ぎっくり腰の応急処置9つ!今すぐできる痛みを軽減できる方法とは

「ぎっくり腰になってしまった!とにかく腰が痛くて動くのもやっと。今すぐできる応急処置はある?」
「ぎっくり腰で腰が痛くて本当に辛い。でも病院に行くのは大げさすぎる気もする。自分でなんとかできる?」

日常生活の何気ない動作でいきなり腰に激痛が走り、ぎっくり腰になってしまった時、どうすればいいのかわからず困ってしまいますよね。

ぎっくり腰はいきなり激しい痛みが生じるため、動くこともままならず、とにかくこの痛みを何とか少しでも軽減したいと思うでしょう。

そんな時、今すぐやるべき応急処置は次の9つです。

【ぎっくり腰の応急処置】

おすすめの痛みレベル応急処置の方法手軽さ
すべての痛みレベル楽な姿勢で安静にする
★★★
ふくらはぎをほぐす
★★★
ツボを押す
★★★
その場でまったく動けない痛みが和らぐ姿勢で深呼吸をする
★★★
・その場でまったく動けない
・支えがないと立てない(若干動ける)
壁に寄りかかって体を支える
★★★
・その場でまったく動けない
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
痛み止めの薬を使用する★☆☆
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
腰を冷やす★★☆
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
バスタオルを腰に巻く★★☆
・歩けるけど痛みが強い
・動くと痛い
ぎっくり腰に効果が期待できるストレッチを行う★★★

上記の応急処置は、手軽に試せる方法で、ぎっくり腰の痛みを軽減する効果が期待できます。

ただし、上記に記載されているのはあくまで今すぐできる応急処置です。

辛いぎっくり腰の痛みやダメージをしっかりと回復させるためには、これだけでは足りません。これ以上ぎっくり腰を悪化させず、できるだけ早く痛みを緩和したいなら、応急処置後も適切に対処・行動していくことが大切です。

そのため、この記事では、ぎっくり腰になった時に行うとよい応急処置から、応急処置としてやってはいけないこと、応急処置を行った後、翌日以降にやるとよいことなどを詳しく紹介します。

【この記事を読めばわかること】

  • っくり腰になった時、すぐに出来る応急処置を知り、自分の状況に合わせて実践することでぎっくり腰の辛い痛みを軽減できる
  • ぎっくり腰になった時にやってはいけないことを理解することで、ぎっくり腰の痛みが悪化することを防ぐことができる
  • ぎっくり腰になった時、翌日以降から痛みの緩和を早める方法を知り、実践することで、辛い痛みを少しでも早く緩和できるようになる

この記事を読み、今感じているぎっくり腰の辛い痛みを軽減するとともに、回復に向けてどうすべきかを把握しておきましょう。

1.ぎっくり腰の応急処置9つ!今すぐできる対処法

まずはぎっくり腰になった時、すぐにやるとよい応急処置について紹介していきます。

ぎっくり腰になり、腰に激しい痛みが生じた時、やるとよい応急処置は次の通りです。

ぎっくり腰の痛みの強さ別にやるとよい応急処置を纏めてありますので、自分の状態に合わせて選びましょう。

【痛みの強さ別・ぎっくり腰の応急処置】

それぞれ、赤字の番号がついているものは、ぎっくり腰直後の急激な痛みを和らげる上、どんな状況でもすぐにできるものなので、優先的に行うようにしましょう。

その他の応急処置は、あなたが置かれている状況に応じて、できるものから取り組んでみてください。

それでは、詳しいやり方について見ていきましょう。

1-1.楽な姿勢で安静にする

【楽な姿勢で安静にする】

手軽さ★★★
必要な物横になれるスペース

ぎっくり腰で痛みが辛い時は、楽な姿勢を探して安静にしてみましょう。
まずは痛みが少しでも緩和するまで安静にしておくことで、気持ちを落ち着けます。

急な痛みで気が動転してしまうと、痛みをより強いものに感じてしまいますから、まずは気持ちを落ち着けるのが大切なのです。

ぎっくり腰の場合、必ず痛みが和らぐ姿勢があります。痛みが和らぎやすいのは次の姿勢です。

【ぎっくり腰の痛みが和らぎやすい姿勢】

  • 横向きに寝て、膝を曲げて腰を丸める(エビのようなイメージで)
  • 仰向けに寝て膝を軽く曲げる、膝の間にクッションを入れてもよい
  • 仰向けに寝て、足を低め(30㎝以下)の台に乗せる

