「いつになったら、ジャンパー膝が治るのだろう…」
ジャンパー膝になると、運動することができず、とても辛いですよね。
痛みが長びき「もしかしたら一生治らないのではないか」と不安になっているのではないでしょうか。
結論からお伝えしますと、ジャンパー膝は、初期であれば数週間で痛みも改善します。
しかし、ジャンパー膝になってから3ヶ月以上経過するのに治らない場合、重症化している可能性が高くなります。
まずは運動をやめて、3ヶ月間ほどは様子を見ましょう。
痛みが出るのに、だましだまし運動していると重症化し、最悪の場合、歩行困難になることもあるのです。
しかし、3ヶ月以上たっても治らない場合は、自分では気が付かない他の原因があるかもしれません。
実は、膝の痛みは、筋肉の硬さや体のバランスの悪さなど、「体の歪み」が原因の場合があるからです。
とはいえ、現段階では、この膝の痛みがいつまで続くのか、対処法なども知っておきたいですよね。
そこでこの記事では、次のことをお伝えします。
この記事でわかること |
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・ジャンパー膝が治る期間の目安 ・ジャンパー膝が治らない場合の5つの対処法 ・ジャンパー膝が治らない、本当の理由 |
この記事を読めば、あなたのジャンパー膝がいつ治るのか、おおよその目安が分かるでしょう。
痛い場合の対処法や、なかなか治らない本当の理由も理解することができます。
正しい方法を知って、1日でも早く痛みから開放され、スポーツを心ゆくまで楽しんでください。
目次
1. ジャンパー膝がなかなか治らない場合は3ヶ月程度は様子を見よう
最初に説明しましたが、ジャンパー膝は、3ヶ月間程度安静にしていると、基本的には治ります。
少し痛みが消えたからといって、スポーツを再開したり、無理に膝を使うのは危険です。
症状が悪化して、どんどん治りが遅くなってしまうでしょう。
症状の程度によって、完治にかかる待機期間は異なります。症状ごとの目安は次のようになります。
【ジャンパー膝の完治にかかる待機期間の目安】
ジャンパー膝になった初期など、軽症の場合、膝に負担をかけずに過ごしていると、数週間で改善する可能性があります。
「ズキズキとした痛み」が伴う中程度でも、3ヶ月程度安静にしていると、改善することが多いでしょう。
しかし、3ヶ月たっても痛みが消えない場合は、重症化している可能性があります。
後遺症が残ることもあるため、早めに整体院や整形外科などの専門機関に相談してください。
6ヶ月以上経過しても治らないときは…
ジャンパー膝と診断されて、6ヶ月経過しても治らない場合は「難治性膝蓋腱炎」の可能性があります。
難治性膝蓋腱炎は、ジャンパー膝が慢性化し、通常では改善しなくなった状態です。
膝を触るだけでも痛く、日常生活にも支障が出るほどの強い痛みや腫れが出ます。
ここまで来ると、ストレッチや一般的な痛み止めなどでは改善しません。
すぐに、整形外科などを受診するようにしましょう。
2. 治らない場合のジャンパー膝への5つの対処法
上の章でもお伝えしたように、ジャンパー膝は、改善するまでは安静にしていることが大切です。
とはいえ、
「少しでも早く治したい」
「この痛みを何とかしたい」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで、ジャンパー膝への対処法を5つご紹介します。
- ストレッチ
- 痛み止めなどの薬
- ステロイド or ヒアルロン酸注射
- 体外衝撃波
- 【最終手段】手術
中でも、ストレッチやエクササイズは、自宅で簡単にできるのでおすすめです。
我慢できない痛みが出る場合は、痛み止めなどと併用すると良いでしょう。
痛み止めの薬や注射、手術などの選択肢もありますが、副作用などのリスクもあるので、慎重に利用するようにしてください。
それぞれ詳しく解説していきましょう。
2-1. ストレッチ
安静にしている間に、痛みが少しおさまったら、ストレッチを行いましょう。
