正座ができない原因4つ|原因別の対処法で正座ができる体を目指せる

「正座ができない原因って何だろう?」
「正座ができないほどの痛みは、年齢のせいだと諦めるしかないの?」

久しぶりに実家に帰ったら、両親や祖父母が正座ができないと落ち込んでいた…なんて様子を目の当たりにして、なんで正座ができないんだろう?なんとかしてあげたい!と思われた方も多いのではないでしょうか。

まず、正座ができないほどの痛みの原因には、主に以下の4つがあります。

  • 膝のクッション(関節軟骨と半月板)がすり減って痛みが出る
  • 膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなって痛みが出る
  • 股関節の柔軟性が失われて痛みが出る
  • 膝の周りの筋肉が硬くなって痛みが出る

これらの症状は、年齢とともに誰にでも起こりうる変化ですが、本記事で紹介する原因別のセルフケアで痛みの軽減を目指すことは可能です。

しかし、正座ができないほどの痛みの原因を引き起こすのは加齢だけではありません。
実は、日常生活の癖や姿勢、運動不足などがきっかけの体の歪みが根本原因の可能性があるのです。

体の歪みが原因の場合、原因別のセルフケアだけでは根本改善には至らず、すぐに痛みがぶり返してしまいます。

そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • 正座ができない4つの原因
  • 正座ができないほどの痛みで整形外科を受診すべき症状とタイミング
  • 正座ができないほどの痛みを緩和する自宅でできるセルフケア方法
  • 正座ができないほどの痛みを根本改善する方法

この記事を最後までお読みいただくことで、ご自身や大切な方の正座時の痛みに対して、具体的な対策を立てることができます。

それでは、まず正座ができなくなる原因から詳しく見ていきましょう。

目次

1. 正座ができない主な4つの原因

最初にお伝えしたように、正座ができない原因は主に以下の4つがあります。

  • 膝のクッション(関節軟骨と半月板)がすり減って痛みが出る
  • 膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなって痛みが出る
  • 股関節の柔軟性が失われて痛みが出る
  • 膝の周りの筋肉が硬くなって痛みが出る

正座ができなくなるのは、上記のような原因によって対処方法が異なります。

そのため、なぜ正座ができなくなるのか、自分の場合はどの原因が当てはまるのかを知ることが大切です。

ここからは、それぞれの原因について詳しく症状を解説していきますので、ご自身の状態と照らし合わせてみてください。

1-1. 膝のクッション((関節軟骨と半月板)がすり減って痛みが出る

正座ができないもっとも一般的な原因は、膝関節内部にある「クッション」の機能低下です。

以下のような方が当てはまりやすい傾向があります。

  • 長年の歩行や立ち仕事など、日常生活での膝の負担が蓄積されてきた40代以降の方
  • 更年期以降のホルモンバランスの変化や骨密度の低下が進む女性

上記の方に多く見られる原因は、膝関節内部の「関節軟骨」と「半月板」という2つのクッションの機能低下です。

加齢やホルモンバランスの変化により、これらのクッションが徐々に薄くなっていきます。その結果、本来はクッションによって守られていた骨と骨が直接こすれ合うようになり、痛みが生じるようになるのです。

実は、私たちが普段何気なく歩いたり、階段を上り下りしたりできるのは、この2つのクッションが適切に機能しているおかげなのです。

分かりやすく例えると、関節軟骨と半月板は、新品のゴムクッションのような働きをしています。

新品のゴムクッションは弾力があってしっかりと衝撃を吸収してくれますが、長年使い続けると次第に弾力を失い、薄くなっていきますよね。

膝の中のクッションも同じです。年齢を重ねたり、ホルモンバランスが変化したりすることで、このクッションが徐々に弾力を失っていき、その結果として正座をしたときの痛みとして感じるようになるのです。