クッションや台が無い場合、丸めたアウターやタオル等で代用することが可能です。

上記の3つから、一番痛みが和らぐ姿勢を探してみましょう。

1-2.ふくらはぎをほぐす

【ふくらはぎをほぐす】

手軽さ★★★
必要な物なし

ぎっくり腰の痛みを軽減したいなら、応急処置としてふくらはぎをほぐすこともおすすめです。

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれており、血流に大きく関係している場所です。

ふくらはぎをほぐすことで、血流が促進され、ぎっくり腰で固くなった腰の筋肉をやわらかくほぐすことができ、痛みの緩和が期待できます。

ふくらはぎをほぐすときは、骨に沿って指をいれることを意識しながら、下から上にもみほぐします。難しければふくらはぎを後ろから手で掴み、下から上に手を動かすだけでもかまいません。

気持ちいいと感じる強さでほぐしていきましょう。

1-3.ツボを押す

【ぎっくり腰に効果が期待できるツボを押す】

手軽さ★★★
必要な物なし

ぎっくり腰の痛みを軽減したい時、手軽にできるのが腰痛に効果が期待できるツボを押すことです。

ツボ押しは道具などが必要ないので手軽にできる応急処置です。ぎっくり腰に効くとされるツボを押してみることで、痛みの軽減が期待できます。

ツボを押す時は、気持ちいいと感じるくらいの強さで、息を吐きながらゆっくりと押します。
5秒ほどゆっくりと力を入れていき、次に5秒ほどかけて徐々に力を抜きましょう。

ツボの位置はそこまで正確でなくても構いません。
大体の位置で気持ちいいと感じた場所を押しましょう。

ぎっくり腰に効くとされるツボは次の3つです。

【腰腿点】

 

腰腿点は手の甲にあるツボです。
人差し指と中指の間をなぞり、指が止まる骨の間と、薬指と小指の間をなぞって指が止まる骨の間の2カ所をそれぞれ親指で押しましょう。

【委中】

委中は膝の裏にあるツボです。
膝の裏の横のシワのちょうど真ん中が委中になります。

両手でそれぞれ両膝の裏を持ち、人差し指または中指でツボを押しましょう。

難しい場合は人に押してもらっても構いません。

【承山】

承山はふくらはぎの真ん中にあるツボです。
すねを握るようにして掴み、親指でツボを押しましょう。

上記の3つのツボの中で、押しやすい所、気持ちいい所をゆっくりと押してみてください。

1-4.痛みが和らぐ姿勢で深呼吸をする

【痛みが和らぐ姿勢で深呼吸をする】

手軽さ★★★
必要な物横になれるスペース

ぎっくり腰の痛みが強く、その場でまったく動けない人に応急処置として、まず行ってみて欲しいのが、痛みが軽くなる姿勢を探し、深呼吸をすることです。

ぎっくり腰になると、痛みで全身の筋肉が緊張し、血流が悪くなってしまいます。
そのままの状態では痛みが緩和しにくいため、まずは全身に入ってしまった力を抜き、リラックスすることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みが緩和しやすい状態へ近づけます。

先ほど「1-1.【すべての人向け】楽な姿勢で安静にする」で紹介した姿勢で深呼吸を行いましょう。

【ぎっくり腰の痛みを緩和する深呼吸のポイント】

  • 長く、ゆっくりと息を吐くことを意識する
  • 息を吸う長さの2倍の時間をかけて、息を吐くことを意識する
  • 「フー」と音を出すように息を吐くとよい

深呼吸のポイントは、なるべく長く息を吐くことです。息をしっかりと吐ききることができれば、深く息を吸いこむことができます。

深呼吸をしっかりと繰り返すことで、身体の力を抜いていき、血流をよくしていきましょう。

1-5.壁に寄りかかって体を支える

【壁によりかかって体を支える】

手軽さ★★★
必要な物体が寄りかかれる壁

外出先でぎっくり腰の痛みが強く、その場でまったく動けなかったり、支えがないと立てないような状態になってしまった時は、体を預けられる広めの壁を探して寄りかかってください。

