
「すねに痛みがあるんだけど原因がわからなくて不安」
「どうやって治したらいい?この痛みが何かわからないから対処方法の検討がつかない」
あなたは今、すねの痛みの原因や対処法がわからずに不安を感じていませんか。
すねの痛みを引き起こす症状は多くの場合、以下の4つのうちのいずれかに該当することがほとんどです。
注意しなければいけないのは、これらの症状はそれぞれに治療方法や対処法が異なるということです。
誤った対処をしてしまうと、痛みがますます悪化してしまったり、完治するまでに長い時間がかかってしまうということにもなりかねません。
そのため、痛みの原因を正しく見極めて、それに合った適切な対処をすることが大切です。
そこで今回は
- すねが痛い場合に考えられる4つの原因
- すねが痛い時はまず整形外科を受診しよう
- 【病院で疲労骨折でなかった場合】すねの痛みの原因を見分ける3つのポイント
- すねの痛みの原因別対処法
- 体に歪みがあるままだとまたすぐすねに痛みが出てしまう
- 体の歪みにアプローチしてすねの痛みの根本改善を目指すなら整体がおすすめ
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたのすねの痛みの原因を突き止め、緩和することができますよ。
目次
1.すねが痛い場合に考えられる4つの原因
すねが痛い場合に考えられる原因として挙げられるのが以下の4つです
すねの痛み 4つの原因
- シンスプリント
- 筋膜の炎症
- 腱の炎症
- 疲労骨折
まずはこれらについて、一つずつ解説していきます。自分のすねの痛みに当てはまりそうなものはどれか、確認してみてください。
1-1.シンスプリント(脛骨過労性症候群)
シンスプリントは、正式名称を「脛骨過労性骨膜炎」と言い、すねの内側に痛みが生じる症状です。
初めのうちは脛骨の下半分の内側に小さな違和感を感じる程度ですが、放置すると痛みが強くなり腫れや熱感を伴う場合もあります。
シンスプリントの症状には、以下の特徴が挙げられます。
シンスプリントの症状
- すねの内側下よりの場所(内くるぶしから膝の下までの範囲)に痛みが発症する
- 最初は鈍い痛みまたはじんじんした痛みを感じる
- 運動後に悪化することが多いが、症状が進むと安静時でも痛みを感じるようになる
- 軽い腫れや熱感を伴う場合がある
- 押すと痛みが強くなることがある(骨の表面や周囲の筋肉が敏感になる)
シンスプリントは基本的に、主に過度なランニングやジャンプなどのオーバーワーク(運動のやりすぎ)による疲労が原因で発症します。
また体の歪みや合わない靴を長時間履くなどによってすねに負荷がかかり、これが原因となることもあります。
そのままにしておくと疲労骨折につながることもあるため、早めに対処しましょう。
1-2.筋膜の炎症
すねの筋肉を覆う筋膜の炎症によっても、すねの痛みは発生します。
この痛みは「前脛骨筋」や「後脛骨筋」など、すねの筋肉を包み込んでいる筋膜(薄い膜状の組織)が炎症を起こすことで発症し、痛みや不快感を引き起こします。
筋膜の炎症の症状
- すね全体に広範囲の痛みが生じ、痛みがすねの内側、ふくらはぎ周辺まで広がることがある
- 触ると痛い場所が明確でない場合もあり、ぼんやりした痛みが続く
- 筋肉が固まっているような感じやだるさを伴う
- 運動後に痛みが強くなることが多い
筋膜の炎症は特に、ランニングや長時間歩いた後などに症状が出ることが多くあります。
原因はシンスプリントと同様、オーバーワークによる疲労や過負荷が原因ですが、シンスプリントがすねの一部だけに痛みが出るのに比べ、筋膜の炎症の場合はすね全体が広範囲に痛むという特徴があります。
このため、痛みやだるさがふくらはぎや足首付近まで広がるというケースもあります。
1-3.腱の炎症
すねの痛みの代表的なものとしてもう一つ挙げられるのが腱の炎症です。