1-2. 膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなって痛みが出る

正座ができない原因の次の理由に、膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなることがあります。

膝蓋骨の動きが悪くなる方には、以下のような特徴があります。

  • 年齢とともに膝のO脚が進んでいる方
  • 加齢や運動不足で膝周りの筋力が低下している方

実は、私たちが普段膝を楽に曲げ伸ばしできるのは、この膝蓋骨が大腿骨の溝に沿ってスムーズに動いているおかげです。そしてその膝蓋骨の動きを助けているのが、膝蓋骨の裏側にある軟骨です。

正常な状態では、膝蓋骨は膝を曲げ伸ばしする際に決まった軌道に沿って動きます。しかし以下のような状態になると、レールからずれた電車のように動きが悪くなります。

  • 膝の周りの筋肉の強さバランスが崩れる
  • 膝の骨がなんらかの衝撃で本来あるべき位置からずれる
  • 軟骨がすり減る

このような状態になると、正座をした際に膝蓋骨に異常な圧力がかかり、痛みの原因となります。

膝蓋骨の動きの問題は、適切なケアと運動により改善が期待できます。しかし、放置すると症状が悪化する可能性があるため、違和感を感じたら早めの対応が重要です。

1-3. 股関節の柔軟性が失われて痛みが出る

3つ目の正座ができない原因に、股関節の柔軟性低下があります。以下のような方に多く見られます。

  • 加齢により股関節まわりの筋力が衰えている方
  • 座りがちな生活で股関節の動きが少ない方

股関節は私たちの体の中でも特に大きな関節で、足の付け根にあります。太ももの骨(大腿骨)の頭が、お尻の骨(骨盤)にあるお椀型の窪みにはまり込む形で作られています。

この構造のおかげで以下のような動きが可能になります。

  • 体の重心を支える
  • 足を大きく動かす
  • 正座など、深い膝の曲げ伸ばしを可能にする

しかし、加齢や運動不足のような原因で股関節の中にあるクッションの役割をする軟骨が傷んでしまうことがあります。

軟骨が傷むと、骨が変形したり、とげのように余分な骨が増えたりして、痛みの原因となります。

動き始めに軽い痛みを感じたり、正座がつらいと感じ始めたりしたら、それは股関節からのサインかもしれません。

日常的なストレッチや適度な運動を心がけ、必要に応じて専門家に相談することが大切です。

1-4. 膝の周りの筋肉が硬くなって痛みが出る

4つ目の正座ができない原因は、膝の周りにある筋肉が硬くなることです。

特に以下のような方は、知らず知らずのうちに膝周りの筋肉が硬くなっていきます。

  • テレビを見たり、読書をしたりと、長時間座って過ごすことが多い方
  • 日常的な運動習慣が少ない方

膝の周りには3つの重要な筋肉があります。

これらの筋肉は、以下のような役割を担っています。

【太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)】

  • 膝を伸ばす働きがある
  • 歩くときや立ち上がるときに使う

【太もも裏面の筋肉(ハムストリングス)】

  • 膝を曲げる働きがある
  • 足を後ろに上げるときに使う

【膝の裏側の筋肉(膝窩筋)】

  • 膝を滑らかに曲げる働きがある
  • 正座のときに大切になる

これらの筋肉は、粘土に例えることができます。柔らかい粘土は自由に形を変えることができますが、長時間同じ形のまま放置しておくと、徐々に硬くなって動かしにくくなってしまいますよね。

膝周りの筋肉も同じように、同じ姿勢で固定されたままだと、次第に硬くなって動きが悪くなっていきます。

膝周りの筋肉の硬さは、適切なストレッチや軽い運動で改善が期待できます。朝の体操やテレビを見ながらのストレッチなど、できることから少しずつ始めていくことが大切です。

2. 膝の違和感・痛みがある場合は無理に正座をせず、まずは整形外科へ

先ほど見てきたように、正座ができない原因は様々ですが、膝に違和感や痛みがある場合は、まずは整形外科で検査を受けることをおすすめします。

というのも、正座時の痛みの原因には、骨や関節の状態が深く関係していることが多いからです。レントゲンやMRIなどの検査は整形外科でしか行うことができません。

これらの検査で骨の形状や関節の状態を詳しく調べることで、痛みの正確な原因を特定することができます。

また、症状によってはヒアルロン酸注射などの処置が必要となる場合もあります。このような医療処置は病院でしか行えないため、まずは整形外科を受診し、専門医による適切な診断と治療を受けることが大切です。