ストレッチで適度に筋肉をほぐしたり、伸ばしたりすることで、治りが促進されるからです。
特に、ジャンパー膝の人は、膝周りの太ももなどの筋肉が硬い場合が多いです。
ジャンパー膝に有効な、おすすめのストレッチは次のようになります。
- 腿四頭筋のストレッチ
- ハムストリングスストレッチ
- 膝のお皿周りのストレッチ
【大腿四頭筋のストレッチ1:横になって行う方法】回数:1回セット、1日3回程度
《1》まず、横に寝転がります。
※呼吸は止めずに、深呼吸をしながら行いましょう。
《2》上側の膝を、後ろに曲げます。
《3》上側の手で、上側の足首を持ちます。
出来るだけかかとをお尻に近づけましょう。
《4》太ももの筋肉が伸びていることを感じながら、10秒〜30秒キープ
《5》反対の膝も同じように行います。
【大腿四頭筋のストレッチ2:立って行う方法】
回数:1回3セット、1日3回程度
《1》壁に左手を付けます。
《2》右手で右足首をつかみ、太ももを後ろの方に伸ばしていきます。
※この時、身体がまっすぐな状態を維持しましょう。
《3》太ももの筋肉が伸びていることを感じながら、10秒〜30秒キープ
《4》反対の膝も同じように行います。
【ハムストリングのストレッチ】
回数:1回3セット、1日3回程度
《1》ベッドなどに寝転んだ状態になります。
《2》片方の足を、両手で胸元に引き寄せます。
《3》太ももの裏が伸びていることを感じならがら、無理しないところで止めます。
その状態で、20〜30秒キープします。
《4》ゆっくりと元に戻し、違う足でも行います。
【膝のお皿(膝蓋骨)周りのストレッチ】
回数:1日×3セット、1日3回程度
《1》椅子などに座ります。
ベッドなどの上で行っても大丈夫です。
《2》膝のお皿(膝蓋骨)を、下から持つように指をセットします。
《3》両手の親指で、膝のお皿(膝蓋骨)の上部分を、下方向に10秒ぎゅっと押します。
※痛みに応じて押す強さを変えてください。
《4》反対の足も同じように行います。
2-2. 痛み止めなどの薬を飲む
どうしても痛みがある時は、一時的に「痛み止めの薬」を利用してもいいでしょう。
整形外科の医師に相談すると、痛み止めを出してくれます。
また、薬局などで販売されている痛み止めの中には、炎症による腫れや熱、痛みを抑える効果があるものもあります。
痛み止めは、長期的に利用すると副作用の恐れもあるため、医師に相談しましょう。
2-3. ステロイド注射・ヒアルロン酸注射
痛み止めの薬を使用しても、痛みがどうしても我慢出来ない場合は、ステロイドやヒアルロン酸注射を打つという方法もあります。
ステロイド注射 | ヒアルロン酸注射 | |
---|---|---|
効果 | 即効性あり 痛みに効く | 即効性なし 若干動きを改善する |
持続期間 | 数週間〜数ヶ月 | 数ヶ月〜半年 |
回数 | 年2回しか打てない | 1週間ごとに3〜5回 その後2~4週間に1回打つ |
金額 (保険適用時) | 500円〜3,000円程度 | 4,000円程度 |
ステロイド注射は、比較的早く痛みが無くなり、膝の機能が改善する可能性があるでしょう。
ただし、根本的な治療ではないため、すぐにスポーツなどを始めると、再発してしまいます。
また、長期間使用すると、腱が弱くなるため、年2回程度になります。
一方、ヒアルロン酸注射は、関節の動きを滑らかにし、痛みを軽減することが期待できるでしょう。
ただし、効果には個人差があり、重度のジャンパー膝には効果が期待できません。
また、数ヶ月で効果が薄れてしまい、何度も打つ必要があるので、トータル的に費用がかなり高くなってしまいます。
どちらも根本的な治療ではないので、医師とよく相談し、慎重に行うようにしましょう。
2-4. 体外衝撃波
ステロイド注射などが効かない場合、体外衝撃波治療という方法があります。
手術なしで、ジャンパー膝を改善できる可能性があり、広く利用されるようになっています。
【体外衝撃波に利用する機器】
衝撃波は、血流改善や傷ついた細胞の修復を促してくれます。