身体をやや「く」の字にして、壁に両手とお尻をつけて身体を支えるようにすると腰への負担が少なくなります。

【壁で体を支える方法】

①安全な場所で寄りかかれる広めの壁を探す
②両手の平を壁につけ、体を支える
③腰から上半身を少しななめに曲げ、体を「く」の字にした状態でお尻を壁につける
④体重をお尻と手の平にかけて身体を支える

手すりなどに手をかけて身体を支えるよりも、両手とお尻を壁につけ体を支える方が、腰への負担が少なく楽になります。

外出先で横になることができない場合は、壁で体を支えて深呼吸を繰り返すなどして、痛みを落ち着かせましょう。

1-6.痛み止めの薬を使用する

【痛み止めの薬を使用する】

手軽さ★☆☆
必要な物・痛み止めの飲み薬(ロキソニン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなど)
・痛み止めの入った貼り薬(ロキソプロフェン、ジクロフェナクナトリウムなど)

痛みが強く辛い時は、痛み止めの薬があれば使用しましょう。

痛み止めはぎっくり腰の痛みの根本原因に対処できるというものではありませんが、痛み止めを飲み、痛みが軽減して体をしっかり休めることができればぎっくり腰の回復に役立ちます。

飲み薬の場合は、ロキソニンがおすすめです。

ロキソニンには痛みを緩和する効果だけでなく、炎症を鎮める効果があり、ぎっくり腰になった腰の筋肉の炎症を鎮めることが期待できます。

ロキソニンがない場合や、アレルギーなどで使用できない場合は、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどが含まれた鎮痛剤でもよいでしょう。