特に高齢の方の場合、以下のような症状があれば早めの受診が必要です。

  • 正座時に強い痛みがある
  • 膝が腫れている
  • 長時間の痛みが続く
  • 歩行時に違和感がある

ただし、整形外科での検査で骨に異常が見られない場合、「軟骨の摩耗」や「股関節の硬さ」といった症状も「加齢によるもの」と診断され、痛み止めや湿布などの対症療法的な処置で終わることも少なくありません。

そのような場合は、ご自身でできるケアから始めてみましょう。

次章では、自宅で安全に行える正座の痛みを和らげるためのセルフケア方法をご紹介していきます。

ストレッチや簡単な運動など、年齢に関係なく誰でも始められる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

3. 自宅でできる!正座の痛みを和らげるセルフケア

それではここから、自宅でできるセルフケアを原因別に3つ、ご紹介します。

毎日の生活の中で少しずつケアを行うことで、症状の改善や予防が期待できますよ。

ここで紹介するのは、自宅で安全に行える正座の痛みを和らげるための3つのセルフケアです。

ただし、「1-1.膝のクッション((関節軟骨と半月板)がすり減って痛みが出る」に当てはまる人は、無理なストレッチや運動は症状を悪化させる恐れがあります。

この場合は膝を温めて安静にし、4章で紹介する専門的な治療法を検討することをおすすめします。

その他の方は、以下より詳しく見ていきましょう。

3-1. 【共通】膝を温める

膝を温めることは、筋肉の緊張をやわらげ、血行を促進する効果があります。これにより、関節の痛みの緩和も期待できます。

【膝を温める効果的な方法】

入浴する膝用サポーターを使用する
方法38〜40度程度の熱すぎないお湯にゆっくりと浸かる1)膝を90度に曲げた状態で、ひざ頭の周囲(cm)を測り、製品サイズを確認する
2)膝にピタッとフィットするサポーターを日中使用する
効果を高めるコツ入浴中に膝を軽く動かす・強く締めすぎない
・遠赤外線効果など、保温性の高いサポーターを選ぶ

これらは、日常生活の中で簡単に取り入れられるので、痛みを和らげたい方におすすめの対処法です。

ただし、関節が腫れている場合や熱を持っている場合は、入浴により症状が悪化する可能性があります。このような症状がある場合は、まずは医師に相談して、温めるべきか冷やすべきか確認することが大切です。

3-2. 【共通】膝に優しい運動の実施

関節の健康を保つためには、適度な運動も重要です。ただし、膝に負担のかかる激しい運動は避け、膝に優しい運動を選んで行うことが大切です。

特におすすめなのが、軽いウォーキングと水中運動です。

軽いウォーキング水中運動
おすすめ理由膝への負担が少なく、全身の血行促進につながる水中の浮力によって、膝への負担を軽減しつつ、筋力トレーニングができる
運動時間の目安1日20〜30分程度1回15〜20分程度
ポイント・履き慣れたクッション性のある運動靴を使用する
・平坦な道を選んで、無理のないペースで歩く
・泳ぐのではなく、水中歩行や膝の曲げ伸ばしを行う

水中運動は関節への負担が少ないため、変形性膝関節症の方でも比較的安全に行えますが、心臓病や高血圧の方、定期的に服用されているお薬がある方は、運動を始める前に必ずかかりつけ医にご相談ください。

運動後はしっかりと体を安めて、疲労を感じたらすぐに休憩するようにしましょう。

3-3. 部位に合わせた効果的なストレッチ

正座の痛みを和らげるためには、膝周辺の筋肉や関節の柔軟性を高めることが重要です。

特に膝のお皿周り、股関節、太ももの3つの部位に対するストレッチが効果的です。これらの部位は互いに連動しており、1か所でも柔軟性が低下すると正座時の負担が増えてしまいます。