腱の炎症によるすねの痛みは、すねの筋肉と骨を繋げる腱が炎症を起こすことによって生じます。
すねの痛みを引き起こす腱の炎症には、特に次の2つが関与することが多いです。
- 前脛骨筋腱炎
- 後脛骨筋腱炎
一つずつ見ていきましょう。
1-3-1.前脛骨筋腱炎
前脛骨筋腱炎は、すねの前面に位置する前脛骨筋(足首を引き上げる筋肉)の腱が炎症を起こして発症します。
症状としては以下の特徴が挙げられます。
前脛骨筋腱炎の症状
- すねの前面の足首に近い部分に痛みが生じる
- 歩行やランニング中、特に足を上げる動作で痛みが強くなる
- 筋肉を押すと痛みが増すことがある。
- 長時間の運動後や坂道を登る動作でも痛みが増すことがある
シンスプリントが脛骨の内側に痛みが発症するのに対して、前脛骨筋腱炎は、すねの前面、特に足首に近い部分に痛みが発症するのが特徴です。
前脛骨筋腱炎の原因は、つま先を引き上げる動作(足首の背屈)を繰り返すことによる負荷の場合が多く、坂道や硬い地面でのランニングやウォーキング、ジャンプを繰り返す運動がリスクを高めます。
1-3-2.後脛骨筋腱炎
後脛骨筋腱炎は、足首の内側にある後脛骨筋(足を内側に支える役割を持つ筋肉)の腱が炎症を起こす症状です。
後脛骨筋腱炎の症状
- すねの足首よりの位置の内側に痛みが生じる
- 扁平足や過剰な負荷により足のアーチを支える腱が炎症を起こす
- ジャンプやランニングなどによって症状が悪化する
などが挙げられます。特にすねの足首寄りの位置で、前脛骨筋腱炎より内側に痛みが生じるのが特徴です。
腱に過度の負担がかかることで炎症が生じることが多くあります。特に扁平足やアーチの崩れがあると、後脛骨筋腱が足を支えるために過剰に働き、後脛骨筋腱炎が発症しやすくなります。
また、長時間の立ち仕事なども原因となる場合があります。
1-4.疲労骨折
あまり多いケースではありませんが、すねの痛みが脛骨の疲労骨折のケースもあります。
疲労骨折は、脛骨に繰り返し負荷が加わりダメージが蓄積することで、骨が部分的に損傷した状態です。
脛骨の疲労骨折には以下のような特徴があります。
疲労骨折(脛骨)の症状
- 脛骨の中間部または下部、特定のポイントで局所的に痛みが生じる
- 痛みが広がることは少なく、狭い範囲に集中する
- 初期段階では痛みが不定期で運動を休むと痛みがなくなる
- 重症化すると骨折部分の回復が遅れて慢性的な痛みとなる
疲労骨折の場合、初期段階では運動時や運動後に鈍い痛みが生じる程度ですが、痛みは徐々に進行し痛みが日常的に継続するようになります。
痛みが生じる場所はシンスプリントよりもずっと狭く、局所的で深部に響くような痛みが特徴です。
脛骨の疲労骨折は、長時間のランニングやジャンプ、坂道を走ることなど、脛骨に繰り返しストレスが加わることで微細な亀裂が発生し、これが原因で発症します。
疲労骨折は放置すると悪化し、長期間の治療を要するため、できるだけ早く医師の診断を受け、適切な治療を受けることが何より重要になります。
すねの痛みの原因がすね以外の疾患の場合も! |
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他の部位の疾患がすねの痛みをひきおこすこともあるため注意しましょう。 主な例としては
などがあげられます。 いずれの場合も、すね以外の箇所にも症状が現れるケースが多いです。少しでも思い当たるものがあるなら、すぐに整形外科を受診しましょう。 |
2.すねが痛い時はまず整形外科を受診しよう
すねの痛みがある場合、我慢せず、できるだけ早く整形外科の診療を受けましょう。
実際には、痛みの原因が軽度のシンスプリントや筋膜の炎症であれば、専門的な治療は必要がないことも少なくありません。医師の診察が特に重要になるのは、すねの痛みが疲労骨折であった場合です。
