「整体に行ったら余計痛くなった。施術を受けたのにどうして?対処法は?」
「整体でかえって前より痛くなることがあるって聞いたけど本当?」
痛みや不調を改善するために整体に行ったのに、施術後に余計痛くなるなんて、やり切れませんよね。
ただ、こうした痛みのほとんどは、「体が新しい状態に適応しようとしている反応」であり、基本的には心配いりません。
本記事では、整体の施術後に痛みが出る「仕組み」や「正しい対処法」を、わかりやすく解説します。
「整体に行って余計痛くなった」という場合、可能性として2つのケースが考えられます。
回復の証である | 施術を受けた後に、身体が健康を取り戻す過程で起こる痛み <対処法> |
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刺激を受け過ぎたための不快感 | 施術の刺激が強すぎたり、筋肉の繊維が傷ついたりして起こる痛み <対処法> |
回復の証とされる「好転反応」に対し、「もみ返し」は悪い反応と考えられることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。
「もみ返し」の痛みが治まった後、筋肉が強化され、柔軟性が向上するケースもあり、好転反応と同じく “体が良くなる過程” とする考え方もあるのです。
ただ稀に、病院の受診が必要となる重篤な症状が現れることがあります。
記事後半では、早めに専門家の判断を仰ぐべき症状について、体験談を交えて解説しますので、自分の状態を見極める際の参考にしてください。
【この記事を読めばわかること】
・整体の施術後に余計痛くなることがある理由
・整体後に痛みが出たときの正しい対処法
・「好転反応」と「もみ返し」の違い
・【整体後】病院受診が必要な症状とは
・整体後に悪い痛みが出ないために注意すること
この記事を読めば、施術後に痛みが出る理由が把握でき、適切な対処をすることができます。
痛みが怖くて整体に行くのを迷っている人、後からきた痛みで施術に疑問を持った人にも役立つ内容ですので、ぜひ最後まで目を通していただけたらと思います。
目次
1.整体で余計痛くなっても基本的には問題ない
冒頭で述べたように、「整体に行って余計痛くなった」という場合、可能性として2つのケースが考えられます。
回復の証である 「好転反応」 | 施術を受けた後に、身体が健康を取り戻す過程で起こる痛み 主に体全体にだるさや重さが現れる |
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刺激を受け過ぎたための不快感 「もみ返し」 | 施術の刺激が強すぎたり、筋肉の繊維が傷ついたりして起こる痛み 特定の筋肉や部位に痛みが集中することが多い |
施術の刺激が強すぎたり、筋肉の繊維が傷ついたりして起こる痛み
特定の筋肉や部位に痛みが集中することが多い
ご安心いただくために再度申し上げておきますが、どちらも、
「体が新しい状態に適応しようとしている反応」であり、基本的には心配いりません。
回復の証とされる「好転反応」に対し、「もみ返し」は良くないと捉えられがちですが、痛みが治まった後、体が整って柔軟性が向上するケースもあり、一概に悪い反応と断定することはできません。
1章では、『整体の後に起きる「好転反応」と「もみ返し」の基礎知識』として、それぞれの仕組みや対処法をお伝えします。
「余計痛くなった?」
整体の後に起きる「好転反応」と「もみ返し」の基礎知識
・【チェックリスト】整体後の痛みが「好転反応」「もみ返し」のどちらなのかを判定
・回復の証である「好転反応」|仕組みと対処法
・刺激を受け過ぎたための不快感「もみ返し」|仕組みと対処法
チェックリストを元に、あなたの整体後の痛みがどちらに該当するのかを判断した上で、適切な対処をしていきましょう。
1-1.【チェックリスト】整体後の痛みが「好転反応」「もみ返し」のどちらなのかを判定
整体後のあなたの痛みは「好転反応」? それとも「もみ返し?」
体の反応には個人差があるため断定はできませんが、いま出ている症状から、ある程度推察することができます。
