や過去の経験を元に「もしかしたらこれが原因なのでは?」と推測を立てる力
といった能力が必要になります。
これらの能力は、経験豊富なベテラン整体師ほど長けている傾向にあります。
また、丁寧なカウンセリングや検査がきっちりとマニュアル化されている大手の整体院であれば、どの整体師に当たっても一定のクオリティが保証されている可能性が高いです。
具体的な見分け方としては、整体院のWebサイトやSNSで発信している情報をチェックする方法が最も手軽です。
どんなカウンセリングや検査を行っているのか、複数の整体院を比較し、より丁寧な方を選ぶと良いでしょう。
△普通の整体院のカウンセリング(一例) | ◎良い整体院のカウンセリング(一例) |
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痛みの状態や痛みが出るまでの経緯、それに伴う生活の困りごとなど、「現在の状態」について聞く | ・通院歴・運動歴・仕事歴など、過去にさかのぼって聞く ・一見腰痛とは関係なさそうなライフスタイルまで細かく聞く |
△普通の整体院の検査(一例) | ◎良い整体院の検査(一例) |
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患部の周辺を押す・曲げるなどして痛みが出るか確認する ※カウンセリングで立てた「痛みの原因の仮説」を実証するイメージ | ・立つ姿勢・歩き方からチェックする ・下半身を様々な角度・方向に動かし、痛みの程度を細かく確認する ※カウンセリングで立てた「痛みの原因の仮説」をも元に、他にも考えられる原因がないか探るイメージ |
ただし、その整体院が実際にどのようなカウンセリングや検査をおこなっているのかは、行ってみなければわからない部分もあります。
心配な場合は、初回を特別料金で受けられる整体院に複数行ってみて、より信頼できそうなところに通うなどの方法を取っても良いでしょう。
5.病院ではわからない腰痛の根本原因を突き止める!「JITANBODY整体院」にお任せください
「腰をケガした覚えもないし、腰痛以外の症状も特に出ていない。多分病院に行ってもはっきりした原因はわからなそう」
「今すぐなんとかしないと耐えられないほどの痛みじゃないけど、このまま様子見するのは辛い…」
「整体が良いっていうのはなんとなくわかったけど、当たり外れが激しいと聞くし、どこがちゃんとした整体院かなんて自分で見極められない…」
病院に行こうか迷っていたはずなのに、「ほとんどの腰痛の原因は病院ではわからない」と知って、どうしたらいいかわからなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。
そんな場合は、原因がわからない痛みに向き合うのが得意な整体院、「JITAN BODY整体院」にお任せください。
【JITANBODY整体院とは?】
JITANBODY整体院は、「痛みの根本改善」にとことんこだわる日本最大級の整体院グループです。
病院では治らなかった痛み・ご本人も諦めかけてしまっていた痛みといった症状も、JITANBODYは諦めません。
痛みの本当の原因を探る豊富な知識と、症状の早期改善&再発防止へと導く高い技術は、医師や医療専門家・プロスポーツ選手からも高い評価をいただいています。
ここからは、JITANBODY整体院の5つの強みと、実際の施術の流れをご紹介します。
JITANBODY整体院の5つの強み
・思わぬところに隠れている「腰痛の本当の原因」を突き止める
・スタッフ全員が国家資格を取得している
・原因不明の腰痛緩和の施術実績が豊富である
・身体に負担の少ない「短時間・ソフトな整体」を行っている
・全国80箇所以上に店舗展開!日本最大級の整体院グループ
5-1.JITAN BODY整体院の5つの強み
数ある整体院の中でなぜJITAN BODY整体院を強くおすすめするのか、その理由は「5つの強み」にあります。
JITANBODY整体院の5つの強み |
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強み①思わぬところに隠れている「腰痛の本当の原因」を突き止める |
初回の来院できめ細やかなカウンセリングと検査を行い、あなたの腰痛の原因を突き止めます。 【カウンセリング】 【検査】 ※検査の様子は、この先の「5-2.実際にどんなことをしてもらえるの?腰痛の原因特定から改善までの流れを一挙公開!」で詳しくお伝えします。 |
強み②スタッフ全員が国家資格を取得している |
JITANBODY整体院では、スタッフ全員が以下の国家資格のいずれかを取得しています。 ・柔道整復師 人の身体について学び、技術を磨き続けてきた精鋭スタッフだからこそ、痛みの本当の理由を探して腰痛の根本改善を目指せるのです。 |
強み③腰痛の原因特定・緩和の施術実績が豊富である |
【お客様の声(一例)】 ※効果には個人差があります JITANBODY整体院では、これまで腰痛に苦しむ数多くのお客様の「痛みの原因」を特定し、悩みを解消してきました。 病院ではわからなかった痛みの原因を特定・緩和したことで、驚きや喜びの声をいただいています。 このような豊富な実績は、JITANBODY整体院の高い技術の裏付けとも言えます。 |
強み④身体に負担の少ない「短時間・ソフトな整体」を行っている |
長時間のもみほぐしや痛を伴う施術は、かえって痛みを悪化させてしまうリスクがあるため、JITANBODY整体院では「短時間・ソフトな整体」を行っています。 整体に痛いイメージがある方、腰痛の悪化が心配な方にこそおすすめです。 |
強み⑤全国80箇所以上に店舗展開!日本最大級の整体院グループ |
日本最大級の整体院グループのJITANBODY整体院は、北海道から沖縄まで全国に店舗を構えています。 「行ってみたいけどお店が通える範囲にないかも…」 そんな方は、ぜひお近くのエリアの店舗をチェックしてみてください。 ※JITANBODYの全店舗の所在地・Webサイト等の情報は、以下のページからご確認いただけます。 |
JITAN BODY整体院は、高い技術と豊富な知識で、あなたの腰痛の根本改善を目指します。
5-2.実際にどんなことをしてもらえるの?腰痛の原因特定から改善までの流れを一挙公開!