疲労骨折であるかどうかの判断は、X線やMRI、骨スキャンなどによる精密な検査が必要です。もちろん、疲労骨折であった場合、脛骨のどの部分が損傷しているかなどを正確に把握し、適切な治療を受ける必要もあります。
勝手な判断で診療を受けずに疲労骨折の痛みを放置してしまうと、痛みはどんどん悪化してしまいます。最終的には
- 足の骨が完全骨折まで進行する
- 痛みが慢性化して治らない
- 骨が変形して回復がさらに遅れる
など、深刻な問題を引き起こすことになるのです。
これらの点を考慮し、まずは疲労骨折かどうかを見極めるためにも、すねの痛みがある場合、まず医師の診断を仰ぐことが重要になるのです。
3.【病院で疲労骨折でなかった場合】すねの痛みの原因を見分ける3つのポイント
すねの痛みが疲労骨折であった場合、X線やMRIによる検査が大変重要です。しかし一方で、すねの痛みの原因が疲労骨折でない場合、これらの検査では正確な病状を把握するのが難しい場合もあります。
時には「安静にして様子を見ましょう」ということで診察が終わることもあるでしょう。
このため、疲労骨折でないという診断を受けた場合、疲労骨折以外の原因、シンスプリント・筋膜の炎症・腱の炎症のどれであるかを探り、その病状に合わせた対処が必要になるわけです。
この章では、これらの原因を見極める3つのポイントをお伝えしましょう。
すねの痛みの原因の見分ける3つのポイント
- 【ポイント1】すねの痛みの種類を確認する
- 【ポイント2】すねの痛む場所を触って確認する
- 【ポイント3】特定の動作をおこなって痛むか確認する
一つずつ解説しますね。
3-1.【ポイント1】すねの痛みの種類を確認する
まずはすねの痛みがどのような種類であるかを確認しましょう。
痛む箇所や広範囲であるか局所的であるか、鈍い痛みか鋭い痛みかなど、痛みの範囲や特徴によって、すねの痛みの原因を判別することができます。
自分の痛みに当てはまるものがあるか確認してみてください。
すねの痛みの種類を確認
- 鈍い痛みや張り感が広範囲に感じられる → 筋膜の炎症
- 鋭い痛みがすねの内側に局所的に感じられる → シンスプリント
- すねの足首よりの場所に引きつるような痛み → 前脛骨筋腱炎や後脛骨筋腱炎
- ズキズキした痛みがあり、安静時にも感じる → 腱の炎症や筋膜の炎症
シンスプリントの場合、すねのやや内側寄り狭い範囲に鋭い痛みが生じますが、筋膜の痛みの場合、これとは反対に痛みの範囲は広く、鈍い痛みが生じる傾向にあります。
また腱の痛みの場合、すねの足首に近い場所が痛みます。
3-2.【ポイント2】すねの痛む場所を触って確認する
すねの痛みの場合、動かした際には痛むけど安静時には出ないという場合も多くあります。
このような場合、直接、すねを押してどの場所が痛むのかを確認することで、すねの痛みの原因を把握することができます。
すねの痛む場所を触って確認
- すねの内側を押すと痛い場合 → シンスプリント
- すねの足首に近い前面の部分を押すと痛い場合 → 前脛骨筋腱炎
- すねの足首に近い内側を押すと痛い場合 → 後脛骨筋腱炎
- すねを押しても圧痛が少ない場合 → 筋膜の炎症
シンスプリントの場合、主にすねの内側を押すと痛みが強く現れる傾向にあります。これに対して腱の炎症の場合はすねの足首よりの部分を押すと痛みを感じます。
筋膜の炎症の場合、圧痛が少なく、押しても痛い範囲を特定しづらいという特徴があります。
3-3.【ポイント3】特定の動作をおこなって痛むか確認する
すねの痛みは特定の動作を行うことによって痛みが生じるというケースも多くあります。
そのさい、どのように動かした場合に痛みが出るのかを把握することで、痛みの原因を特定することができます。
特定の動作をおこなって痛むか確認
- 走ったりジャンプしたりした後で痛みが強く出る → シンスプリント