ここからは、それぞれの部位に合わせた以下の具体的なストレッチ方法をご紹介します。

毎日の習慣として行うことで、徐々に柔軟性が高まり、正座時の痛みの緩和が期待できます。

3-3-1. 膝のお皿(膝蓋骨)周りのストレッチ

膝のお皿(膝蓋骨)の動きを改善するストレッチを紹介します。このストレッチは椅子やベッドの上で簡単に行えます。

*これらのストレッチや運動は無理のない範囲で実施し、痛みを感じた場合はすぐに中止してください。特に変形性膝関節症と診断された方は、必ず医師に相談の上、実施しましょう。

【膝のお皿をほぐすストレッチ】
(1日3回、3セット程度)

  1. 椅子に座るか、ベッドの上で安定した姿勢をとります
  2. 両手の指を使って、膝のお皿(膝蓋骨)の下側から優しく支えます
  3. 両親指で膝のお皿の上部を下向きに約10秒間、軽く押さえます
  4. 反対側の膝も同様に行います

※押す強さは痛みのない範囲で調整してください。違和感や痛みを感じた場合は、すぐに中止しましょう。

3-3-2. 股関節を柔らかくするストレッチ

股関節の柔軟性を高めるバタフライストレッチを紹介します。このストレッチは足の内側の筋肉と股関節を同時にストレッチできる効果的な方法です。

【バタフライストレッチ】
(1日3回、20〜30秒程度)

  1. 床に座り、両足の裏を合わせます
  2. 両手で足首をつかみ、かかとをできるだけ体に近づけます
  3. 背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと両膝を床に近づけます
  4. 股関節の内側に心地よい伸びを感じる位置で20〜30秒キープします

3-3-3. 太もものストレッチ

正座がしやすくなるよう、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)と後ろの筋肉(ハムストリング)をストレッチします。

【大腿四頭筋のストレッチ:横向きで行う方法】
(1日3回程度、各10〜30秒ずつ)

  1. 横向きに寝転がり、深呼吸をしながらリラックスします
  2. 上側の膝を後ろに曲げます
  3. 同じ側の手で足首を持ち、かかとをお尻に近づけます
  4. 太もも前面の伸びを感じながら、10〜30秒キープします
  5. 反対側も同様に行います

【大腿四頭筋のストレッチ:立位で行う方法】
(1日3回、3セット程度)

  1. 片手を壁につき、安定した姿勢をとります
  2. 反対の手で同じ側の足首をつかみます
  3. 姿勢をまっすぐに保ちながら、太ももを後ろに伸ばします
  4. 太もも前面の伸びを感じながら、10〜30秒キープします
  5. 反対側も同様に行います

【ハムストリングのストレッチ】
(1日3回、3セット程度)

  1. ベッドなどに仰向けに寝転がります
  2. 片足を両手で持ち、胸元にゆっくりと引き寄せます
  3. 太もも裏に心地よい伸びを感じる位置で止めます
  4. その姿勢を20〜30秒キープします
  5. ゆっくりと元の位置に戻し、反対側も同様に行います