痛み止めの入った湿布などの貼り薬を使用することもできます。

鎮痛薬の入った湿布を貼ることで、ぎっくり腰になった腰を冷やしながら痛みを軽減することができます。

ロキソプロフェン、ジクロフェナクナトリウムなど鎮痛効果と抗炎症効果が期待できる成分が含まれた湿布薬を選びましょう。

1-7.腰を冷やす

【腰を冷やす】

手軽さ★★☆
必要な物・氷のう、保冷剤、氷を入れたビニール袋など冷やせる物
・タオル

痛みが強く、壁などに手をついて支えないと歩けない人は、腰を冷やしてみましょう。

痛みが強い場合、腰の筋肉に強い炎症が起きています。触ってみると熱を感じる場合が多く、冷やすことで炎症を鎮めると痛みが軽減しやすくなるのです。

腰にタオルを置き、氷のうや保冷剤など冷やせる物を当てて痛みがあるところを冷やします。氷のうなどがない場合、2重にしたビニール袋に氷を入れた物でも大丈夫です。

腰を冷やす時間は10分から15分ほどにしておき、冷やし過ぎには注意しましょう。

1-8.バスタオルを腰に巻く

【バスタオルを腰に巻く】

手軽さ★★☆
必要な物長めのバスタオル2本

痛みが強い時には、市販の腰痛ベルトや腰痛コルセットを巻くと腰が支えられ、痛みが緩和しやすくなります。

腰痛ベルトや腰痛コルセットが手元にないという方は、応急処置としてバスタオルを腰に巻くと、同様の効果が期待できます。

【ぎっくり腰の応急処置となるバスタオルの巻き方】

①バスタオルを2本用意する
②バスタオルをそれぞれ8つ折りにする

③バスタオル1本を骨盤の上に巻き付けて結ぶ
④もう1本のバスタオルをおへその位置に巻き付けて結ぶ

骨盤とおへその位置でそれぞれバスタオルを巻くことで、腰が支えられて安定し、痛みが軽減しやすくなります。

ただし、バスタオルで腰を支えることをずっと続けてしまうと、腹筋や背筋を使わなくなってしまい、ぎっくり腰から回復しにくくなることもあります。

バスタオルを巻くのは、ぎっくり腰になってから3日目までにし、それ以降はやめましょう。

1-9.ぎっくり腰に効果が期待できるストレッチを行う

【ストレッチを行う】

手軽さ★★
必要な物横になれるスペース

無理でなければ、ぎっくり腰の痛みの緩和が期待できるストレッチを行うのもおすすめの応急処置です。

ぎっくり腰の痛みを緩和するストレッチとは、ニュージーランドの理学療法士が考案したマッケンジー体操というもので、歪んだ腰の関節などが元の状態に近づき、痛みが緩和しやすくなるとされています。
腰痛に効果があるとされ、現在は世界の多くの医療機関等でリハビリとして取り入れられており、腰痛の専門医にも認められている方法です。

具体的なやり方は次のとおりです。

【ぎっくり腰の痛みを緩和するストレッチ】

①うつ伏せになり、顔を横に向ける。その姿勢のまま深呼吸を行う(3分)


②手の平と肘を床につけて、上体を起こした状態で深呼吸を行う(3分)

④手の平で床をゆっくりと押しながら、腕の力で肘を伸ばし、痛気持ちいいと感じる範囲まで腰を反らせる(1~2秒キープ)


⑤ゆっくりと②の姿勢に戻る
⑥④と⑤を5~10回繰り返す

参考:J-STEGE「マッケンジー法」

ポイントは、体を伸ばすのは痛気持ちいと思えるところまでにして、ストレッチをして痛みが強くなると感じた場合はやめることです。

無理のない範囲で行うようにしましょう。

2.ぎっくり腰の応急処置としてやってはいけないこと

ここからはぎっくり腰になってしまった時、応急処置としてやってはいけないことを紹介していきます。

【ぎっくり腰の応急処置としてやってはいけないこと】

  • 腰を温める
  • 痛みが強くなる方向へ体を無理に動かす
  • 腰のマッサージをする

これらの対処を直後に間違えてやってしまうと、腰の筋肉の炎症をかえって悪化させてしまい、痛みが和らぐどころか強くなってしまうのです。

しっかりと頭に入れて、行わないようにしましょう。

2-1.腰を温める

ぎっくり腰になった時、応急処置として腰を温めるのはNGです。

ぎっくり腰の原因として、血流が悪く腰の筋肉がこり固まってしまうことが挙げられます。そのため、お風呂などで腰を温めて血行を促進するとよいのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ぎっくり腰になった直後は、腰の筋肉は肉離れのような状態になっており、強い炎症が起きています。

そのため、温めてしまうと炎症がより強くなり、ぎっくり腰をさらに悪化させてしまうのです。

ぎっくり腰になったその日から3日間は、入浴は避け、軽くシャワーを浴びるだけにしておきましょう。

2-2.痛みが強くなる方へ無理に体を動かす

痛みが強くなる方へ無理に体を動かすのはやめましょう。

ぎっくり腰になると、痛みが和らぐ姿勢と、痛みが強くなる姿勢があるはずです。特に腰を反らせる、ひねるといった動きが痛みが強くなりがちです。

痛みが強くなる身体の動きに気付くと、つい今の状態を確かめたい、確認したいと思ってしまい、何度も腰を反らせたり、ひねってしまうことがあります。

しかし痛みが強くなる方へ体を動かすということは、ぎっくり腰になり痛めた腰に何度も負担をかけているということ。

ただでさえダメージを受けている腰にわざと負担をかけ続ければ、腰の筋肉の炎症は強くなり、痛みもより強いものになってしまいます。

自分の身体の状態を確かめたい気持ちはわかりますが、痛みが強くなる身体の動きがわかったら、その動きは避けて腰への負担をかけないようにしましょう。

2-3.腰のマッサージをする

ぎっくり腰になった時の応急処置で、腰をマッサージするのは避けましょう。

マッサージは筋肉をほぐし、血行を促進する効果があります。

しかし、ぎっくり腰になったばかりで腰の炎症が強い時にマッサージをしてしまうと、炎症を強めてしまうため、かえって痛みが強くなってしまうのです。

1-2.【すべての人向け】ふくらはぎをほぐす」で紹介したように、腰ではなく違う場所をマッサージするのはよいですが、今痛みがある腰をマッサージするのは応急処置ではやめましょう。