「好転反応」か「もみ返し」かを判定する症状チェックリスト | |
---|---|
注) ・発生時期は、どちらも施術の数時間後から翌日ごろ ・持続期間(痛みがおさまるまでの期間)も、だいたい同じで数日〜1週間程度 | |
【「好転反応」の主な症状】 ▢ 全身がだるいような痛み ▢ 眠気がある ▢ 微熱が出た ▢ 熱はないが体がほてる、汗が出る ▢ 排泄が増加した(尿や便) | 【「もみ返し」の主な症状】 ▢ 施術をした局所とその周辺が痛い ▢ 局所の凝りがひどくなったように感じる ▢ 局所的に筋肉痛のような痛みがある ▢ 腫れや赤みが出ている箇所がある |
ご覧いただいてわかるように、「もみ返し」は特定の筋肉や部位に痛みが集中するのに対し、好転反応は体全体に症状が現れます。
好転反応で、汗や排泄が増加するのは、施術によって良くない物が体から取り除かれるデトックス作用が起きている為と考えられます。
下記2つの視点から、好転反応なのか、もみ返しなのかを見極めましょう。
【判断基準】
・どちらにチェックが多く入ったか
・痛みの症状は「局所的か」「全体的か」
次項から、それぞれの仕組みと対処法を解説しますので、これに沿った対応をしてください。
1-2.回復の証である「好転反応」|仕組みと対処法
好転反応とは、整体などの施術を受けた後に、身体が健康を取り戻す過程で起こる痛みや、だるさなどのことです。
好転=『良い方向へ向かう。具合がよくなる』という言葉の意味からわかるように、体が回復に向かっている証であり、何も心配することはありません。
整体が良くなかったのか? 整体師の技術に問題があったのか?といった懸念も無用です。
好転反応の仕組みと対処法をみていきましょう。
・好転反応で痛いときの対処法
1-2-1.好転反応が起きる仕組み
整体後の好転反応は、施術で体の歪みが整い、筋肉の緊張が緩和されたことで、一気に血液の流れが良くなったことにより起こります。
お風呂上がりにのぼせて、一時的に具合が悪くなる「湯あたり」のようなイメージです。
具体的には、以下のようなメカニズムが働きます。
整体の「好転反応」で考えられるメカニズムと症状 |
---|
① 整体で血行が促進されると細胞の代謝が活発になり、 ⬇︎ この過程で、疲労感やだるさを感じる。ふらつきが出ることもある |
② 体の歪みや凝りが改善されるとリンパの流れが良くなり、 ⬇︎ 汗や尿、便の量が増える。場合によっては、にきびや吹き出物ができることもある |
③ 整体で筋肉の緊張がほぐれる ⬇︎ 筋肉が新しい状態に適応する過程で体に痛みを感じる |
好転反応は一時的には不快な症状ですが、体が自然なバランスを取り戻そうとしている回復の証です。
したがって、不快であっても、症状が出るのは悪いことではなく、むしろ良い兆候と思っていいでしょう。
1-2-2.好転反応で痛いときの対処法
好転反応で痛いときの対処法は、次の通りです。
好転反応で痛いときの対処法
・水分を多めにとる
・体を温める(温かい食物を摂る、お風呂に入る、など)
水分を十分に摂ることで代謝が活性化され、体内の新陳代謝が促進されます。
これにより、回復が早まり、好転反応の期間を短縮することができます。
また、痛みやほてりがある場合、冷やすと良いと思う方もいますが、体を冷やすのは厳禁です。
体を冷やすと血流が悪くなり、体の回復しようとする良い働きを妨げることがあります。
好転反応は、数日、長くとも1週間で治まります。
適度な休息と水分補給を心がけ、体を労って過ごすようにしてください。
1-3.刺激を受け過ぎたための不快感「もみ返し」|仕組みと対処法
もみ返しとは、整体などの施術で刺激を受け過ぎたとき、一時的に症状(痛み)が悪化したり、不快感を覚える現象です。
原因として、押す力が強すぎたり、施術で筋肉の繊維が傷ついて炎症を起こしていることが考えられます。
もみ返しの仕組みと対処法をみていきましょう。
・もみ返しで痛いときの対処法
1-3-1.もみ返しが起きる仕組み
もみ返しは、整体師の刺激を与える力が強すぎたり、施術で筋肉の繊維が傷ついたりして起こります。
痛みの種類としては、強めの筋肉痛に似たイメージです。