- 足を引き上げる動作で痛みが増す → 前脛骨筋腱炎
- 足を内側にひねる動作で痛みが増す → 後脛骨筋腱炎
- 長時間の立ちっぱなしや歩行で痛みが増す → 筋膜の炎症
- 休息で痛みが軽減する → シンスプリント・筋膜の炎症
シンスプリントの場合、足への衝撃によって痛みがます傾向があるため、運動後に痛みが出やすいという特徴があります。
腱の炎症の場合、足を上に引き上げたり、内側に捻ったりすることで痛みが生じる傾向にあります。
長時間の立ち仕事や長い時間歩いた際に痛みが生じる場合、筋膜の炎症である可能性は高いでしょう。
またシンスプリントや筋膜の炎症である場合、安静にすることで痛みが軽減しますが、腱の炎症の場合、安静にしていても痛みが継続する傾向があります。
4.すねの痛みの原因別対処法
シンスプリント、腱の痛み、筋膜の痛みなど、自分のすねの痛みの原因が判明した段階で、それぞれの原因に対する対処法を確認していきましょう。
すねの痛みの原因別対処法
- 【全員向け】まずは安静にする
- 【全員向け】ストレッチ
- 【シンスプリント・腱の炎症向け】アイシング(冷却)
- 【筋膜の痛み向け】温める
- 【シンスプリント向け】クッション性の高い靴を選ぶ
- 【腱の炎症向け】アーチサポートのあるインソールを使う
自分の痛みの原因に合わせて、最適な対処法を選んでください。
4-1.【全員向け】まずは安静にする
すねの痛みが生じた場合、最も基本的で重要な対処法は「安静にすること」です。
シンスプリント、腱の炎症、筋膜の炎症など、さまざまな原因が考えられるすねの痛みですが、これらはいずれも、すねの筋肉や骨に対する過度な負荷が原因です。
つまり、いずれの症状であっても、すねの痛みが起こった際に何より重要になるのは、安静にして、すねにかかる負荷を減らしてあげることなのです。
安静にすることで炎症の沈静化が進み、疲労が取れることで回復が早まります。
まずは体を休ませることを第一に考え、痛みが取れるまでは、激しい運動や長期間の歩行などを控えましょう。
4-2.【全員向け】ストレッチ
シンスプリント、腱の炎症、筋膜の炎症のいずれに対しても、適切なストレッチを行うことは、痛みの緩和につながります。
ストレッチの方法は、それぞれの痛みによって異なります。
シンスプリント 筋膜の炎症 | ストレッチ① 片足を後ろに引き、両足のかかとを床につけたまま前の方に重心をかける ![]() ストレッチ② |
---|---|
後脛骨筋腱 (腱の炎症) | 椅子に座り、足首をゆっくりと回す。 (時計回り・反時計回りで各10回ずつ) |
前脛骨筋腱炎 (腱の炎症) | 椅子に座った状態でつま先を立て、足の甲に軽く体重をかける![]() |
ただし強い症状がある場合のストレッチは炎症を悪化させる危険性もあるため、痛みがある場合は無理に行わないようにしてください。
痛みが強い場合はまず安静を心がけ、痛みが治ったのちにストレッチを行い症状の緩和を目指しましょう。
4-3.【シンスプリント・腱の炎症向け】アイシング(冷却)
シンスプリントや腱の炎症に対しては、痛む箇所のアイシング(冷却)が有効です。
冷やすことで血管が収縮し、腫れや痛みの軽減が期待できます。このため、痛みが発症した直後や、熱を伴う痛みがある段階では、アイシングがおすすめです。
アイシングの方法・注意点
保冷パックや氷嚢に入れた氷などをタオルに包み、痛みのある部分に当ててください。冷やす際は以下の点に注意して行いましょう。
- 1回あたり15分から20分程度冷やす(冷やしすぎると血行が悪くなるため20分以内)
- 1時間以上間をあけて1日に数回(2~3回)繰り返す
- 冷やした後は、動かさずに安静を保つ
- 冷やしすぎてしびれや違和感を感じた場合は、すぐにタオルを外して温める