3.ぎっくり腰の応急処置が終わった後やるべき対処法

ぎっくり腰の応急処置が終わり、痛みが少し軽減出来たら、次はぎっくり腰から早く回復するために必要な対処を行うことが大切です。

応急処置はあくまで応急処置ですから、まだぎっくり腰のダメージは回復していません。

そこできちんとした対処を行うことで、ぎっくり腰の回復を早めたり、痛みをより軽減することに繋がるのです。

そこで、この章ではぎっくり腰の応急処置が終わった後、行うべき対処法を当日と、翌日以降に分けて紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

3-1.ぎっくり腰になった当日行うべき対処法

まずはぎっくり腰になった当日、応急処置が終わった後に行うべき対処法についてみていきましょう。

ぎっくり腰になった当日に行うべき対処法は次の通りです。

【ぎっくり腰になった当日行うべき対処法】

  • 痛みが強くて耐えられないなら整形外科を受診する
  • 支えがあってギリギリ動けるくらいなら安静にする
  • ゆっくりでも動けるならなるべくいつも通り動く

それぞれ詳しく紹介します。

3-1-1.痛みが強くて耐えられないなら整形外科を受診する

応急処置を行っても痛みが強く耐えられない場合は整形外科を受診しましょう。

整形外科では、ぎっくり腰と診断されたら、次のような治療を行うことが可能です。

【整形外科でぎっくり腰のために行う治療】

鎮痛剤の処方痛みに応じた鎮痛剤や筋弛緩剤が処方される
湿布などの外用薬の処方湿布、塗り薬などの外用薬が処方される
トリガーポイント注射腰の筋膜へ炎症を抑える効果がある薬剤を注射する

ぎっくり腰の場合は鎮痛剤や湿布などの薬が処方されたり、痛みがかなり強い場合は腰にトリガー注射といって炎症を抑える効果が高い注射を行ってもらうことも出来ます。

痛みが強く耐えれない、心配だという場合は、受診時間内に整形外科を受診しましょう。

3-1-2.支えがあってギリギリ動けるくらいなら安静にする

壁や家具などに手をついて支えないと歩けないくらいの痛みがある場合は、なるべく安静にして過ごしましょう。

痛みが強い時に無理に普段通り動こうとすると、痛みがますます強くなってしまいます。

安静にしていれば、ぎっくり腰の場合時間の経過とともに痛みは少し軽減するはずです。
痛みが軽減してから、無理のない範囲で動くようにするとよいでしょう。

1-1.【すべての人向け】楽な姿勢で安静にする」で紹介した姿勢が、痛みが軽減しやすいためおすすめです。

ベッドなどゆっくり横になれるスペースで、痛みが軽減しやすい姿勢をとり、無理せず安静に過ごすことで炎症が起きた腰を回復させましょう。

3-1-3.ゆっくりでも動けるならなるべくいつも通り動く

ぎっくり腰になった当日であっても、ゆっくりと動けるようになったなら、なるべくいつも通り動くことが回復を早めるポイントです。

ぎっくり腰というと、とにかく安静にするのが良いと思われがちですが、最近の研究ではぎっくり腰になった時は、安静にするよりもなるべくいつも通り動いた方が回復が早いことがわかってきました。

身体を動かすことで血行が促進され、固まった筋肉もほぐれやすくなります。

いきなり速足で歩いたり、激しい運動をするのはいけませんが、トイレに行く、必要な家事をするといったいつも通りの行動を、無理のない範囲でおこなうとよいでしょう。

動くときは、次のようなポイントに注意すると痛みが強くなりにくくおすすめです。

【ぎっくり腰後に動くときのポイント】

  • なるべくゆっくりと、少しずつ動く
  • 腰はまっすぐな状態をなるべく保つ
  • 腰をひねる動きはしない
  • 下の物を拾う時は膝を曲げ、腰は曲げない
  • 椅子や床から立ち上がる時は、手で家具などにつかまり体重を支える