具体的には、以下のようなメカニズムが働きます。
整体の「もみ返し」で考えられるメカニズムと症状
① 整体での過度な刺激(押す力が強い、無理な姿勢をとる等)で、
筋肉にある筋膜や筋繊維が損傷したり、炎症を起こす
⬇︎
炎症が起きた局部に痛みを感じる
腫れや赤み、内出血を起こす場合もある
「もみ返し」の多くは、特定の筋肉や部位に痛みが集中しますが、筋肉の強張りが強くなることが影響して、頭痛や吐き気につながることもあります。
一般的に、悪い反応、出ない方が良い痛みといわれることの多い「もみ返し」ですが、痛みが治まってしばらくすると筋肉が強化され、柔軟性が向上するケースがないわけではありません。
筋肉が刺激されたことで、その部位の細胞が修復に目覚めて動き出し、結果として体が以前よりも強くなることがあるのです。
つまり、もみ返しも好転反応と同じく、『体が変化する過程で起こる一過性の現象』であることに変わりありません。
正しい対処さえしておけば、過度な心配はいりませんので、次項を参考にしてみてください。
1-3-2.もみ返しで痛いときの対処法
もみ返しで痛いときの対処法は、次の通りです。
もみ返しで痛いときの対処法
・痛い箇所を冷やす
・睡眠をしっかりとる
もみ返しが辛いときは、氷を入れた袋や保冷剤などを使って、痛い箇所を冷やしてください。
長時間冷やすと、筋肉が硬くなる可能性がありますので、1度に冷やす時間は10分〜15分くらいを目安にしましょう。朝昼晩などに分けて行うと効果的です。
もみ返しが起きている時の注意点は以下の通りです。
・お風呂に浸からない
・お酒を飲まない
・激しい運動をしない
これらはすべて、血行を良くする行為です。
血行が良くなると炎症が悪化する場合があるので、痛みが治まるまでは控えましょう。
「もみ返し」は好転反応と同じく、数日、長くとも1週間で治まります。
痛みがある間は、睡眠をしっかりとって、体をなるべく休めるようにしてください。
睡眠中に体は筋肉の修復と回復を行います。
十分な睡眠をとることで、体が効率的に回復し、もみ返しの不快感が早めに解消します。
参照:Athlete Pathway|睡眠は、リカバリーの重要な手段の一つ|パスウェイ科学チーム・ハイパフォーマンススポーツセンター
2.注意!稀に病院へ行った方がいいケースもある
整体後に発生する痛みは「体が新しい状態に適応しようとしている反応」であり、基本的には心配ないと述べましたが、稀に病院へ行った方がいいケースもあります。
重篤な痛みや、我慢できないような不快な症状が起きた場合で、それは、
・整体に行く前から(気づかず)内臓疾患などの病気にかかっていた
・整体の施術で怪我をさせられてしまった
といったことが原因で引き起こされます。
下記に、病院へ行った方がいい症状の例を挙げますのでご覧ください。
整体後の痛みで病院に行った方が良い主なケース | |
---|---|
・動かすと激痛が走る | 怪我の可能性がある 例) |
・1週間以上経っても痛みが消えない | |
・痛みが日に日に強くなる | |
・しびれが出ている | |
・出血がある | |
・胸痛、呼吸が苦しい | 病気の可能性がある 例)
|
・心臓が苦しい | |
・割れるように頭が痛い | |
・高熱が出る(38℃以上) | |
・意識障害やめまいが起こる |
整体後に、こうした症状があった場合は、できるだけ早く専門医(整形外科、外科、内科、救急医療など)の診断を仰いでください。
その際の留意点として、これらの症状が、整体をうけたために発生したかどうか定かでないことが挙げられます。
それも含めて医師に相談し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
3.【事例で解説】整体で余計に痛くなった体験談
「整体後の痛みはほとんど好転反応だっていうけど、痛みから改善に向かう感じが想像できない」
「心配ない痛みと、病院へ行った方がいい状態って明らかに違うもの?」
整体後の痛みについて解説しましたが、整体未経験の方には想像しづらいところもあるでしょう。
「どれくらい痛いのかな…」と、かえって不安になってしまった人がいるかもしれません。
