慢性的な肩こりは温めるのが正解！温めNGの場合も解説

「このつらい肩こりを今すぐどうにかしたい」
「肩こりって温めるといいって聞いたことがあるけれど、本当にそうなの？」

そのように、肩のこりやはりなどの症状を早く改善したいものの、温めるのは本当に効くのか疑問に思っていませんか。

結論として、慢性的な肩こりは、温めることによって症状の緩和効果があります。

理由として、肩こりの原因は筋肉のコリや血行不良であるため、温めることで血行がよくなり、筋肉の緊張がほぐれるからです。

この効果については、名寄市立大学保健福祉学部看護学科と旭川医科大学部看護学科の共同研究による「肩こり女性の肩甲部蒸気加温における温熱効果」でも確認されています。

ただし、いくら温めても、肩こりがよくならない場合があります。

実は、肩自体に原因があるのではなく、手や腕の使い過ぎや、骨盤の歪みなどから肩こりになっていることもあるのです。そのような場合は、根本的な原因を直さない限り、繰り返し肩こりに悩まされてしまうでしょう。

そこで本記事では、肩こりの症状に応じた温め方の判断基準や、温める方法、温める際の適切な時間や頻度まで、詳しく解説します。

また、温めても治らない肩こりへのアプローチについてもお伝えします。

正しい知識を身につけることで、肩こりの改善が期待できますよ。

つらい肩こり症状を楽にするためにも、最後まで読んで、ぜひ参考にしてくださいね。

1.慢性的な肩こりは温めることで緩和できる

結論として、慢性的な肩こりは適切に温めることで症状を緩和できます。

温める効果は、主に以下の3つです。

温熱療法が肩こりの改善に有効であることが、名寄市立大学と旭川医科大学の共同研究チームが発表した論文で、科学的に証明されています。

この研究では、肩こりを抱える女性8名を対象に、蒸気温熱シートを使用して30分間の温熱効果を調査しました。

以下、研究でわかった具体的な効果です。

【温熱療法による肩こりへの具体的な効果】

参考：名寄市立大学保健福祉学部看護学科と旭川医科大学部看護学科の共同研究による「肩こり女性の肩甲部蒸気加温における温熱効果」

特に注目したいのは、筋肉の血流増加は「こり」の緩和に、皮膚の血流増加は「はり」の緩和に、それぞれ密接に関連していると判明したことです。

これは、温めることで得られる効果が、「なんとなく効いているな」といった個人的な感想だけでなく、科学的な根拠があることを示しています。

ただし、すべての肩こりに対して、温めるのが正解というわけではありません。

次の章では、温めてはいけない場合について詳しく解説していきます。

2.四十肩などで痛みを伴う肩こりは冷やすべき！ 

急性の痛みを伴う肩こりや四十肩・五十肩は、温めると逆効果になることがあるので注意しましょう。

特に以下のような症状がある場合は、冷やす必要があります。

痛みがある際に冷やす理由は、これらの症状の多くが「炎症」を伴っているからです。炎症している時は、血流量が増加し、はれや発熱、痛みを起こしています。

この時期に温めるとかえって炎症反応を強めてしまい、症状が悪化する可能性があるため、肩こりで痛みを感じている場合は冷やしましょう。

3. 肩こりを温めるのに効果的な方法

自宅で手軽に肩を温める際は、以下のような方法が効果的です。

以下の表では、手軽に試せる順番に紹介していますが、効果的には入浴が一番おすすめです。

【肩こりを温める方法一覧】

それぞれ、下記の温める目安時間と頻度を参考に肩を温めましょう。適切な時間と頻度で温めることにより、肩こりの緩和効果をしっかり引き出せます。

【温める目安時間と頻度】

温める方法		温度	1回の時間目安	1日の頻度
	蒸しタオル	40〜60℃程度	10〜15分	1〜3回（最低1回するとよい）
	温熱シート	約40℃	5～8時間20分程度※種類によって異なる	1〜2回（最低1回するとよい）
	貼るカイロ	約40℃～50℃前後	10時間程度	1回
	電気肩パッド	35℃〜60℃程度	20〜30分	1回
	入浴	38〜40℃のぬるめのお湯	15〜20分	1回