またアイシングの後、痛みが退いたからといって、すぐに動くのは逆効果です。冷やした後はできるだけ安静を保ちましょう。
また、アイシングは筋膜の痛みには向きません。筋膜炎の主な原因は筋膜の緊張や血行不良によるものが多く、冷やすと血流がさらに悪化し、症状が長引く可能性があるため注意しましょう。
4-4.【筋膜の炎症向け】温める
患部を冷やすのが有効であるシンスプリントや腱の炎症に対して、筋膜の痛みには温めるケアが有効です。
筋膜の炎症は筋膜の緊張や血流の悪化によって引き起こされることが多いため、温めることで血流を促進さすることで、痛みやこわばりが軽減されます。
温める方法
・蒸しタオルを使う
湯を含ませたタオルを電子レンジで約40~45℃に温めて、20~30分程度、すねに当ててください。タオルは熱すぎないように注意し、肌を傷めないように温度を確認しながら使用してください。
・入浴する
40℃前後のぬるめのお湯に体全体を浸し、15~20分ほどゆっくり入浴します。熱すぎるお湯は逆に筋肉を緊張させるため、リラックスしながらゆっくりと温まるのがポイントです。部分的にお湯をかけたり、足湯にして浸すだけでも一定の効果が期待できます。
温めることは筋膜の炎症を抑えるには効果が見込めますが、もし温めて痛みが増すようなら中止するようにしてください。
4-5.【シンスプリント向け】クッション性の高い靴を選ぶ
シンスプリントの対処としてやるべきことの一つが、靴底が柔らかくクッション性の高い靴を選ぶことです。
シンスプリントは地面からの強い衝撃が直接足に伝わることが直接の原因となるため、この衝撃を吸収する靴を選ぶことで、すねへかかる負荷を減らすのが大切なのです。
【シンスプリント向け】クッション性の高い靴を選ぶポイント
- 靴底(ミッドソール)が全体的に厚く、衝撃吸収素材(EVAやゲル、エアクッションなど)を使用しているものを選ぶ
- かかと部分のクッションがやわらかく、適度な弾力があるものを選ぶ
- ランニングシューズやウォーキングシューズなど、クッション性を重視したスポーツシューズを選ぶ
特にランニングやジャンプを伴う運動では、着地時に体重の数倍の衝撃が足にかかるため、クッション性のない靴ではダメージが蓄積しやすくなります。
また、長時間の立ち仕事などの場合も、靴底の硬い靴を履くと足の疲労がたまり、シンスプリントを引き起こす可能性があります。
この場合も適切なクッションがある靴を選ぶことで、足の負担を分散し、痛みの軽減や再発防止につながります。
4-6.【腱の炎症向け】アーチサポートのあるインソールを使う
腱の炎症が痛みの原因である場合、アーチサポートのあるインソールを利用することで、痛みの軽減につながります。
足のアーチ部分(土踏まず)は、歩行や走行時に衝撃を吸収したり、体重を分散させたりする役割を果たしますが、アーチが崩れると、その機能がうまく働かず、すねの腱に過剰な負担がかかり、炎症の原因となります。
これに対してアーチサポートのあるインソールは、足底にかかる圧力を分散することで腱への負荷を軽減し、腱の炎症の軽減、予防に効果が期待できます。
アーチサポートのあるインソールの選び方:専門店での購入がおすすめ
アーチサポートのインソールでは、自分の足のアーチタイプ(アーチの状態)に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
このため、細かい診断で最適なインソールを教えてくれるウォーキングシューズやスポーツシューズの専門店での購入がおすすめです。
専門店では足形測定器や、歩行分析用の機器などを備えており、自分に最適なインソールを選ぶことができます。
5.体に歪みがあるままだとまたすぐすねに痛みが出てしまう
すねの痛みで気をつけなければいけないのは、その痛みが体の歪みによって生じている可能性が高いということです。