そこで3章では、整体後の痛みを具体的にイメージしていただくために、実際の体験談をご紹介します。
体が回復する過程で起こる好転反応と、病院へ行くべき症状が出てしまった2つのケースです。
整体で余計に痛くなった体験談
・事例1|腰痛が再発?熱も出たが3日後に復活した
・事例2|痛いくらいがいいと気に入っていた整体で頚椎損傷
両者の違いにも着目しながら、みていきましょう。
3-1.事例1|腰痛が再発?熱も出たが3日後に復活した
腰痛で整体に行ったAさんの事例。
施術の翌日、一旦緩和した痛みが再発したような痛みが発生。微熱も出てしまいました。
「痛みが再発した?と思ったが…」
腰痛に何年も悩んでおり、一念発起して整体に行きました。
施術は覚悟していた痛みもなく、不思議なくらいあっさりとしたもので、痛い腰に強く触れるようなこともありませんでした。
それなのに、終わった後、明らかに体が軽くなり、腰の痛みも緩和された気がしました。
ところが翌日、「いきなり再発?」と泣きたくなるような事態が…。
ベッドから起き上がれないほど背中が痛く、なんとか起き上がると体が鉛のように重くなっていました。
整体に行く前、痛みは腰だけでしたが、もうどこが痛いかわからないほど痛くてだるくて…
普段体温が低めなのですが、熱も37℃近くあり、病気なのか何なのか心配になりました。
ただ、施術した先生から、好転反応についての説明を受けていたので、自分の体を信じて、その日はひたすら水を飲んで体を休めることに。
すると、翌日から、だるさや痛みが軽減していき、3日後には完全に復活。
腰痛も明らかに改善していて、ホッとしました。( 40代・女性)
好転反応やもみ返しは、悪い姿勢や癖を長年続けている人、痛みが慢性的になっている人に出やすいといわれています。
好転反応=「体がびっくりしている症状」と説明されることがあるように、長年の癖や姿勢から生じた歪みを整えると、それが正しい位置でも、体はびっくりするのです。
びっくりして違和感が生じ、それが痛みや不快感として表れます。
整体に行ったのに余計に痛くなった…と焦る人もいますが、Aさんは、痛みが全体的だったこと、熱も微熱で、翌日から徐々に回復傾向に向かったことから、好転反応だと判断できました。
ここまでの痛さでなくても、整体後に、多少とも不調が出るのは珍しいことではありません。
回復に向けて体が闘っている※ことを信じて、安静に過ごすのが何より重要です。
※整体後に体が自己治癒力を発揮し修復を進めている
3-2.事例2|痛いくらいがいいと思っていた整体で頚椎損傷
強い刺激の施術に魅力を感じていたFさんの事例。
施術の数時間後、体験したことのない痺れやひどい頭痛に見舞われました。
「強い刺激の整体後に痺れや怖いほどの頭痛が出た」
肩こり首こりがひどくて、あちこちの整体に通いましたが、軽い施術ばかりで効果が感じられませんでした。
そんなとき出会った新しい整体院は、こちらの要望を聞いて強く押したり、ポキポキ鳴らすのもやってくれるので気に入りました。
「こんなに強く押しても痛くないんですか?」
と聞かれたりもしましたが、自分としては、痛いくらいが丁度いいし、ポキポキがないと施術した実感が湧かず、満足できない感じでした。
ところが数回目の施術の数時間後、立ちくらみや、吐き気といった症状が現れました。
次第に手に痺れが出て、怖いほどの頭痛で動けなくなり、夜中に、家族のすすめもあって、救急病院へ。
頚椎に微細な損傷があることがわかり、その後1ヶ月の治療を余儀なくされました。
もともと虚弱体質で、体が強い方でもないのに、自分から「強く押して」などと要求したことを、今は後悔しています。(60代・男性)
ポキポキと体を鳴らす整体には、注意が必要です。
矯正動作を、何度も、強く繰り返すと、頚椎損傷や骨折などのリスクがあります。
整体は、痛みを和らげ、痛みを起こさない体づくりを目指す施術法であり、関節を痛いほど曲げたり、患部を強く押したりする施術は基本的には考えられません。
Fさんのように、「痛い方が効いてる感じがする」と思っている人がいたとしても、技術と知識のある整体師であれば、強い刺激だから効果があるわけではないということを、しっかり説明できたでしょう。