以下、それぞれの方法について詳しく紹介します。

3-1. 蒸しタオル

蒸しタオルは、自宅で簡単に肩を温める方法として広く利用されています。

タオルを温めて肩に乗せることで、手軽に肩の筋肉をリラックスさせ、血流を改善できます。

使用頻度としては、1日1〜2回を目安に、以下の手順で行いましょう。

電子レンジで温めた直後は、タオルが熱くなっている場合があるので、必ず温度を確かめてください。

熱いタオルを直接肌に当て続けると低温やけどの恐れもあるため、加熱後はすぐ肩に乗せず、少し広げてパタパタと空気に触れさせて、温度を調節するとよいでしょう。

3-2. 蒸気温熱シート

蒸気温熱シートは、ドラッグストアなどで手軽に入手できる商品です。蒸気で筋肉の深部まで温めるため、肩こりの緩和に効果的です。

商品に記載されている方法と時間を守って使用しましょう。

以下のように使う商品が一般的です。

1. パッケージを開けてシートを取り出す
2. 肌に直接貼り、じんわりと温める

蒸気温熱シートを直接貼って使うので、仕事中や家事をしながらでも温められて便利です。

また、肩の筋肉の深部までじっくりと温めるので、冷えが原因の肩こりにも効果が期待できます。 

他には、小豆やセラミックが入っている袋をレンジで温めて使う商品もあるので、好みに応じて使うといいでしょう。

3-3. 貼るカイロ

貼るカイロも、手軽に肩こりを温められます。肩だけでなく、首や肩甲骨まわりなど、自分が温めたい場所に貼れる点も便利です。

種類によって約40度～50度前後など、さまざまあります。温度が高いタイプのものは、肌に直接貼らないようにしましょう。

手のひらサイズや、肩に使える大きなサイズ、また、貼らずに首からかけるタイプのカイロもあるので、使いたい範囲に合わせて大きさや種類を選べます。

ただし、貼るカイロを貼りっぱなしにするなど、同じ場所に当て続けると低温やけどになる恐れがあります。以下の点に注意しながら使用しましょう。

1. 直接肌にあてない。
2. あたっている場所を圧迫しない。
3. 一ヵ所に長時間当てない。
4. 熱いと感じたときはすぐにはずす。
5. 就寝時の使用の際は注意する。

3-4. 電気肩パッド

電気肩パッドは、温度調整が可能で安全性の高い温熱器具として人気があります。

マフラー型やベスト型、首にかけるタイプのものなど、さまざまな形状の商品が出ており、自宅だけでなく外出先でも使えます。

以下、一般的な電気肩パッドの特徴や選び方のポイント、注意点などをまとめました。

どの形にするかは、使う環境に合わせて選びましょう。

例えば、オフィスでの使用を考えている場合は薄めのマフラー型が、自宅でじっくり使用する場合はベスト型が適しているかもしれません。

あまり重量があるものだと肩に負担がかかるので、店頭で実際につけてみたり、「軽量設計」と書かれているか確認したりするようにしましょう。

重さを感じる感覚は個人差がありますが、軽量タイプのものだと200g前後の商品もあります。また、安全性の点から、必ず説明書に記載された使用方法を守り、特に水まわりでの使用は避けましょう。

温度設定も、肌の状態や体調に合わせて適切に調整することで、より効果的が実感できます。

3-5. 入浴

入浴は、肩だけでなく全身を温めることでリラックス効果を高めます。

38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分程度浸かると、肩の筋肉がほぐれやすくなります。

入浴剤を使用することで、さらに血行促進やリラックス効果が期待できますよ。

以下、入浴する際の適性温度や時間、効果を高めるポイントや注意点などをまとめました。

肩こり改善のための入浴は、適切な温度と時間を守ることが重要です。

特に40℃前後のぬるめの温度が血行促進に効果的です。42℃以上の熱い湯は逆効果となる可能性があります。

また、入浴中の軽いストレッチは筋肉の緊張をほぐすのに役立ちますが、無理のない範囲で行うようにしましょう。

体調が優れない時は控えめにするなど、その日の体調に合わせた入浴を心がけることが大切です。

4.肩こりを温める際はそれぞれの方法ごとに時間や回数を守ろう

ここまで、肩こりは温めると緩和が期待できることや、温める方法をお伝えしました。

肩こりを温める時は、必ず適切な時間と回数を守ってくださいね。

なぜなら、低温やけどのリスクがあるからです。

公益財団法人 日本医療機能評価機構「第63回報告書「分析テーマ」」によると、医療現場でも、温めたタオルによる熱傷に関連した事例が紹介されています。

肩を温める時は、必ず温度や時間を確認し、無理のない頻度で継続しましょう。

次の章で、それぞれの詳しい方法について見ていきます。

参考：公益財団法人 日本医療機能評価機構「第63回報告書「分析テーマ」」

5.温めても肩こりが治らない場合、真の原因は姿勢の悪さ

ここまで、肩こりは温めるのが効果的であることをご紹介しました。

しかし、温めた時は血流がよくなり、症状がよくなったと感じても、しばらくすると再び肩こりに悩まされるのを繰り返していませんか？

肩こりを根本的に改善するには、温めるだけでなく【姿勢の悪さを解消することが不可欠】です。

なぜなら、肩こりは肩が原因ではなく、悪い姿勢が真の原因であることも多いからです。

姿勢が悪いと、肩や背中、骨盤に余分な負担をかけ、筋肉の緊張や血行不良を引き起こします。

姿勢が悪くなる主な原因としては、巻き肩、そり腰、骨盤の歪みが挙げられます。

悪い姿勢を放置しておくと、単なる「こり」や「はり」だけでなく、筋肉が固まって根本的な改善が難しくなる恐れがあるのです。

​​​​	悪い姿勢の種類	特徴	原因
	巻き肩	肩が内側に巻き込まれた状態で、猫背に似た姿勢	パソコン作業やスマートフォンの使用が原因となることが多い
	そり腰	腰が過剰に反り返った状態で、腹筋が弱まり背筋に負担がかかる	長時間の座位や運動不足が原因
	骨盤の歪み	骨盤が前傾、後傾、あるいは左右に傾いている状態	不適切な座り方や歩き方が原因