例えば、骨盤や背骨の歪みがあると、歩行時の重心バランスが崩れ、片側の足に過剰な負担がかかります。この負担が継続することですねの筋肉や腱にストレスが蓄積し、痛みが発生するのです。
体の歪みが歩行の姿勢を崩すことで足のアーチが崩れると、運動や歩行の衝撃を足が吸収できず、すねへの負荷が増大し、これがすねの痛みを引き起こします。
つまり、「元を辿れば体の歪みによって痛みが起きている」という場合、この根本原因が解決されなければ、病院での治療やセルフケアによって一時的にすねの痛みが治っても、またすぐ再発してしまう可能性が高いのです。
そしてもちろん、痛みの再発を防ぎ、痛みのない体を作るためには、なによりこの歪みを改善する必要があるのです。
6.体の歪みにアプローチしてすねの痛みの根本改善を目指すなら整体がおすすめ
すねの痛みが体の歪みに起因するものである場合、この歪みの根本原因にアプローチする必要があります。
この根本原因を突き止めて、体のバランスを整える施術を行うことができるのが整体院です。
例えば姿見で鏡を見れば左右のバランスが崩れていることを確認することはできるかもしれません。でもその歪みが筋肉や骨格のどの部分の歪みによって生じているかを正確に確認するのは容易ではありません。
単に肩の左右の高さに違いがある場合でも、その原因は肩周りの筋肉のバランス、骨盤の歪み、あるいは足の長さや膝の不調など、千差万別です。
こういった微妙な体の歪みは、専門知識を持つプロの中でも、実力のある施術者でなければ正しく判断することはできないでしょう。
つまり隠れた根本原因にアプローチするためには、これを見極めることができる整体院を探すことが、何より重要なポイントになるのです。
7.すねの痛みの根本改善を目指すならJITANBODYへご相談ください
「原因不明のすねの痛みが続く」「一旦治ってもすねの同じ部分がまた痛む」
こんな方におすすめなのがすねの痛みの根本原因にアプローチできる「JITAN BODY」です。
特に以下の3つの点で、すねの痛みがある人におすすめです。
すねの痛みがある人にJITAN BODYをおすすめする理由
- 徹底したヒアリングや検査で根本原因を特定してアプローチできる
- 施術を行うのは国家資格を持つスタッフだけ
- 痛みのないソフトな施術で体への負担を軽減
一つずつ説明しますので、ご納得いただけたらぜひ一度お近くの店舗にお越しくださいね。
7-1.徹底したヒアリングと検査で痛みの根本原因を特定してアプローチ
JITANBODYはヒアリングと検査を特に重要視しています。
すねの痛みの根本原因を取り除くためには、徹底したヒアリングと調査により、体の中に潜む原因の追求が欠かせません。
JITANBODYでは、初診の場合、カウンセリングシートが用意されており、現在の症状、生活習慣、仕事内容などを詳しく記入します。
この内容をもとに、施術者が直接ヒアリングを行い、痛みの部位や日常生活での動作、過去のケガや病歴などをさらに詳しく確認していきます。
ヒアリング後は全身のバランスを確認するため、以下の3つの方法で検査を行います
◎写真撮影で全身の歪みをチェック
施術前に全身の写真を撮影し、姿勢や骨格の歪み、左右のバランスなどを視覚的に確認します。これにより、問題のある箇所を特定しやすくなります。
◎身体の動きの確認
実際に体を動かしていただき、可動域や動作時の痛み、筋肉の硬さなどをチェックします。
◎実際に触れて確認
施術者が直接体に触れ、筋肉や関節の状態、硬さ、痛みの有無などを確認します。これにより、表面的には分からない深層の筋肉や関節の問題があるかどうかがわかります。
これらのヒアリングと検査を通じて、一人ひとりの体の状態や症状の原因をこまかく把握することで、それぞれに合わせた最適な施術プランを見つけることができます。
7-2.施術を行うのは国家資格を持つスタッフだけ
JITAN BODYでは、施術を行うスタッフ全員が国家資格を保有しています。