ただ、整体後に病院に行くような事態に陥るのが、必ずしも整体師の技術のせいとも限りません。
整体に行く前から骨粗鬆症で骨がもろくなっていたり、捻挫などの怪我をしていた場合、整体師の技術に関わらず、症状悪化の可能性があるからです。
民間医療である整体では、医療行為を行うことはできません。
怪我や病気が考えられる痛みがある場合は、まず病院で医師の診断を受け、第二の手段として整体を選ぶのが賢明です。後遺症を避けるためにも、この手順を守りましょう。
4.整体で余計に痛くならないための注意点
ここまでのまとめとして、整体の施術後に悪い痛みが発生することのないように、知っておくべき注意点を解説します。
整体で余計に痛くならないための注意点
・病気や怪我の恐れがある場合は先に医師の診断を仰ぐ
・施術者の技術が信用できない整体は避ける
・整体を選ぶ際に施術者が国家資格や経験を持っていることを確認する
整体に行く前に、しっかり把握しておきましょう。
4-1.病気や怪我の恐れがある場合は先に医師の診断を仰ぐ
痛み(不調)の原因が怪我や病気の可能性がある場合は、まず先に医療機関で医師の診断を受けてください。
民間医療である整体では、医療行為は行えません。
骨折や捻挫などの怪我をしているのに、施術者が気づかず施術を行うと、症状を悪化させる可能性があります。
血管系疾患、脳系疾患、内臓疾患などの疑いがある場合も、かならず医師による診断を優先させてください。
何も考慮せずに整体の施術を行うと、2.注意!稀に病院へ行った方がいいケースもあるで紹介したような、呼吸困難や高熱など重篤な症状を引き起こしかねません。
整体の後に病院に行くような事態を避けるために、怪我や病気が懸念される場合は、先に医療機関に行ってください。
「病名のつかない痛み」、あるいは「病院治療だけでは治らない不調」だと判明してから、整体に通うようにしましょう。
4-2.施術者の技術が信用できない整体は避ける
施術者の技術が信用できない整体は避けてください。
未熟な施術者は、刺激の調節が適切に行えないことがあります。
力を入れすぎたり、誤った場所に圧力をかけたりすることで、後になって悪い痛みが出るリスクが高まります。
判断の指標として、施術者の技術が信用できない整体の例を挙げておきます。
次のような整体は回避しましょう。
・ポキポキ体を鳴らす整体
・料金が安すぎる整体
4-2-1.痛すぎる整体
施術が痛すぎる整体は、おすすめできません。
整体は、痛みを和らげ、痛みを起こさない体づくりを目指す施術法です。
そんな整体で、患部を強く押す、無理な姿勢を要求するなど「痛すぎる施術」が行われて良くなることは考えにくいです。
「痛いほうが効いている気がする」と強い刺激を求める利用者もいますが、熟練の整体師であれば、いわれるがままに、体に負担がかかるような施術は行いません。
強い刺激で一時的に満足感が得られても、不調の根本的な解消にはつながらず、むしろ症状悪化の危険性があるということを、しっかり説明できるのが技術を持つ整体師です。
したがって、痛い施術を行う整体には、通い続けないことをおすすめします。
また、施術中、過度の痛みを感じたときは、我慢せず、即座に中断を要求するなどの注意が必要です。
4-2-2.ポキポキ体を鳴らす整体
ポキポキと当たり前のように体を鳴らす整体院は、避けた方がいいでしょう。
整体やカイロプラクティックの施術といえばポキポキ体を鳴らすもの、と思っている人がいるかもしれませんが、どこの整体院でも鳴らすというわけではありません。
ポキポキという音は、骨と骨の間の関節内にある液胞がはじける音で、体をスッキリさせる作用もあるといわれているので一概に悪いとはいえませんが、「無理に」、「何度も」鳴らすとすれば、それは危険です。
関節の変形が起きたり、神経が傷ついて、深刻な状態に陥る可能性があります。
施術後のリスクをできるだけ回避するために、矯正動作を何度も繰り返して音を出す、パフォーマンスのようなポキポキ整体は選択肢から外しましょう。
4-2-3.料金が安すぎる整体
破格の安さを売りにしているような整体は、おすすめできません。