上記のポイントに注意し、少しずつ体を動かすようにしていきましょう。

3-2.ぎっくり腰になった翌日以降に行うべき対処法

次はぎっくり腰になった日の翌日以降に行うと良い対処法を紹介します。

翌日以降も、無理のない範囲で普段通り動くことで、回復が早まります。

3-1-3.ゆっくりでも動けるならなるべくいつも通り動く」で紹介したポイントに気を付けて動きましょう。

さらに、痛みを緩和しながら、腰の回復を促すための対処法をまめに行っていくことが大切です。

血行を促進したり、筋肉の固さをほぐすことで、腰への負担をなるべく軽減していきます。

3-2-1.翌日以降も一部の応急処置を継続する

翌日以降は、応急処置で行った対処法の中から、翌日以降の痛みの緩和や回復にも期待ができるものをこまめに行うのがおおすすめです。

こまめに行うことで、ぎっくり腰でダメージを受けた腰の回復を促すことができます。

【翌日以降も行うとよい応急処置】

ふくらはぎをほぐす、ツボを押すこともぎっくり腰の痛みの緩和や回復を促す効果が期待できますから、こまめに行うとよいでしょう。

痛みが強く、腰にバスタオルを巻いた方が腰が安定して痛みが緩和すると感じる場合は、ぎっくり腰発症から3日目までは続けても構いません。
バスタオルは見た目が気になるという方は、市販の腰痛ベルトや腰痛コルセットを用意するとよいでしょう。

ぎっくり腰に効果が期待できるストレッチも痛みの緩和に効果が期待できますから、無理のない範囲で引き続き行ってみてください。

3-2-2.より早い痛みの緩和を目指すなら整体へ行く

ぎっくり腰の痛みをなるべく早く緩和したいなら、整体に行くのもおすすめです。

整体では、ぎっくり腰の根本原因である骨格の歪みや筋肉の固さにアプローチすることで、腰へ集中している負担を軽減させ、痛みを早く緩和させる効果が期待できます。

【整体でぎっくり腰の痛みが緩和した実例】

 

人生で初めてのギックリ腰になって1日動けずにいました。次の日にこちらでお世話になってあっという間に動けるようになって笑ってしまいました。

仕事にも行けるようになって助かりました。

(30代 男性)

※効果には個人差があります

ギックリ腰を繰り返し整形外科、接骨院へ通っていました。

今回以前よりひどい状態のギックリ腰になってしまい藁をもすがる気持ちで、コチラの整体院に連絡し、状態を説明すると直ぐ空いている時間に施術していただけました。

杖をついてやっと歩ける状態でしたが、帰りには嘘のように歩けるようになり、その後の通院で以前よりも身体も軽く今では、腰痛を忘れる程よくなり、感謝しております。

(60代 女性)

※効果には個人差があります

このように、ぎっくり腰の痛みを少しでも早く緩和したいのなら、整体に行くのがおすすめです。

4.ぎっくり腰は根本原因を解消しない限り再発してしまう

ここまでぎっくり腰の応急処置の方法や、応急処置後ににやるべき対処法を紹介してきました。

今まで紹介した応急処置や対処法を行えば、ぎっくり腰の痛みは少しずつ軽減していき、回復していきます。

しかし、ぎっくり腰の痛みやダメージが回復しても、ぎっくり腰になってしまった根本原因がそのままでは、ぎっくり腰はまた再発してしまうのです。

4-1.ぎっくり腰は何もしないと再発する可能性が高い

ぎっくり腰は再発しやすいとされており、何も対策していなければまたぎっくり腰になってしまう可能性が高いのです。

なぜこ再発するかと言うと、ぎっくり腰が治った!と思っている状態は、ぎっくり腰の痛みを引き起こしている炎症が治まった状態なだけだからです。

炎症が治まれば、つらいぎっくり腰の痛み自体はなくなります。

しかし、ぎっくり腰を引き起こすこととなった、腰に大きな負担をかけている原因はそのまま残っています。
根本原因がそのままであるなら、腰に負担がかかる状態が続いてしまいます。