悪い姿勢を放置しておくと次のような問題が生じる可能性があるため、まだ筋肉が柔軟なうちに対策することが大切です。

• 慢性的な肩こりや腰痛
• 強烈な痛みや炎症
• 筋力低下や可動域の減少
• 日常生活への支障

6. 肩こりの根本原因を見つけるなら経験豊富な専門家に見てもらうのが早い

これまで解説してきたように、肩こりには温めるケアが効果的です。

しかし、以下のような状態が続いている場合は、より専門的なアプローチが必要かもしれません。

このような症状が続く理由として、以下のような要因が考えられます。

• 姿勢の歪みを自分では正確に把握できていない
• 体の使い方の癖に気づいていない
• 根本的な原因が別のところにある
• 適切なケア方法がわからない

特に、慢性的な肩こりの場合、原因が複合的なことが多く、根本的に改善するためにはどうすればいいのか、自分ではわからないこともあるでしょう。

肩こりが慢性化している場合は、早めに専門家のアドバイスを受けることで、肩こりの悪化を防ぎ、改善が期待できますよ。

専門家を選ぶ際は、どの部分がどのようにゆがんでいるのかなど具体的に詳しく教えてもらえるなど、納得のいく説明をしてもらえるところがおすすめです。

7. 肩こりケアをより効果的に！JITANBODYのお試しキャンペーン

ここまでお伝えしたように、肩こりを根本的に改善するためには、その人の体の状態や原因に合わせた最適な方法でアプローチする必要があります。

JITAN BODY整体院では、最初に丁寧なカウンセリングを行い、国家資格を持つ専門家が肩こりの本当の原因を探ったうえで施術を行うので、根本的な改善につながるのです。

以下、JITAN BODY整体院の施術の流れをご紹介します。

7-1. JITAN BODYのカウンセリングの流れ

まずは、カウンセリングで、あなたの症状や生活習慣を詳しくお聞きします。

じっくりと時間をかけてカウンセリングを行うことで、根本的な原因を改善するための最適な施術をご提案できます。

一般的な問診は10分～15分程度ですが、JITAN BODYでは、初回のカウンセリングに20分～30分と、時間をかけて丁寧に体の状態を確認。始めにしっかりと状態を見極めていくことで、根本的な原因を探れるのです。

カウンセリングの際、施術前の体の状態を写真に撮って確認するので、自分も客観的に今の状態がわかります。

さまざまな方向から写真を撮った後は、体の歪みなどがないか確認します。

自分では気づいていなかった、日頃の体の使い方の癖なども、カウンセリングで明らかになりますよ。

7-2. 経験豊富な国家資格保持者が、あなたの体に合わせたオーダーメイドの施術を提供

JITAN BODYのスタッフは、全員が経験豊富な国家資格保持者です。

これらの資格を取得する過程で、全スタッフが人体の構造や機能を学ぶ「解剖学」をしっかりと修得。

体の仕組みを理解したプロフェッショナルだからこそ、症状の原因を的確に見極め、効果的な施術を提供できます。

そして、各分野のエキスパートたちが情報を共有し合い、研鑽を重ねることで、お客様に合ったオーダーメイドの整体を実現しているのです。

7-3. あなたの貴重な時間を有効に！時短施術だから通いやすい

「整体に通いたいけど、時間が取れない…」という方のために、JITAN BODYでは、1回わずか20分の時短施術を実現しました。

実は、1時間もみ続けるなど、体を長時間施術することは、かえって体への負担を強めてしまうのです。JITANBODYでは、解剖学的な理解に基づく的確な施術により、短時間でも高い効果を実感いただけます。

さらに完全予約制で待ち時間がないので、限られた時間を最大限有効に使えますよ。

現在、JITAN BODY整体院では、現在、通常7,000円のプレミアムコースを、特別価格1,980円でご体験いただけるキャンペーンを実施中です。

施術では、正しい温め方やストレッチ方法もお伝えしますので、自宅でのセルフケアもより効果的に行っていただけます。

7-4. 「長年悩んできた肩こりが改善した！」お客様の口コミ

以下、「JITAN BODY 整体院 」で施術を受け、肩こりが緩和した方の口コミを一部ご紹介します。

経験豊富な有資格者による施術で、あなたの肩こりの根本原因を見つけ、効果的なアプローチや改善方法をご提案します。

下記から簡単にご予約できますので、快適な日常生活を取り戻すためにも、まずは一度、ご体験ください。

8. まとめ

本記事では、肩こりを温める効果と、効果的に温める方法について紹介してきました。

温めることで血行が促進され、こりや張りが緩和されることは、研究でも実証されています。

ただし、肩こりの原因は一人ひとり異なり、姿勢の癖や普段の生活習慣など、さまざまな要因が複雑に絡み合っているのです。

JITAN BODY整体院では、そうした個人差にしっかりと向き合い、あなたに最適な肩こりケアをご提案します。

ぜひお試しキャンペーンで、プロの施術を体感してみてください。