十分なトレーニングを受けた整体師や、適切な設備が整っていない可能性が高いからです。
未熟な施術者および悪環境での施術は、後遺症のリスクを増大させます。
整体院の料金は、施術内容や時間、施術者のスキルによって多少の違いはありますが、一般的には、7,000円〜9,000円くらいです。
初回割引やキャンペーンならともかく、常に1,000円代、2,000円代で提供されているところは、それなりの内容だと思わなければなりません。
生命にもかかわる首のような重要な部分を、信頼性のない整体院やスタッフに預けるのは危険です。
症状悪化や、それ以上の健康被害のリスクがありますので、安価に飛びつかないようにしてください。
4-3.整体を選ぶ際に施術者が国家資格や経験を持っていることを確認する
注意点の3つ目は、整体を選ぶ際に、施術者が国家資格、および一定の経験年数を持っているかどうかを確認することです。
資格も経験も持たない整体師の施術は、症状悪化や健康被害のリスクが高いと言わざるを得ません。
実は、民間医療に属する整体院は、無資格でも開業、就業することができます。
資格を持たない上に経験も浅いスタッフが、施術にあたる整体院が少なくないのです。
もちろん、無資格で経験が浅くても、技術のある整体師は存在するでしょう。
しかし、それは少数です。
体に直接関わることですので、「試してみないとわからない」といった不確かな選択は大きなリスクを伴います。
整体を選ぶ際には、ホームページを確認して、下記が確認できる整体院を選んでください。
・施術者が柔道整復師や理学療法士などの国家資格を保有している
・施術者が整体師として一定の経験年数を積んでいる
ここもチェック!
【資格や経験の確認方法】
施術者が資格や経験を持っているかどうかの確認は、ホームページから行えます。
多くは、トップページに『スタッフ全員が国家資格保有者です』といった文言が記載されています。
記載がない場合は、「スタッフ紹介」のようなページを開いて確認してください。
下記のNG例に該当するときは、その整体院では資格や経験のないスタッフが施術をする可能性があるので避けた方が賢明でしょう。
<NG!選ばない方がいい整体院(例)>
・ホームページのどこにも『スタッフは国家資格保有者です』といった記載がない
・スタッフ紹介のページがない
・スタッフ紹介のページはあるが、資格や経験については触れられていない
5.国家資格を有するスタッフのみの「JITANBODY」にお任せください
引用元:JITAN B0DY整体院 葛西
「整体に興味があるけど、余計に痛くなったなんて話も聞くから不安」
「長年不調が続いていて、どこに行っても解消しない。良い整体はどうすれば見つかるの?」
こんな悩みをお持ちの方に、豊富な経験と確かな技術を備えた「JITAN BODY」がおすすめです。
「JITAN BODY」は、東京を中心に全国展開している整体院。
国家資格を有するスタッフが行う、『痛い部分に触れないソフトな施術』で、根本原因を突き止めて辛い不調を改善します。
お客様の声より
「膝に触れていないのに痛みが消えた」
歩く時に膝が痛く、中々変わらないので探していたところジタンボディの紹介をされて行ってみることに。
膝の痛いところは確認のためにしか触っていないのに、終わった後は歩く時の膝の痛みがよくなっていました。膝だけでなく他のところの状態も関わっていたみたいです。(30代・男性)
「マジックのように痛みが消える」
最初は怪しいと思いながらダメ元で行きました。
施術が始まり、痛い部分に触れてくれなかったのでさらに不安が増しましたが、次の瞬間肩が軽くなりました。マジックのようでした。
先生は知識も説明もわかりやすくて良かったです。(40代・女性)
「3回目の施術でだいぶ楽になりました」
学生時代に怪我をして以来、右膝の痛みがあり近所の整骨院に通っていましたが、一向に良くならず困っていた為ジタンボディに通うことにいたしました。
私の身体の状態をしっかりと聞いてくださり、施術も優しく体への負荷が大きくならないように考えておこなってくれます。
3回目の施術でだいぶ楽になりましたが、良い状態を維持する為、もう少し通いたいと思います!