※膝や股関節に無理な力をかけないように注意しましょう。痛みを感じたら、すぐに中止してください。

4. 実は正座ができない原因は意外な場所に隠れていることもある

ご紹介したストレッチを行っても改善が見られない場合、実は膝以外の思わぬ場所に原因が隠れていることがあります。

正座の痛みの原因は、必ずしも痛みを感じる場所(膝)だけにあるわけではありません。以下のような部位が関係していることがあります。

  • 太もも全体の筋肉の張り
  • ふくらはぎの筋肉の張り
  • 足首の硬さ
  • 腰痛
  • 体の歪み

実際、膝が痛いという症状を持つ人の中には、原因がストレートネックや猫背などの姿勢の問題だったというケースが少なくありません。

上図のように、頭が体の中心より前に出ていると、それを支えるために膝に余計な負担がかかります。

このような場合、膝周りのストレッチだけでは根本的な解決にならず、体全体の歪みを整えることが必要なのです。

整形外科やストレッチで改善が見られない場合、本当の原因がどこにあるのかを見極める必要があります。

5. 正座ができない真の原因を見つけるなら整体がおすすめ

これまでに紹介してきたように、正座ができないときは病院で診察を受けて骨に問題がないかを確認し、自分でストレッチを試してみることが第一歩です。

しかし、それでも症状が改善しない場合は、整体に通うことをおすすめします。

整体では体全体のバランスを見ながら、膝痛の真の原因を見つけ出すことができます。

整形外科ではレントゲンやMRIなどで構造的な異常を調べますが、整体では触診や姿勢分析を通して筋肉の緊張や体の歪みなど、画像では見えない問題にアプローチします。

【整形外科と整体院の違い】

整形外科整体院
主な診断方法レントゲン、MRIなどの画像診断触診、姿勢分析など
着目する箇所骨や関節の異常筋肉の緊張、柔軟性の低下、関節の可動域の制限、体の歪み
アプローチ骨や関節の構造的な異常の改善筋肉や骨格の歪みを整えることで、根本原因にアプローチ
その他筋肉や神経の状態までは詳しく把握できない場合がある解剖学に基づいた知識と触診技術で、一人ひとりに合わせた施術を提供する
どのような場合に選択すべきか骨や関節の異常が疑われる場合筋肉や姿勢の歪みが気になる場合

実際、膝が痛いという症状を持つ人の多くは、整形外科での診察やセルフケアだけでは発見できない根本的な原因を抱えています。

そのためにも整体でしっかりと真の原因を見つけ、体全体のバランスを整えることで、長年悩んできた正座ができない問題の根本的な改善が期待できます。

一時的な痛みの緩和だけでなく、再発を防ぎ長期的な改善を目指すためにも、整体による総合的なアプローチが効果的でしょう。

6. 正座ができないほどの痛みの改善を目指せる整体院の選び方

では、実際に整体院に通おうと考えたとき、どのように整体院を選べばよいのでしょうか。

実は、整体院によって得意分野や施術方針は大きく異なり、特に膝の痛みのような症状改善には、しっかりとした技術と知識を持った施術者による対応が必要です。

ここでは、正座ができない根本改善を目指せる整体院を見つけるポイントとして、以下の4つをご紹介します。

  • 国家資格を取得している施術者が対応するか
  • 丁寧なカウンセリングを行なっているか
  • 痛みのある場所を触らずに施術できるか
  • 膝の痛みの改善実績が豊富にあるか

順番に詳しく説明していきます。

6-1. 国家資格を取得している施術者が対応するか

整体院は、法律上、特別な資格がなくても開業・施術が可能な場所です。そのため、施術者の知識や技術に大きな差があることも事実です。

安全で効果的な施術を受けるためには、専門的な知識を持つ施術者の存在が欠かせません。

保有していると信頼性の高い資格や経歴の例
資格(例)

  • 柔道整復師
  • 鍼灸師
  • 理学療法士
  • あん摩マッサージ指圧師
  • 介護福祉士

経歴(例)

  • 技術指導などの講演
  • メディア露出(テレビや書籍など)