国家資格とは、柔道整復師や理学療法士など、国が定める厳しい試験に合格した人だけが取得できる資格のことです。
これらの資格を持つ施術者は、人体の構造や仕組みに関する専門的な知識を学んでおり、安全で効果の見込める施術を提供するスキルを備えています。
スタッフが保有する主な資格は以下の通りです。
国家資格名 | 資格の内容 |
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柔道整復師 |
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理学療法士 |
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あん摩マッサージ指圧師 |
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作業療法士 |
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鍼灸師 |
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国家資格を持つ施術者が担当することで、症状の根本原因を的確に見極め、適切な施術を受けられる点がJITAN BODYの強みであると言えます。
7-3.最短20分!痛みや体への負担がないソフトな施術
JITAN BODYの施術は、最短20分の短時間で、施術時の痛みを抑え体への負担をできるだけかけずに行うのが大きな特徴です。
長時間の施術では、無意識に体や筋肉が緊張してしまい、かえって筋肉が硬直してしまうことがあります。その結果、施術後に疲労感や不快感を感じるケースも少なくありません。
JITAN BODYの短時間で行う施術は、必要なポイントだけを的確にケアするため、体への負担が少なく、緊張も最小限に抑えられます。
また、痛みのないソフトな手法を採用しているため、施術中のリラックス効果も得られやすく、施術による痛みや疲れが出ることはありません。
痛みがある部分を無理に触るようなこともないので、安心して施術を受けていただけます。
体への負担を最小限に抑えながら施術を行うため、初めての方や体に不調がある方にも通っていただきやすい整体院です。
すねの痛みにお悩みの方は、以下よりぜひ一度JITAN BODYにご相談ください。
まとめ
すねが痛い場合に考えられる原因は以下の4つです。
- シンスプリント
- 筋膜の炎症
- 腱の炎症
- 疲労骨折
実痛みの原因がシンスプリントや腱・筋膜の炎症であれば、医師の診療は必要がないことも少なくありません。ただし疲労骨折であった場合はそうはいきません。
このため、すねに痛みを感じた場合、まずは整形外科を受診することをおすすめします。
疲労骨折でないという診断を受けた場合、疲労骨折以外の原因である場合、以下の3つのポイントによって症状を切り分けることができます。
- 【ポイント1】すねの痛みの種類を確認する
- 【ポイント2】すねの痛む場所を触って確認する
- 【ポイント3】特定の動作をおこなって痛むか確認する
シンスプリント、腱の痛み、筋膜の痛みなど、自分のすねの痛みの原因が反面した段階で、それぞれの原因に対する適切な対処を行いましょう。
- 【全員向け】まずは安静にする
- 【全員向け】ストレッチ
- 【シンスプリント・腱の炎症向け】アイシング(冷却)
- 【筋膜の痛み向け】温める
- 【シンスプリント向け】クッション性の高い靴を選ぶ
- 【腱の炎症向け】アーチサポートのあるインソールを使う
この記事が、あなたの脛の痛みの解消に役立つことを祈っています。
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