先生方もとても明るくて楽しいです。国家資格を取得している様でしっかりとした知識と技術は安心できます。(30代・女性)
「施術時間は短くても結果は抜群!」
清潔感のあるスタイリッシュな店内で、張り紙もなく目から余計な情報が入ってこないので先生の言葉と自分の身体に集中出来ました。
施術時間は短いですが結果は抜群!
短い時間で結果を出してくれるのは何かと忙しい毎日に本当に有難い!
たった数分で身体が軽く左右差のあった肩、首の動きが軽くなりいつも冷たくてパンパンだったふくらはぎをはじめ、下半身に血流を感じ身体が反応してるのが分かりました!!(40代・女性)
引用元:JITANBODY|お客様の声
お客様の声にもあるように、一般的な整体院は、施術に45分〜60分かかるのに対し、「JITAN BODY」は入店から退店まで約20分という早さで、まさに時短!
※初回は丁寧にカウンセリングを行うため30分〜40分のお時間をいただきます
Point:スキマ時間に行ける!
忙しい方も、仕事や家事の合間をぬって、
スキマ時間にサクッと施術が受けられます。
「短い施術で大丈夫?」と思われるかもしれませんが、
施術時間と効果は必ずしも比例しません。
長時間の施術で変化した体の方が元に戻りやすく、効果が維持しにくいのです。
ここでは、短い時間で効果的な施術を行う「JITAN BODY」をおすすめするポイントをご紹介します。
「JITAN BODY」をおすすめする3つのポイント
・痛みのないソフトな施術
・施術を行うのは国家資格を有するスタッフのみ
・根本原因にアプローチするオーダーメイドの整体
順にみていってください。
5-1.痛みのないソフトな施術
JITANBODYでは、お客様と相談しながら、痛みのないソフトな施術を行います。
Point:初めてでも安心です!
お体に触れるときには、その都度、
「腕を上げていきます」「太ももの施術をします」
といったお声がけをします。
その際、痛い場所、不快な場所は、遠慮なく伝えてください。
整体というと、痛みがあるのでは? 無理に体を鳴らすのでは? と気にする人がいますが、その心配はご無用です。
無理にポキポキと鳴らしたり、苦しい、痛い…といった施術は行いません。
強い刺激の施術は、揉み返しの原因になったり、施術後にかえって症状が悪化するケースが少なくないからです。
【JITAN施術は痛くない】
オリジナルのJITAN施術をメインに体の痛い部分には触れない施術を行っていきます。
動きやすい方、楽な方に体を動かしていき体の歪みを整えていく、刺激の少ないソフトな施術です。
<JITANBODY|施術の様子>
当院では体を痛くない方へ動かしながら、体全体のバランスを調整する操体法を取り入れています。
カラダが整ってくると少しずつ動きが良くなっていき、自然に痛みも消えていきます。
JITANBODYでは体を動かしながら可動域を増やしていく施術を中心として行い、お子様からご年配の方、妊娠中でも受けて頂くことの出来る整体施術を提供させていただいています。
5-2.施術を行うのは国家資格を有するスタッフのみ
JITANBODYで施術を行うのは、国家資格を有するスタッフのみです。
Point:資格を持ったスタッフだけ!