柔道整復師や理学療法士などの国家資格を持つ施術者は、体の構造や機能について深い理解があり、一人ひとりの状態に合わせた適切な施術を提供できます。

整体院を選ぶ際は、まずこれらの資格保有者が在籍しているかどうかを確認しましょう。

資格や経験の確認方法

整体院のホームページで資格保有者かどうかを確認しましょう。

トップページに「スタッフ全員が国家資格保有者」といった表記があるか、「スタッフ紹介」ページで各スタッフの資格が明記されているかをチェックしてください。

避けた方がよい整体院の特徴

  • 「国家資格保有者」の記載がどこにもない
  • スタッフ紹介ページがない
  • スタッフ紹介はあるが資格や経験について触れていない

6-2. 丁寧なカウンセリングを行なっているか

正座ができない問題を根本から解決するには、丁寧なカウンセリングを行う整体院を選ぶことが重要です。

なぜなら、正座ができないのは膝だけの問題ではなく、姿勢や歩き方、生活習慣など多くの要因が複雑に絡み合っていることが多いからです。

整体師があなたの日常生活や仕事内容、痛みが出る状況などを詳しく把握することで、表面的な症状ではなく根本原因に対応できるようになります。

例えば、良質な整体院では以下のようなカウンセリングが行われます。

  • 初回に15〜20分程度の十分なカウンセリング時間を確保している
  • 症状が現れた時期や経緯について詳しく聞いている
  • どのような動作や状況で痛みが強くなるかを確認している
  • 過去のケガや治療歴について把握しようとしている
  • 睡眠、運動、食事などの生活習慣についても質問している
  • 整体師が利用者の話にしっかり目を合わせている
  • 話を聞きながら適切に相槌を打っている
  • 重要な情報はメモを取って記録している

逆に、カウンセリングが短すぎたり事務的だったりする整体院では、表面的な対処しかできず、長期的な改善は期待できません。

したがって、正座ができない悩みを解決したいなら、十分な時間をかけて丁寧なカウンセリングを行い、明確な施術方針を共有してくれる整体院を選ぶことが大切です。

6-3. 痛みのある場所を触らずに施術できるか

膝に痛みや炎症がある場合、その部分を直接刺激する施術は避けるべきです。なぜなら、かえって症状を悪化させる可能性があるからです。

そのため、痛みのある部分を避けながら、足首や股関節など周辺部位から改善していける技術を持っているかどうかが重要です。

事前の説明時に、このような施術方針について確認しましょう。

6-4. 膝の痛みの改善実績が豊富にあるか

最後に注目したいのが、その整体院の実績です。膝痛改善の成功例を多く持つ整体院なら、あなたの症状に対しても的確な施術が期待できます。

実績確認には、整体院の公式サイトだけでなく、YahooマップやGoogleの口コミもチェックすることをおすすめします。

外部サイトの口コミには、広範な利用者の率直な感想が多く含まれているため、実際のサービスや雰囲気を把握しやすいです。

信頼できる口コミの特徴は以下の通りです。

  • 高評価(4.0以上)が多数ある
  • 膝痛改善の具体的な経過や効果が詳しく書かれている
  • 実名や写真付きの投稿がある
  • 治療期間や通院回数も記載されている

さらに、口コミへの応対も整体院の質を判断する材料になります。批判的な意見にも丁寧に回答している整体院は、トラブルにも誠実に対応してくれる可能性が高いでしょう。

「膝が痛くて正座ができなかったが、3回の施術で痛みが軽減した」
「長年の膝痛が改善し、日常生活が快適になった」

といった具体的な改善例が多い整体院を選べば、あなたの膝痛改善への近道となるはずです。

7. 正座ができないほどの膝の痛みならJITAN BODYにお任せください

引用元:JITAN B0DY整体院 葛西

JITAN BODYは、膝の痛みでお悩みの方に、安全で効果的な施術をご提供しています。

私たちは痛みの根本的な原因にアプローチする独自の施術法を持ち、全スタッフが国家資格を保有。その確かな技術と知識で、多くの患者様に改善を実感いただいています。

ここでは、JITAN BODYをおすすめする以下のポイントをご紹介します。

  • 全国77院すべてのスタッフが国家資格を取得
  • 根本的な原因を見極める丁寧なカウンセリング
  • 痛みのある部分を直接刺激しない安全な施術
  • 忙しい方でも通えるたった20分の施術時間
  • 膝の痛みが改善されたお客様のお声

ひとつずつ詳しく解説します。

7-1. 全国77院すべてのスタッフが国家資格を取得

北海道から沖縄まで全国77院(2025年2月時点)を展開するJITAN BODY整体院。私たちのスタッフは全員が柔道整復師や理学療法士などの国家資格を保有しています。