このため、またふとしたきっかけで腰の負担が限界を迎えれば、ぎっくり腰が再発してしまうのです。

実際、ぎっくり腰を発症した人のうち7割の方は複数回ぎっくり腰になった経験があるという調査もあります。

今回、ぎっくり腰の痛みが治まっても、根本原因をきちんと解消しなければ、またぎっくり腰が再発するかもしれません。

4-2.ぎっくり腰の根本原因は骨格の歪みや筋肉の固さにある

ぎっくり腰の根本原因とは、骨格の歪みや筋肉の固さにあります。

そもそもぎっくり腰は、腰に負担がかかり続け、筋肉が固くなった状態が続いたところに、重い物を持つ、くしゃみをするなどのきっかけで腰に急激な炎症が起こって痛みが生じます。

反り腰や猫背といった歪んだ姿勢を続けたり、座った状態を長時間続けることで、骨格が歪み、歪んだ状態で無理に引き延ばされた筋肉がこり固まっていってしまいます。

その状態を続けることで、身体の中心である腰に体重がかかり続け、どんどん腰への負担が大きくなっていくのです。

歪んだ骨格や固くなった筋肉といったぎっくり腰の根本原因からしっかり改善しなければ、腰への負担はかかり続け、いつか限界を迎えた時、ふたたびぎっくり腰が再発してしまいます。

ぎっくり腰の再発を予防するのなら、根本原因からしっかりと改善を目指すことが重要なのです。

5.ぎっくり腰の根本改善を目指して再発を防ぐなら整体がおすすめ

ぎっくり腰の根本原因からしっかりと改善を目指し、再発を予防するのなら整体に行くのがおすすめです。

なぜなら整体では、ぎっくり腰の根本原因である「骨格の歪み」と「筋肉の固さ」の両方にしっかりとアプローチできる施術を行えるからです。


先ほども紹介したように、ぎっくり腰の根本原因は、姿勢や生活習慣などの影響で骨格が歪み、筋肉が固くなり衰えてしまうことにあります。

自分で改善を目指そうにも、一度身についてしまったクセを直すというのはなかなか大変です。

根本原因からしっかりと改善するには、一度身体の歪みをリセットし、筋肉の固さをしっかりとほぐして、正しい身体の使い方を身に着ける必要があります。

整体で行う施術は、骨格と筋肉、両方にアプローチできるのが特徴です。

歪んでしまった骨格を元の位置へと導きながら、固くなった筋肉をやわらかくほぐし、ぎっくり腰の根本減へとしっかりアプローチすることで改善を目指します。

骨格と筋肉、両方にアプローチできるという点が、整体がぎっくり腰再発に役立つ最大の理由です。

ぎっくり腰の根本原因からしっかりと改善し、再発を予防したいなら、ぜひ整体に相談してみましょう。

6.ぎっくり腰を再発させない体を目指すならJITANBODYにお任せください!

 

ぎっくり腰の根本原因からしっかりと改善し、再発を予防したいとお考えなら、ぜひ私たちJITANBODYにお任せください!

JITANBODYでは、しっかりとした知識と技術を持ったスタッフが、その方に合わせたオーダーメイドの施術を行うことで、ぎっくり腰の根本原因からしっかりと改善していくことを目指します。

JITANBODYがぎっくり腰の再発予防に効果が期待できる理由

  • ぎっくり腰の根本原因を突き止める丁寧なカウンセリングと検査
  • 国家資格取得者による丁寧で的確な施術
  • 自分でできるセルフケアの方法も丁寧にアドバイス

6-1.ぎっくり腰の根本原因を突き止める丁寧なカウンセリングと検査

 

ぎっくり腰の根本原因からしっかりと改善を目指すなら、その方のぎっくり腰がなぜ起こっているのか、本当の原因を探ることが大切です。

ぎっくり腰の根本原因は「骨格の歪み」と「筋肉の固さや衰え」が挙げられますが、それを引き起こしている身体の使い方のクセや生活習慣は、おひとりおひとり違います。

その方がなぜ骨格が歪んでしまったのか、筋肉が固くなってしまったのか、その原因をきちんと見極め、身体のどこに不調の原因があるのかを見極め、突き止めなければ、的確な施術やアドバイスをすることはできません。