ここまでの内容を読んで
「腰痛の本当の原因を突き止めるって、具体的にはどんなことをしてもらえるの?」
という点が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでここからは、実際にJITANBODYの整体を受けた男性のケースを元に、腰痛の原因特定から改善までの流れを公開します。
今回のケース | |
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利用者 | 腰痛に悩む30代男性 会社員 |
利用したコース | プレミアム整体コース (通常1回7,000円・初回はお試し1,980円) |
検査内容 | ・姿勢の検査(座った状態で写真撮影) ・身体の動きの検査 |
腰痛の原因 | ・歩き方(足首が固いことによるすり足) ・身体の重心のずれ |
施術内容 | 骨格の歪みを修正する「操体法」で、足首と股関節を緩める |
検査や施術の内容は人によって変わりますが、JITANBODYの整体の大まかな流れをイメージできるので、ぜひ参考にしてください。
5-2-1.カルテの記入
来院してまずはじめに行うのが、カルテの記入です。
・いつから腰が痛いのか
・過去の病歴
・今お悩みの症状がなくなったら何がしたいか
など、カウンセリングの材料になる情報を簡単に記入します。
5-2-2.カウンセリング
施術室に入ったら、整体師と1対1でカウンセリングを行います。
カルテの記入内容を元に、詳しい症状や腰痛改善のために今まで試してきたことなどを聞き取ります。
今回のケースのカウンセリングでわかったこと
・仕事の内容は主にデスクワーク
・仕事中の動作で最も多いのは、パソコンのタイピング
・腰痛以外にも肩こりに悩んでいる
・学生の頃剣道をやっていた
5-2-3.姿勢の検査
カウンセリングが一通り終了したら、いよいよ検査に入ります。
まずは、座った状態で写真を撮影し、身体の歪みを外側からチェックします。
【写真による歪みチェック】
撮影した写真から
・首がやや左にずれている
・左肩が大きく下がっている
・身体の重心がやや左にずれている
といった身体の特徴がわかりました。
5-2-3.身体の動きの検査
続いては、身体の動きの検査です。
前屈と後ろに反る運動で、腰や背中の動きをチェックしていきます。
【前屈の動きを検査】
【後ろに反る動きを検査】
【動きの悪い部分を指摘】
この検査により、次の2点がわかりました。
・後ろに反る動きの可動域が狭い(背中の一点がつまっているような状態)
・腰の筋肉はしっかりあるので、腰そのものが痛みの原因ではない
原因が腰そのものにないことがわかったところで、続いては股関節や足の動きをチェックします。
【股関節・足の動きを検査】
すると、股関節と足首が固い状態であることが発覚しました。
5-2-4.原因の特定
ここまでのカウンセリングと検査の結果を擦り合わせ、原因の特定を行います。
「タイピング」と「剣道」という、本人の思いもよらないところに腰痛の原因が潜んでいることがわかりました。
5-2-5.施術
最後は、腰痛の原因となっている部分に施術を行います。
今回のケースでは、固くなっている足首と股関節を緩める「操体法」で、歪みを矯正しました。
【足首と股関節を緩める施術】
この施術により、徐々に歩き方の癖の解消・姿勢が改善されることで、腰痛緩和へと繋がります。
このように、JITANBODY整体院では
・意外な場所に潜む「腰痛の本当の原因」の特定
・ほとんど腰に直接触らないソフトな整体
を強みとして、来院者一人ひとりの身体と向き合ったオーダーメイドの施術を行っています。
「相談してみたい」
「カウンセリングを受けてみたい」
と少しでも思っていただけましたら、以下のお好きな窓口からご相談・ご予約ください。
6.まとめ
最後に、本記事の重要ポイントをおさらいします。
▼腰痛で病院に行くべき?
症状にもよるが、多くの場合は病院よりも整体に行くべき!
【病院に行くべきケース】
・腰痛のきっかけがケガである
・我慢できないほど痛みが強く、一時的にでもいいから和らげたい
・腰痛以外にも発熱・腹痛・血尿などの症状がある
【腰痛で1ヶ月は様子見してもいいケース】
・痛みが軽い・かつ腰痛が発生して間もない
【腰痛で整体に行くべきケース】
・腰痛が1ヶ月以上続いている
・痛みはひどくないがこれ以上悪化するのが不安
・緊急ではないが痛みが辛くてなんとかしたい
・腰痛が再発しないようしっかり治したい
・以前腰痛で病院に行ったことがあるが改善されなかった
→ほとんどの腰痛は病院では原因がわからないため、病院よりも整体に行くべき
▼腰痛の本当の原因を突き止められる「良い整体院」を見分けるポイント
・スタッフが国家資格を取得しているか
・実際に原因不明の腰痛を緩和させた実績があるか
・初回のカウンセリングや検査に力を入れているか
※整体院は場所によって当たり外れが激しいため、通う前に慎重に選ぶことが重要
本記事の内容を参考に、あなたの腰痛が改善され、活力あふれる日常が送れることを祈っています。
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