痛み抑制効果のある物質の分泌も促進してくれるので、痛みの緩和も期待できるでしょう。
ただし、次のようなデメリットもあります。
- 効果は個人差が大きい
- 継続して受ける必要がある
- 数ヶ月で効果が薄れる場合もある
- 全額個人負担となるため、1回あたりの治療が数万円になる
- 強い痛みを感じるケースがあ
体外衝撃波治療は、かなり痛みが強いです。
また、すべてのジャンパー膝に効果があるわけではありません。
行う際は、医師とよく相談して利用するようにしましょう。
2-5. 【最終手段】手術
ジャンパー膝への手術は、これまでご紹介した対処法やストレッチなどが効かない場合の「最終手段」として選択します。
手術は、比較的安全とされているものの、感染症や神経損傷などのリスクも伴います。
そのため、経験豊富な医師を選び、十分な説明を受けるなど、慎重に選択するようにしましょう。
3. ジャンパー膝がなかなか治らない場合は慢性化している可能性がある
1年以上もジャンパー膝がなかなか治らなかったり、痛みが続いているけど心当たりがない場合、膝蓋腱の炎症が慢性化している可能性があるでしょう。
慢性化している理由として、膝への負担が続いていることが大きいと言えるでしょう。
【ジャンパー膝が慢性化している理由】
仕事やスポーツなどで、継続的に膝への負担が続いている場合は、慢性化しやすいと言えます。
また、自分では気が付かないうちに、膝を使っていたり、加齢などで筋力自体が落ちている可能性もあるでしょう。
いずれにしろ、放置していると更に悪化してしまいます。
最悪の場合、腱や靱帯が断裂して、歩行できなくなる危険性もあるでしょう。
出来るだけ早く、整形外科などの専門機関にみてもらうことをおすすめします。
4. 慢性化したジャンパー膝の本当の原因は「体の歪み」
「安静にしたし、さまざまな方法を試した。それでも痛みが無くならない!」
「もう一生治らないのかも…」
ジャンパー膝が慢性化すると、スポーツができなくなるのではないかと不安になる方も多いでしょう。
しかし、諦めないでください。
何もやっても痛みが取れない場合、本当の原因は「体の歪み」にあるかもしれません。
実は、体が歪んでいると、膝に負担が集中してしまうからです。
例えば、ストレートネックや猫背の場合、正常な姿勢と比べ、膝にかなりの負担がかかります。
ストレートネック・猫背は膝の負担になる!
私たちの頭の重さは、体重60kgの人で実は6kgもあります。
ストレートネックや猫背の場合、頭が体の中心よりも前に出ていますよね。
6kgもの重さを支えるために犠牲になるのは、体の下で全身を支える膝です。
結果的に膝に大きな負担がかかって、痛みの原因となっているのです。
さらに、体の歪みによって血行が悪くなり、膝周りの筋肉の回復や治癒が遅れる原因になります。
これが、いくら膝だけをケアしても、なかなか改善しない原因なのです。
そのため、体の歪みを整えることで、膝への負担を軽減し、ジャンパー膝の根本的な改善が期待できるでしょう。
体の歪みを矯正するには、「整体」がおすすめです。
整体は、ただ痛い箇所を揉んだり、マッサージをするものではありません。
実は、骨格の歪みや筋肉のバランスを調整し、体の土台を整えるために施術を行います。
※リラックス効果だけを専門とする整体もあるので注意してください。
整体によって、体を整えることが、結果的にジャンパー膝の慢性的な痛みを改善することになるでしょう。
また、正しい体の使い方を指導してもらうことで、再発を防止することも可能になります。
5. なかなか治らないジャンパー膝なら痛みの根本から改善するJITAN BODY整体院にお任せください
引用:JITANBODY葛西店
「ジャンパー膝が、なかなか治らない…」
「もしかして慢性化しているのかも」
とお悩みの方は、ぜひJITANBODYへお越しください。
JITANBODYは東京都を中心に70店舗以上を展開している整体院で、さらに店舗数拡大も目指しています。
丁寧なカウンセリングから、日常生活に隠れた問題からジャンパー膝の原因を探り、あなたにあった方法で不調を改善へと導きます!