「JITAN BODY」スタッフがいずれかを取得している主な資格(例)
理学療法士
病気やケガが原因で、歩く、立つ、座るといった日常の動作が不自由になったり、体に痛みを感じる人の施術をし、基本的な運動機能を回復させる。
作業療法士
日常生活として行う食事をしたり、歯を磨いたり、掃除をしたりと、知らず知らずのうちに体のいろいろな機能を使っておりその作業を回復させていく。
柔道整復師
骨・関節・筋・腱・靭帯などの原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、整復・固定などを行い、人間の持つ回復能力を最大限に発揮させる施術を行う。
鍼灸師
鍼による物理刺激を利用して、灸によるもぐさをツボの上で燃やして温熱刺激を加え、人間が持つ回復能力や防御機能を高めることを目的とする施術を行う。

このような整体師が、専門的な知識と技術を活かし、定期的に情報を共有し合っています。また知識や技術を深める勉強会も行います。

こうすることによって、すべての院で同じ品質の高い最適化されたオーダーメイドの整体をお受けいただけます。

7-2. 根本的な原因を見極める丁寧なカウンセリング

JITAN BODYでは、専門的な知識と豊富な経験を持つスタッフが、一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと詳細な体のバランス評価を行います。

これにより、普段の生活習慣や姿勢など見過ごされがちな問題から、あなたの膝の痛みの根本原因を特定していきます。

【当院のカウンセリング】

初めてご来院される方には、まずカウンセリングシートにご記入いただきます。

 

その後、膝の痛みに関する状態はもちろん、日常生活での姿勢や動作の癖、お仕事内容など、一見すると関係のないと思える情報まで丁寧にお伺いします。

 

写真撮影で全身のバランス(肩、首、全身の見た目など)をチェックします。

また、外反母趾の有無や靴の減り方の左右差、足首の硬さなど、歩行時のバランスに影響を与える要因も細かくチェックしていきます。

こうした多角的な視点からの情報収集により、なぜ膝に負担がかかっているのか、その根本的な原因を特定していきます。

7-3. 痛みのある部分を直接刺激しない安全な施術

炎症している膝を直接刺激せず、足の指やふくらはぎなど周辺部位への施術を行うことで、歩く時の重心移動を改善し、膝への負担を軽減します。

【JITANBODY|施術の様子(姿勢矯正)】

横になった姿勢や座った状態で、オリジナルのJITAN施術をメインに体全体のバランスを整えていきます。

特徴的なのは、痛みのある部分には直接触れない手法で、動きやすい方向や楽な角度に体を誘導することで自然に骨格を調整していく点です。

刺激の少ないソフトな手技とストレッチを組み合わせた施術なので、高齢の方でも安心してお任せいただけます。

7-4. 忙しい方でも通えるたった20分の施術時間

JITANBODYでは、来院から退院までたった20分で効果的な施術を完了いたします。

整体の施術は単に長ければ良いわけではありません。むしろ短時間で的確なアプローチをする方が体への負担が少なく、回復も早いことが10,000件以上の症例から実証されています。

長時間の施術を受けると、無意識のうちに体が緊張し、筋肉が強張ってしまうことで、かえって施術効果が低下してしまうのです。

コンパクトな時間設定により、以下のような効果が得られます。

  • 体への負担を最小限に抑えられる
  • 回復が早まる
  • もみ返しなどの副作用リスクが減少する
  • 忙しい日常の中でも無理なく通院できる

特に、長時間の外出は疲れるという高齢の方でも、体調の良い時間帯に気軽に立ち寄れるのが魅力です。

短時間でも初回から効果を実感していただける方が多く、継続的な改善につながっています。

時間は短くても妥協のない質の高い施術で、あなたの膝の痛みを効率的に改善していきます。

7-5. 膝の痛みが改善されたお客様のお声

ここでは、実際にJITAN BODYで膝の痛みの施術を受けて改善されたお客様の体験談をご紹介します。

多くの方が長年抱えていた膝の痛みから解放され、日常生活の質が向上しています。

これらの声が、同じようなお悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

膝の痛みから曲げることが困難になり、以前はできていた正座が出来なくなり、床に座るのが大変になってきました。 また力も入りにくくなり、床から椅子からも立ち上がることがスムーズに出来なくなりました。