「整体は無資格でもできるから気を付けた方がいい」
なんて聞くけど大丈夫かな??
その心配は入りません。
当院のスタッフは全員、国家資格取得者です。
整体師は、無資格でも開業、就業できるため、国家資格を持たないスタッフが施術にあたる整体院も少なくありませんが、JITANBODYは違います。
具体的には、下記のような資格を取得しているスタッフだけが、お客様の施術を担当します。
「JITAN BODY」スタッフがいずれかを取得している主な資格(例) |
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理学療法士 病気やケガが原因で、歩く、立つ、座るといった日常の動作が不自由になったり、体に痛みを感じる人の施術をし、基本的な運動機能を回復させる。 |
作業療法士 日常生活として行う食事をしたり、歯を磨いたり、掃除をしたりと、知らず知らずのうちに体のいろいろな機能を使っておりその作業を回復させていく。 |
柔道整復師 骨・関節・筋・腱・靭帯などの原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、整復・固定などを行い、人間の持つ回復能力を最大限に発揮させる施術を行う。 |
鍼灸師 鍼による物理刺激を利用して、灸によるもぐさをツボの上で燃やして温熱刺激を加え、人間が持つ回復能力や防御機能を高めることを目的とする施術を行う。 |
5-3.根本原因にアプローチするオーダーメイドの整体
JITANBODYは、痛みの根本原因にアプローチし、根本的な改善をめざします。
いま痛みを感じている部位に、その痛みを引き起こしている原因があるとは限りません。
Point:本当の原因を探る施術!
「怪我もしてないのに痛い」
「なんでかわからない不調だから、人に伝えにくい…」
と悩んでいたのではないですか?
そのお悩みを解決します!
怪我などの理由がないのに体のどこかに痛みがある場合、原因は痛む所と別の場所や、要因にあることが多いです。
いろいろな治療を受けても慢性的な不調が改善しないのは、本当の原因にアプローチできていないからだと思われます。
ただ、不調の本当の原因を、一般の方が突き止めるのは難しいことです。
JITANBODYでは知識と経験のあるスタッフが、丁寧なカウンセリングや体のバランスチェックで、日常生活に隠れた問題から痛みの原因を探ります。
【丁寧なカウンセリング】
どのような症状なのかを丁寧なカウンセリングで引き出します。
また、体の可動域や歩行の様子、姿勢などを細かくチェックして原因を突きとめていきます。
<JITANBODY|画像チェックの様子>
写真撮影で全身のバランス(肩、首、全身の見た目など)をチェックします。
不安なこと、今まで試してきたことなど何でも気軽にお話ください。
施術内容や考え方についても納得いただいてから施術に進みます。
JITANBODYは、あなたに合ったオーダーメイドの整体で痛みを解消し、歪みの矯正や姿勢改善で再発予防までを実現します。
「JITAN BODY」には、
ほかにもこんな嬉しいポイントがあります!
・お着替えの必要なし(着替えのご用意もあります)
・お子様連れOK(施術中はお子様の様子が見られるように配慮します)
・初回お試しキャンペーン『1日2名様限定プレミアム整体コース 1,980円』実施中
慢性的な痛みや不調にお悩みの方は、ぜひ一度JITANBODY整体院にご相談ください。
6.まとめ
整体の施術後に出る痛みの多くは、「体が新しい状態に適応しようとしている反応」です。
下記のような対処をして、できるだけ安静にすごしましょう。
・局部に痛みがある場合は冷やす(患部のみ。体全体は冷やさないこと)
・水分を多めにとる
・睡眠をしっかりとる
正しい対処さえしていれば、痛みは数日、長くとも1週間で治まります。
ただし、尋常でない痛みや、1週間を超えても症状が治まらない場合は、専門医の診断を仰いでください。
この記事があなたのお悩みの解消に、少しでも役立てば幸いです。
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