5-1. 運動時のフォームや体の使い方からジャンパー膝の原因を探れる
JITAN BODYは、スポーツドクターとしての豊富な経験から、ジャンパー膝の原因を探ることができます。
というのも、数多くのアスリート選手やプロスポーツクラブのトレーナー・サポート実績があるためです。
【プロスポーツチームのトレーナー実績】
出典:JITAN BODY
※過去のサポート実績です。(2024年6月時点)
他にも、プロ野球選手やボクシング選手、パーソナルトレーナーやヨガトレーナーなど様々なアスリートのサポートを行ってまいりました。
スポーツ特有の体の使い方のクセや、間違った筋肉の使い方など、原因を特定し、根本的な治癒へと導きます。
ジャンパー膝で、「大好きなスポーツができない」とお困りの方は、ぜひご相談ください。
5-2. スタッフ全員が国家資格を持っているから安心
実は、整体院は、無資格・未経験でも始める事ができるため、「どこでも安心できる」とは言い切れません。
JITAN BODYの施術スタッフは、全員が国家資格を保有しています。
JITAN BODYのスタッフが保有する資格
- 理学療法士
- 作業療法士
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- あん摩マッサージ指圧師
たとえば、理学療法士は、病院ではリハビリテーションを担当する国家資格です。
当院では、スタッフそれぞれが違った資格を保有しており、正しい知識と根拠に基づいた施術を行うので、安心してお任せいただけます。
長年のジャンパー膝の痛みも、安心してお任せください。
5-3. 再発防止のためのセルフケアのアドバイスをしている
JITAN BODYでは、施術だけではなく、再発防止のためのセルフケアの方法を、しっかりとアドバイスしています。
自宅でセルフケアを実践することで、継続的なメンテナンスを行い、施術の効果を最大化することができます。
【セルフケア指導の様子】
出典:JITAN BODY
職場や自宅などで簡単にできる方法なので、早い改善が期待でき、ジャンパー膝の再発を防ぐことができます。
「整体にそんなに通えない」「とにかく早く改善したい」と思っている方にはおすすめです。
JITAN BODYは、目先の痛みが取れるだけではなく、根本改善や再発予防を目指しています。
治らないジャンパー膝にお困りなら、医師やアスリートも絶賛のオーダーメイドの整体をぜひお試しください!
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたのジャンパー膝の痛みを改善する参考になれば幸いです。
ここで、記事をまとめてみましょう。
◯ジャンパー膝がなかなか治らない場合は3ヶ月程度は様子を見よう
◯治らない場合のジャンパー膝への5つの対処法
・ストレッチ
・痛み止めなどの薬
・ステロイド注射・ヒアルロン酸注射
・体外衝撃波
・【最終手段】手術
◯ジャンパー膝がなかなか治らない場合は慢性化している可能性がある
◯慢性化したジャンパー膝の本当の原因は「体の歪み」
何もやっても痛みが取れない場合、本当の原因は「体の歪み」にあるかもしれません。
体の歪みを整えることで、膝への負担を軽減し、ジャンパー膝の根本的な改善が期待できます。
あなたのジャンパー膝が早く治り、元のように元気にスポーツが出来ますことを願っています。
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