歳のせいかなと諦めていましたが、 歩けなくなることの怖さや起き上がることもままならなくなってしまうのではないかとの不安を感じ、 初めは病院に行きました。 しかし病院では歳のせいと簡単に片づけられてしまい、不安は強くなるばかりでした。

通りがかりにチラシをみて、行ってみようと予約をさせて頂きました。 整体は初めてだったので緊張と不安はありましたが、 初回の施術で痛みが多少緩和され、ここなら今までの不安が解消させるかもと思い続けさせて頂きました。

通い続ける事で、 痛くてできなかった正座が出来るようになり、 本当にうれしく思います。 立つこともスムーズです。 不安がなくなり安心して生活が出来ています。 ここに来て本当に良かったです。

先生のわかりやすい説明もあり、 優しく対応してくれてありがとうございます。
(須藤信子様 70代 女性)
※効果には個人差があります

出典:JITAN BODY

「すっかり膝の痛みが無くなりました」

膝が痛く思うように動くことが出来ずにストレスを感じていた毎日でした。

ここで整体をしてもらい痛みはほとんど感じなくなりまた気にせずに動けるようになりまし
た。

更に痛みが良くなっていくにつれてストレスも減って気持ち的にも楽になりました。身体だけでなく心まで良くなった感じでとても満足しています。

(田村里奈子様 40代 女性)
※効果には個人差があります

出典:JITAN BODY

1年ほど前から左膝が痛くなり、 整形外科で変形性膝関節症と言われ通院しました。

半年ほどは良かったのですが、 また痛みが出て特に階段昇降がきつくなってきました。他の整骨院に1年ほど通って電気や骨盤矯正をしましたが変わらず。

こちらの先生は、話をよく聞いてくださり、 親身になって施術をしてくださり、今まで受けた施術とは全然違う感覚でした。

感覚としては優しく撫でられているような感じでした。 固まっていた筋肉がみるみる内に柔らかくなって行くのがわかりました。

効果が目に見えてわかるので、 早く次の施術を受けたいと思うようになり、しばらく続けて行きたいと思います。

(YIさん 60代 女性)
※効果には個人差があります

出典:JITAN BODY

8. まとめ

この記事では、正座ができない原因と対処法について、以下の内容を解説してきました。

  • 正座ができない4つの主な原因
  • 整形外科を受診すべき症状とタイミング
  • 自宅でできる安全なセルフケア方法
  • 専門家による施術を受ける際の注意点

特に覚えておいていただきたいのは、「年齢だから仕方ない」と諦めないことです。適切なケアと対策により、多くの場合、症状の改善が期待できます。

重要なポイント
  • 正座ができない原因は、単なる年齢のせいではなく、様々な要因が絡み合っている
  • 早めの対処で症状の進行を抑えられる
  • 自宅でのケアと専門家による適切な施術の組み合わせが効果的
  • 正しい生活習慣を心がけることで、予防も可能

まずは、気になる症状がある場合、整形外科を受診して正確な診断を受けることをおすすめします。その上で、この記事で紹介した簡単なストレッチを始めてみてください。

また、根本的な改善をお考えの方は、JITAN BODYでの施術もご検討ください。

ご自身や大切なご家族の膝の痛みは、日々の生活に大きな影響を与えるものです。この記事が、正座の痛みに悩む方々の不安を少しでも和らげ、改善への第一歩となれば幸いです。

和室でのくつろぎや大切な行事でも、膝の痛みを気にせず過ごせる毎日に向けて、JITAN BODYがお手伝いできることを心より願っております。

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