JITANBODYでは、その方の不調の原因を探るため、丁寧にカウンセリングを行います。

カウンセリングでは身体の痛みの状態や不調についてお伺いするだけでなく、お仕事内容、生活習慣など様々なことを確認していきます。

また、写真撮影や体を実際に動かしていただくなど、さまざまな検査も同時に行っていき、その方の身体の状態をチェックしていくのです。

丁寧なカウンセリングと検査で、その方の不調の原因を突き止めることで、ぎっくり腰の根本原因にアプローチすることができるようになります。

6-2.国家資格取得者による丁寧で的確な施術

 

JITANBODYでは、施術を行うのは国家資格を取得したスタッフに限定しています。

整体の施術を行うには、国家資格などは必要なく、整体院それぞれで技術を教えれば法律的には問題有りません。

しかし、JITANBODYでは、その人の不調の原因にしっかりとアプローチし、根本原因から改善を目指す施術を行うためには、きちんとした知識が必要不可欠だと考えています。

そのため、施術を行うスタッフを国家資格取得者に限定しているのです。

【JITANBODYの整体師が取得している国家資格の例】

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 柔道整復師
  • 鍼灸師
  • あん摩マッサージ指圧師

きちんとした知識を持ち、高い技術を磨いたスタッフによる適切な施術で、ぎっくり腰の根本原因にアプローチし、再発を予防していきます。

6-3.自分でできるセルフケアの方法も丁寧にアドバイス

ぎっくり腰の根本原因は身体の歪みや筋肉の固さにありますが、そうなってしまったのは毎日続けてしまっている身体の使い方のクセ、歪んだ姿勢、生活習慣にあります。

毎日の積み重ねが腰へ負担をかけ続け、ぎっくり腰を再発させてしまうのです。

JITANBODYでは、そのような間違った身体の使い方や姿勢を戻し、腰への負担を軽減することでぎっくり腰の再発を予防します。

そのために毎日自分でできるセルフケアの方法も丁寧にお伝えさせていただきます。

【JITANBODYで行うアドバイス】

  • ぎっくり腰を再発させないために気を付けるべきこと
  • ぎっくり腰を再発させないためにやってはいけないこと
  • 自宅で簡単にできるストレッチなどのセルフケア方法

適切なアドバイスを行うことで、その方の生活習慣や身体の使い方のクセを正し、ぎっくり腰の再発を予防していきます。

「もう2度とぎっくり腰を繰り返したくない」とお考えなら、ぜひ一度JITANBODYへご相談ください!

7.まとめ

ぎっくり腰の応急処置についてご紹介しました。

ぎっくり腰になった時、やるべき応急処置は次の9つです。

おすすめの痛みレベル応急処置の方法手軽さ
すべての痛みレベル楽な姿勢で安静にする
★★★
すべての痛みレベルふくらはぎをほぐす
★★★
すべての痛みレベルツボを押す
★★★
・その場でまったく動けない痛みが和らぐ姿勢で深呼吸をする
★★★
・その場でまったく動けない
・支えがないと立てない(若干動ける)
壁に寄りかかって体を支える
★★★
・その場でまったく動けない
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
痛み止めの薬を使用する★☆☆
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
腰を冷やす★★☆
・支えがないと立てない(若干動ける)
・歩けるけど痛みが強い
バスタオルを腰に巻く★★☆
・歩けるけど痛みが強い
・動くと痛い
ぎっくり腰に効果的なストレッチを行う★★★

ぎっくり腰になった時、まずは落ち着いて上記の応急処置の中で、自分の痛みの強さや状況に応じてできることを選んで行うことで、痛みを軽減することができるようになります。

痛みが少しでも軽減できれば、さらに違う応急処置の方法を行ったり、応急処置後の適切な対処法を行うことで、ぎっくり腰を回復に導くことができるのです。

この記事を参考に、ぎっくり腰の辛い痛みを軽減し、なるべく早く回復させていきましょう。

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